◎いま、眉山は ▼眉山の現状  6月29日の大雨では、時間雨量80 ミリを超える猛烈な雨となり、市内でも家屋への浸水被害が発生しました。その後の7月の大雨で眉山では土砂の移動があり、0 渓や4渓では表面剥離が拡大しました。また、6 渓治山ダムなどでは土砂の流入の増加が確認されましたが、これまでの治山施設や砂防施設の整備により民有地への被害はありませんでした。今後も、国や県と連携を図りながら、監視体制をさらに強化し、市民皆さんが安全・安心に暮らせるよう、計画的に治山施設や砂防施設が整備されていく予定です。 ▼まずは、「自助」から  平成30年7月豪雨では西日本の広い地域で甚大な被害をもたらしました。数十年に一度の規模と想定される大雨特別警報が実に11 府県で発令され、全国で多くの人が犠牲になりました。  市でも例外ではなく、豪雨をもたらした雨雲が少し南下していた場合、災害となった可能性がありました。  市民皆さんには、日ごろから防災に対する情報に関心を持っていただくとともに、家族で避難する場合の連絡手段などについて話し合うなど、まずは、自分の身は自分で守る「自助」に心がけてください。 ▼問い合わせ先 市民安全課(68-1111 内線241) (写真1)4渓の表面剥離 (写真2)0渓の表面剥離 (写真3)4渓・5渓の治山ダムでは、6月29日の大雨により土砂が流入しました (写真4)6渓治山ダムでは土砂の流入が増加していますが、下流域にさらに1基の治山ダムが整備されており、民有地への流出を防いでいます (写真5)7渓の導流堤では、流路疎通工が整備され民有地への流出を防いでいます (写真6)昨年度、1・5mの嵩上げ工事が完成した鮎川上流の砂防ダム ▼市長コラム 古川 骼O郎  「早めの避難行動を」  6月末から7月7日にかけての集中豪雨は幸いにも本市では大きな被害はありませんでしたが、西日本を中心に全国各地で甚大な被害が出ました。  今回感じたことは、気象庁や自治体が雨量予測によって避難指示や勧告を周知しますが、住民の方が「今まで大丈夫なので、今回も良かろう」と判断し、避難行動を取らなかったことが災いしたと思います。  これから台風シーズンです。難しい判断ですが、異常気象が多発する中、今後、市が出す情報などに十分気を付けていただき、万が一に備えて早めの避難行動をお願いします。そして、「自らの安全は自ら守る。お互い助け合って守る」を念頭に地域ぐるみで声を掛け合って早めの行動をよろしくお願いします。