◎新年のごあいさつ 島原市長 古川骼O郎 街が賑わい人がふれあい支えあう市民が主役の島原へ 新年明けましておめでとうございます。 市民の皆様には、ご家族お揃いで輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。 昨年は皆様にとりまして、どのような年であったでしょうか。 ▼半島に2つのユネスコプログラム  昨年は、「島原半島ユネスコ世界ジオパーク」が再認定を受けることができました。また、これを後押しするように雲仙岳災害記念館(がまだすドーム)が4月にリニューアルオープンし、これまで以上に多くの皆様に訪れていただいております。  そして昨年はもうひとつ、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」がユネスコの世界文化遺産として登録され、南島原市の原城跡も構成資産としてその価値が世界に認められ、これで島原半島に2つのユネスコのプログラムが存在することとなりました。  これは、私たち島原半島に住むものの誇りであり、今後こうした地域の強みを生かし積極的に国内外の誘客や交流人口の拡大に努めてまいります。 ▼新庁舎建設  庁舎建設につきましては、昨年末までに基礎工事がほぼ完了し、いよいよ5階建ての建設工事が始まります。本年も引き続き新庁舎の建設に取り組んでまいりますので、市民の皆様にはご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 ▼兄弟姉妹都市  昨年11月は、姉妹都市提携35周年を記念して京都府福知山市から約80人の訪問団が本市を訪れ市民皆様と交流を深めたところであります。本年は、兄弟都市である大分県豊後高田市と提携50周年の記念の年を迎えます。これから豊後高田市と記念事業について調整してまいります。 ▼まち・ひと・しごと創生総合戦略の推進  昨年は、とりわけ「移住・定住・婚活」を最重要テーマに掲げ、その中で「しまばら大婚」大作戦がスタートし、本市の農業の後継者をはじめとした男性の魅力アップやさまざまなイベントを通して徐々にその効果が表れているところでございます。  引き続き、「しごとをつくり安心して働けるようにする」、「新しい人の流れをつくる」、「若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる」、「時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守る」この4つの柱を中心に島原市まち・ひと・ しごと創生総合戦略を鋭意推進してまいります。 ▼島原城築城400年  昨年発足しました島原城築城400年記念事業実行委員会を中心として、市民の皆様とともに築城400年となる2024年を見据えた観光、歴史、景観を一帯とした事業計画の策定や各種事業の推進を図ります。 ▼ラグビーワールドカップ  本年は、「ラグビーワールドカップ2019日本大会」が9月20日から11月2日までの間、国の誇りをかけた熱い戦いが日本各地で繰り広げられます。昨年トンガ王国の公認キャンプ地として決定した本市にとりましても市民皆様をあげて大会を盛り上げるとともに、心温まるおもてなしでトンガ代表チームの受け入れについて万全を期すよう努めてまいります。 ▼新しい時代へ  そしていよいよ本年は、平成から新しく元号が変わる年であります。平成の時代、本市においては、とりわけ雲仙・普賢岳噴火災害をはじめ有明町との合併など30年余りで地勢が大きく変わり、そして近年ではインターネットやAI、IoTなどの情報技術の普及・発展により、私たちの生活も劇的に変わろうとしています。 新しい時代の幕開けがすぐそこに迫っております。故郷が未来永劫輝き続けることを願いながら「心機一転」各種事業に市政の舵取り役として全力で邁進してまいりますので大変厳しい財政状況下ではありますが、「街が賑わい、人がふれあい、支えあう市民が主役の島原市」を市民皆様とともに創りたいと考えておりますので、皆様方のさらなるご支援、ご協力をお願い申し上げます。  結びに、皆様にとりまして、本年が素晴らしい年となりますよう心から祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。