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ふるさと再発見「島原城の大手」

 

島原城の大手

 「大手」とは、城の正面玄関のことで、もともとは「追手(おうて)」と表記され、島原城は、東向きに大手門が築かれていました。
 通常、大手の内側は「大手枡形(おおてますがた)」または「枡形」と呼ばれる空間が存在します。現在、島原城の大手枡形は、島原裁判所の敷地となり、周囲の石垣が当時の名残を伝えています。
 絵図を見ると、島原城の大手枡形は、外線の南側に飛び出した「外枡形」の縄張で、このような形状は一見すると三方向から集中攻撃を受けてしまいそうですが、城外まで含めて考えると大手の東は海、南は大手川が流れ、敵が自由に動ける空間はそれほど広くありません。
 大手の西側と東側に攻める敵に対しては、外郭曲輪と連動して敵の側面を攻撃(横矢掛り(がかり))でき、東側はさらに門の外に柵を築いて敵の動きを制限しています。
 南側は横矢が掛けられず苦戦しそうですが、櫓を築き、大手川を堀とすることで、弱点を補っています。
 後年、島原天草一揆で、一揆勢に攻められますがこれを退け、島原城の防御力の高さを実戦で証明しています。
 松倉重政(まつくらしげまさ)公は、自然の地形も巧みに利用した縄張で島原城を築城したのです。
(『広報しまばら』平成27年4月号「ふるさと再発見」)
 
007+201504島原城の大手(平成27年4月号)

「日本古城絵図」西海道之部(さいかいどうのぶ)(1)  322嶋原之城図 部分(国立国会図書館所蔵)




 
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