◎新成人者と市長との座談会 (写真1)座談会終了後、各地区代表者14人(男性7人、女性7人)と市長、しまばらんと一緒に記念撮影 (写真2)参加者を前に、座談会の開会あいさつをする古川市長 (写真3)座談会で市長に意見を述べる参加者の皆さん (写真4)座談会で発言する参加者14人と古川市長 ※座談会の発言順番は次のとおり(敬称略) (有明地区)男性:長谷川 倫太郎(はせがわ りんたろう)、女性:坂田 美穂(さかた みほ) (三会地区)男性:福島 誉也(ふくしま たかや)、女性:田浦 侑奈(たうら ゆな) (杉谷地区)男性:橋本 卓明(はしもと たかあき)、女性:吉田 菜々(よしだ なな) (森岳地区)男性:吉田 翔(よしだ かける)、女性:三原 菫(みはら すみれ) (霊丘地区)男性:小田 直樹(おだ なおき)、女性:中野 綾香(なかの りょうか) (白山地区)男性:長池 要(ながいけかなめ)、女性:原田 りお(はらだ りお) (安中地区)男性:大嶌 太智(おおしま たいち)、女性:佐藤 綾(さとう あや) (島原市長)古川骼O郎(ふるかわりゅうざぶとう) (市長)  新成人、誠におめでとうございます。島原に対する皆さんの思い、そしてこれから島原にどうあってほしいか、皆さんが日ごろ感じている率直な意見を聞かせていただき、これからの島原市政の運営の参考とさせていただきたいと思います。 ▼自分を漢字一文字で表すと  (長谷川) 『熱』です。大学2年生になり、大学での研究活動と體たいいくかい育會剣道部の活動を今まで以上に熱量を持って取り組めているからです。 (坂田) 『感』です。相手の気持ちや考え、自分が何かをやっている時の意味や意義を感じ取ることが以前より上手くできるようになったことや長所である感性の豊かさを自分なりに育み続けられているからです。 (福島) 『成』です。社会人1年目で、たくさんのことを学んで成長できたと思ったからです。 (田浦) 『進』です。社会人になって学んできたことを生かしながら、何事にも前向きに取り組んでいきたいからです。 (橋本) 『飛』です。語学力や主専攻の学問などに磨きをかけ、スキルが飛躍的に伸びた一年でした。また、海外へ旅行だけでなく日本文化の交流で行くこともあり、海外の友人が多くできたので、物理的な飛ぶという意味でもこの漢字がふさわしいと思ったからです。 (吉田菜) 『成』です。20年を振り返り、成長を感じる一方、まだまだ成長途中でこれから、さらなる成長を目指して、いろいろなことに取り組んでいきたいと思ったからです。 (吉田翔) 『自』です。大人になると人生の選択が増えてくるので、その中で自分がどんな状況でも、自立して冷静に対応できるようになりたいと思ったからです。 (三原) 『柔』です。大人の入口に立ち、一つの視点からだけでなく、柔軟に多角的な姿勢で物事を見なければいけないと思ったからです。 (小田) 『晴』です。成人式を終え晴れ晴れと、さわやか気持ちになり、新たなスタートラインに立って、さまざまなことに挑戦していきたいと思ったからです。 (中野) 『挑』です。学園祭でのコスプレダンスやアルバイトを始めたりと新しいことに挑戦しています。これからもさまざまなことに挑戦し続けていきたいと思ったからです。 (長池) 『勉』です。来年の国家試験に向け勉強中で、これからもレベルアップが必要と思ったからです。 (原田) 『挑』です。大学でのフランス語の勉強をはじめ、将来の夢であるアナウンサーの一歩となるマスコミ関係のことや、学生にしかできないことにたくさん挑戦しているからです。 (大嶌) 『極』です。職活や部活、卒研な ど積極的に行えたことが、エンジニアとして極めていくための重要な土台作りとなったと思ったからです。 (佐藤) 『進』です。成人を迎え、大人としての責任を持ち、これからたくさんの経験を得て、何事にも前向きな気持ちで進んでいきたいと思ったからです。 (市長) 『新』です。4月1日には新元号が発表されます。また、市役所庁舎が約70年ぶりに建て替えられ、新庁舎が完成する年でもあります。    新しいことに切り替われるときは、自分の心も新しいスイッチを押すことができます。自分の経験をもとに、好奇心を持って、さらに新しいものに挑戦して、学びながら、自立の気持ちを持って頑張っていこうと思います。 ▼島原のここが好き。ここが自慢(移住・定住・婚活アイデア) (長谷川)  グローバル化が進む中、日本らしさの文化が注目されているので、他の地域にない城下町を生かしたPRが必要だと思います。 (坂田)   古き良き時代の名残や懐かしさを感じさせる町並みや風景など、俗世から切り離されたように感じるところが島原の好きなところです。 (福島)  名水百選に選ばれた水のまちをもっとPRして観光客を増やしていけばいいと思います。 (田浦)   島原城や武家屋敷など趣のある建物があり、観光客も増えているので、しまばらんをもっと前面に出してPRをしたらいいと思います。 (橋本)  交通の便はよくないですが、島原は生活しやすいところです。水がきれいというのは、国内外を問わず他の地域から見ると魅力があります。 (吉田菜)  時間の流れと街並み、人の近さが好きです。島原は時間の流れがゆっくりで、山や海があり落ち着きます。 (吉田翔)  観光地があり、水や空気、食べ物がおいしく、自然豊かなジオパークがあるところが自慢です。 (三原)  市民が地元に誇りを持っていることが素晴らしいです。地域の中だけではなく、市民全体でPR活動を活発化させることが、島原を知って もらうきっかけになると思います。 (小田)  豊かな自然や水がきれいなところが自慢です。テレビ番組などで島原を取り上げてもらい、興味を持ってもらうことが移住につながると思います。 (中野)  歴史的情緒のある島原で育って良かったです。歴史的な建造物が残っていて観光客が訪れやすい場所や、島原の乱で知名度があるので、歴史的建造物を中心にスマホでの案内音声や、VRを取り入れたタイムスリップ体験ができるようになると、もっと観光客が増えて移住したい人も出てくるのではないかと思います。 (長池)  まちの至るところに湧水があるところが自慢です。 (原田)  自然溢れる素晴らしい城下町が自慢です。都会では知名度が低いので、もっと島原を知ってもらい、観光客を増やすために、たくさんのメディアを活用して、島原の良さをPRしていくことが大事だと思います。 (大嶌)  城下町で、湧水や温泉など自然を生かしたまちであり、宿泊やスポーツ施設の充実は魅力的で自慢です。復興アリーナを利用した野外フェスを行い、出店で地元の名物を販売すれば活性化につながると思います。 (佐藤)  食べ物や湧水などの自然に恵まれた町で住みやすい環境が自慢です。しかし、もっと若者が戻ってこれるようなまちづくりが必要だと思います。 (市長)  都会を離れて、水や空気がおいしく、子育て環境が良いところで仕事をしながら田舎暮らしをしたいという世代が増えつつあります。インターネットを使うと、都会と田舎で同時進行の仕事ができます。地方で暮らしながら新しいことにチャレンジすることができる時代です。 田舎の良さを生かして、都会に負けないだけの情報発信力を持ったまちづくりを進めていく必要があると思います。 ▼興味や関心のあること (長谷川)  地域活性化です。地域それぞれの状況やニーズが違うので、地域の実情を理解した上で何ができるか考えることが楽しみです。 (坂田)  なぜ、キリスト教が島原に強く根付いたのか、また、どのようにして民衆はキリスト教へと導かれたのかなど、島原とキリスト教の関わりについて関心があります。 (福島)  昨年、西日本豪雨や北海道地震など災害が多かったので、もし、地元で災害が起きた時の避難方法や対策方法に興味があります。 (田浦)  食品関係の地元企業に就職したので、自社製品をもっと地元の人に知ってほしいです。 (橋本)  コーヒーづくりが趣味です。世界的にも人気の飲み物で、海外からの留学生たちに気軽に振る舞えたりするので、友人づくりに活用しています。 (吉田菜)  オーケストラです。大学の交響楽団というサークルに所属して活動しています。オペラの曲が私のブームです。授業の空き時間など暇されあれば練習しています。とても忙しいですが、オーケストラのおかげで充実しています。 (吉田翔)  島原のジオパークに興味があります。今まで島原の町を嫌になったことが一回もないので島原のことをもっと知り、ボランティアガイドとして多くの人にジオパークの魅力を広めていきたいという思いで勉強しています。 (三原)   島原のPRです。2019ANAのカレンダーの一つに島原城が採用されたので、もっと島原をPRして全国に広まっていけばいいと思います。 (小田)  消費税10%への引き上げの問題です。キャッシュレス決済で5%を還元するなどの対策が検討されてますが、特に地方は決済システムなどの設置費用の負担が大きく還元がしっかりできるか不安です。また、消費も冷え込みそうで心配です。 (中野)  医療系の大学に通っているので、島原の地域医療の実態がどうなっているのか興味があります。チーム医療が台頭してきている中で、自分の職種では、どのようにすれば患者により良い治療ができるのかを考えていきたいです。 (長池) 東洋医学は、西洋医学と違って、体質などが関係してくるので興味があります。 (原田)  テレビ業界に関心を持っています。テレビは多くの情報を視聴者に伝えています。しかし、SNSが発達し、テレビ離れの若者が増える状況に少し違和感を感じています。この状況を変えるべくテレビ業界が、今後どのように動いていくのかを注目しています。 大嶌 今年、ラグビーのW杯が日本で開催されるので日本代表のテストマッチに興味があります。また、トンガ王国代表のキャンプが島原であるので楽しみです。 (佐藤)  自衛隊のことを知ってもらうために、地域の人との交流や、自衛隊の仕事を体験してもらいたいです。 ▼将来に向けての抱負 (長谷川)  地方の視点や思考を持った国をリードできる仕事をしたいです。目標は大学剣道日本一になることです。 (坂田)   大学生活で興味・関心があることや挑戦してみたいことに積極的に取り組み、知見を広げて、得た知識や経験をより良い社会づくりや自分の成長に生かせるよう頑張っていきたいです。 (福島)   家業の経営規模を拡大して、大型機械を導入し、大規模農業をしていくことが目標です。そして、島原の農作物を知ってもらい、若い農業者が増えるように頑張っていきたいです。 (田浦)  社会人になり、さまざまな面で成長することができました。初心を忘れず頑張っていきたいです。 (橋本)  将来は大学で教べんを取るつもりです。英語でのコミュニケーションができるので、日本での就職にこだわる必要はないと考えています。 (吉田菜)  大学で社会教育を学び、さまざまな年代の人が、生涯学び続けるための環境づくりをサポートしていきたいです。 (吉田翔)  将来の夢は親孝行することです。子どものころに両親に何度も助けられているので、両親の生活を支えてあげれるようになりたいです。 (三原)  大学生活で悔いのないように学び、将来について考える機会を大事にして自分の成長の糧にしたいです。 (小田)  将来、人の役に立つ仕事に就きたいです。これまで、多くの人たちに支えられて大きくなれたので、今度は自分が、誰かを支える側に立ちたいです。 (中野)  将来、臨床検査技師になって、患者の病気の原因を特定し、より良い治療を受けられるようにサポートしたり、大学で専門知識を学び、医療者や患者に信頼される臨床検査技師を目指して頑張りたいです。 (長池)  鍼灸師になるため、来年の国家試験で合格し、都会で修行して最終的には地元に戻って頑張りたいです。 (原田)  報道、バラエティ、スポーツなど色んなジャンルに対応でき、たくさんの人から支持されるアナウンサーになることが夢です。そして、自分らしさを大事にさまざまなことにチャレンジしていきたいです。 (大嶌)  これまで化学分野を学んできました。4月に就職するので立派なエンジニアとして研究・技術開発に熱意を持って、グローバルに活躍していきたいです。 (佐藤)  自衛隊に入隊して、未だ災害派遣などで活躍したことがないので、今後大きな災害が起きた時には、たくさんの人を笑顔にできるように、日々の訓練を頑張りたいです。 (市長)  本日は、20歳を迎えられた皆さんと有意義な懇談ができましたことを大変うれしく思います。  皆さんはこれから国内のみならずグローバルに自らのチャンスを広げて引き出しをたくさん持った人になってほしいと思います。  皆さんの今後のご活躍を心から期待します。そして、限りない成功をお祈りします。