◎輝く島原人 THE SCENE Vol.04 島原に生きる  広報しまばらでは、生き生きと活動し、楽しみながら社会に貢献する人生の達人たちを「輝く島原人」として紹介しています。  第3回目は「健康で長生きできることは幸せ!」と、中岡洋藏(なかおか ようぞう)さん(86)を紹介します。 (写真1)ボウリングのボールを投げている中岡さん  昭和6年、7人兄弟の3番目として、島原市湊町に生まれる。父は、第3・4代島原市長の中岡秀藏(なかおかしゅうぞう)氏。高校まで市内で育ち、高校卒業後は、長崎県庁に入庁し、広報課、漁場整備室、県立島原温泉病院などを経て昭和61年から平成元年3月まで島原振興局総務課長を務める。定年退職後は、有明町商工会事務局長や市内の福祉施設の施設長を務め、現在でも、福祉施設の監査を務めている。一方で、40代のころに出会ったボウリングを現在も続けており、島原市ボウリング協会会長として、ボウリングの普及と振興にも取り組んでいる。新山二丁目在住。 (写真2)ボウリングを持って笑顔の中岡さん ▼市内最高齢ボウリングプレーヤー  市内のボウリング場で背筋が伸び、元気にボールを投げている人がいます。86歳で市内最高齢のボウリングプレーヤーの中岡さんです。  40代のころ、子ども会のボウリング大会に出場したときに優勝したことがきっかけで、その後も健康づくりの一環として始めたそうです。「継続は力」という中岡さん。「県庁に勤めていたころは、仕事が終わった後や休日に10ゲーム以上ボウリングをやっていました。全日本シニアボーリング大会には、平成20年以降毎年参加し、昨年、10回目の出場となり表彰も受けました。ボウリングは全身運動で、特に足腰が丈夫になります。また、ボウリング場のレーンは、毎回、オイルの塗り具合が違うので、レーンの状態を見極めて、考えながらボールを投げるため、頭の活性化にもつ ながります。ボウリングのおかげで健康で元気に過ごせています」と話してくれました。 (写真2)県展で知事賞を受賞した作品と全日本 ボウリング協会の優秀会員章を手にし て写る中岡さん ▼ボウリングの魅力  現在、島原市ボウリング協会の会長を務めている中岡さんは、今でもボウリングがうまくなりたいと、上手な人に話を聴いたり、そばにいってボールを投げるフォームを観察したりするそうです。中岡さんにボウリングの魅力を伺うと「小学生から高齢者まで男女を問わずできるスポーツです。みんなでわいわい言いながら手軽に楽しむことができ、さらに達成感を味わうことができるスポーツ、それがボウリングです。そして、一番の楽しさは、一球で10本すべてのピンを倒すストライクを取ること。ストライクをとったときの爽快感はとても気持ちの良いものです」と笑顔で答えてくれました。 ▼家族のサポートに感謝  凝り性だという中岡さんはカメラも趣味です。県展の写真の部で知事賞など、数々の賞を受賞しています。知事賞となった写真は、大分県で川の中に入り、ひたすらトンボが来るのをじっと待って撮影した写真だそうです。中岡さんは、「こうして、健康で自分の好きなことができるのも妻と娘のおかげです。妻は料理が好きで、栄養を考えてバランスの良い食事を作ってくれます。娘も健康管理には心掛けてくれます。健康で長生きできることは幸せと思えるのは、妻と娘のサポートがあったからこそ」と家族への感謝の気持ちを語ってくれました。 ▼自身のこれから  「これから先もすばらしいボウリング仲間からアドバイスを受けながらレベルアップを目指していきたい。そして、ボウリングの楽しさを皆さんにも伝えていきたいです。気軽に皆さんもボウリングを楽しんでください」と目を輝かせながら話してくれました。