ふるさと再発見  宗門御改影踏帳(しゅうもんおんあらためかげふみちょう) 今回紹介する『影踏帳』は、通常「かげふみちょう」と呼んでいますが、「絵踏」から連想して「えぶみちょう」とも読めそうな資料です。1613年(慶長18)、江戸幕府はキリスト教を禁止する法令(禁教令)を発布し、教会の破却や宣教師の追放が実施されるとともに、キリシタンの摘発を目的とした宗門改が行われました。その中で、聖画などを踏ませる絵踏(影踏)を行い、キリシタンでないことを証明させました。  ちなみに、その踏ませる絵のことを「踏絵」といいます。  島原では当初、毎年正月と7月に宗門改が行われていましたが、後に正月のみに行われるようになります。宗門改は町や村毎に実施されますが、影踏帳は町・村の中の組や名(みょう)毎に宗派別に作製されます。各檀家の名前、出生地、年齢の書上と押印をし、その人たちが全てキリシタンでないということを檀那寺(だんなでら)が証明したうえで宗門方の役人に届け出る形を取ります。そのため、当時の領内における家族構成や人口などを知る手がかりにもなるのです。  写真は1832年(天保3)作製の、隈田村里坊名(くまだむらさとぼうみょう)(今の南島原市西有家町)の曹洞宗のものです。裏紙を再利用しており、村で保管する控として作製されたものなのでしょうか。控にしては、押印されているのが気になる資料です。 (松平文庫学芸員 吉田 信也) (写真 松平文庫蔵) クローズアップ ヨガサークル (写真)集合写真  今回、紹介するのは「いつまでも健康」をモットーに活動しているヨガサークルの皆さんです。  このサークルは、6年ほど前に公民館講座として開かれたヨガ教室に集まった愛好者で発足。  現在の会員は10人程で年齢層は20代から70代と幅広く、ほとんどの人が主婦だそうです。  活動は、毎週火曜日の午後1時半から午後3時まで、七條多恵(しちじょう たえ)さんの指導のもと、落ち着いた雰囲気の中、ヨガ体操に取り組んでいます。  代表者で最年長の若松ヨシエ(わかまつよしえ)さんは「ヨガ体操は呼吸法による深いリラクゼーション効果があり、ストレス発散や健康維持には最適です。歳を重ねると、一人では運動を続けることはなかなか難しいですが、このサークルでは、先生の丁寧な指導があり、会員皆さんと一緒に楽しく体操することができます。年齢は関係なく、自分の体調に合わせて、無理なく気軽に継続できるところが魅力です」と話してくれました。  会員さんからは「週1回のヨガ体操が大変楽しみです。ヨガをすると気持ちが和みますし、体も軽くなります。心身ともにリフレッシュできるところが良いですね」と話してくれました。  ヨガは老若男女問わず、自分の体と向き合って誰でも気軽にできる、親しみやすい健康体操です。  サークルでは参加者を随時募集中です。体を動かしたい人や運動するキッカケがほしい人は一度見学してみてはいかがでしょうか。 ▼問い合わせ先 若松ヨシエさん(62−4419) (写真)ヨガ体操の様子