メールマガジンしまばら
平成25年1月4日 第81号
市長のコラム

「市民が主役のまちづくりを」

島原市長  古川 隆三郎

 新年明けましておめでとうございます。

 市民の皆様には、ご家族お揃いで輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 私は、先般の市長選挙におきまして、市民皆様のご信任をいただき、第20代島原市長として、今後4年間、市政運営の大任を担うこととなりました。職責の重大さに改めて身の引き締まる思いでありますが、市民の皆様のご期待に応えられるよう、私の持てる力の全てを傾注してまいる所存でございます。

 島原市はこれまで、平成2年に始まる雲仙・普賢岳噴火活動による災害からの復興と地域振興に取り組み、平成18年の有明町との合併を経て、いま更なる飛躍に向けて大きく躍動する時期が来たと感じております。

 現在、長引く円高不況に加え、世界経済の減速などによる雇用不安や地域経済への影響は大きく、我が島原地域においても、人口減少や高齢化が全国平均を上回るスピードで進展するなど、明るい兆しが見えにくい状況が長く続いております。

 しかしながら、島原市は歴史と情緒溢れる城下町として、湧水や温泉、海の幸、農産物にも恵まれ、人情豊かな素晴らしいふるさとであります。今こそ、厳しい現実を前に悲観するだけでなく、島原の持つ個性を活かして中長期的な発展に向けた取組を果敢に実行していくときだと思っております。

 歴史や文化、伝統、社会構造、産業といった島原の個性や特性を市民一人一人が今一度見つめ直し、本市の課題を市民の皆さんと一緒に考え情報を共有し、もっと住みやすいさらに活力のある島原市を市民皆様との協働で築いていきたいと思っております。市といたしましても、市民目線に立ち、時には厳しく、その一方で常に思いやりの心を忘れず、その先にある「市民力と行政力の効果が発揮された街づくり」を目指し、各種施策に最大限の努力をしてまいります。

 具体的に早急に取り組む課題として、市庁舎建設計画があります。現在の財政状況や人口の減少予測から考えると、今一度将来的な活用を考えて見直す必要があると思います。有明庁舎は今後も市庁舎として活用し、合併前の旧島原・旧有明両地区の均衡ある発展を目指します。さらに大規模災害時のリスクの分担という意味からも、二つの庁舎の有効活用を図ります。

 次に産業の振興について、「地域まるごとブランド化」を確立していきます。人・物・歴史・観光すべてがブランドであり、島原半島世界ジオパークの活用をはじめ、「しまばら」の魅力を高めることで他の地域との競争力を強め、島原独自の特産品を関東・関西を中心とした消費地に有利に販売展開できる体制づくりを進めます。

 観光都市づくりについては、松平七万石の歴史を再認識し、城下町島原の魅力を更に高め、島原温泉や湧水の魅力と併せ情報発信するとともに、農林水産業と観光の融合を図り、交流人口の増加による地域の活性化に取り組みます。

 福祉の分野では、現在の子育て支援制度を堅持しながら、赤ちゃんのおむつ支援事業を開始し、本市で多くの子どもたちを生み育てられる環境の向上を図ります。

 教育については、子どもたちが明るく伸び伸び育つ環境の整備と、学校を小さな人間社会として捉え、いじめを小さな芽のうちに見つけ出し対処するため「いじめ防止条例」の制定を目指します。

 高潮対策については、対象地域の住民の立場に立って、早急な取り組みと将来にわたる恒久的な方針を打ち出していきたいと思います。

 組織機構については、市民に分かりやすい窓口を目指し、名称も含め見直しを進めます。また各種証明書発行等の窓口サービスを早朝から利用できるようにするなど、利用者の利便性向上を図るため、フレックス勤務制度と現在の土日開庁のあり方を検討してまいります。併せて、現行の職員提案制度を見直し、活発な提案がなされるよう職員の意識改革と併せ、提案しやすい環境を作り、職員のやる気と能力向上を目指します。

 以上、今後早急に取り組むべき課題について主なものを申し述べましたが、これらの施策のほか、地域高規格道路「島原道路」の早期実現に向け、国や県への要望活動等に粘り強く取り組むとともに、これまで本市で継続的に実施しております各種基盤整備や教育、福祉施策などについては、その内容を検証し島原市の発展のため必要なものについては今後も引き続き実施してまいります。

 このような施策を推進するためには、市民一人一人が主役として、共に取り組んでいただくことが不可欠です。ナンバーワンの都市を追い求めるのではなく、島原にしかない個性を全国に発信し、オンリーワン「全国でここしかない都市」島原を未来に向かって創り上げてまいりたいと存じております。

 市民皆様のご支援ご協力をお願い申し上げます。

 本年が、皆様にとりまして、素晴らしい年となりますよう心から祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。







主な行事予定
平成25年1月前半の主な行事予定表

※この表は、12月28日現在の予定です

内容 場所 担当グループ
1 6 8 15 三会地区駅伝大会 三会小 社会教育G
1 6 9 20 消防出初式 島原文化会館、白土湖通り、白土湖 生活安全G
1 6 10 00 陸前高田市児童招致事業 市内 社会教育G
1 8 13 00 行政相談 市民相談センター 生活安全G
1 9 日本橋三越「長崎展」(至16日) 東京都 物産流通G
1 9 佐賀玉屋「長崎・鹿児島物産展」(至14日) 佐賀県 物産流通G
1 9 13 00 行政相談 有明福祉センター 生活安全G
1 9 13 00 人権相談 市民相談センター 生活安全G
1 9 13 30 教育委員会1月定例会 有明庁舎会議室 教育総務G
1 10 9 00 年金一般相談 市民窓口G 市民窓口G
1 11 12 00 大浜神社大祭 有明町大三東 農林水産G
1 12 ふるさとまつり東京(至20日) 東京都 物産流通G
1 12 10 00 島原城刀剣展(至27日) 島原城 観光ジオパークG
1 12 13 00 市長と新成人との座談会 有明総合文化会館 政策企画G
1 13 8 00 島原ふるさと観光朝市 ゆとろぎの湯駐車場 産業政策G
1 13 10 15 白山地区鬼火 白山地区 社会教育G
1 13 13 30 市成人式 島原文化会館 社会教育G
1 15 13 00 行政相談 市民相談センター 生活安全G

G=グループ




お知らせ

「島原市地域福祉計画及び島原市地域福祉活動計画(案)」に係る意見公募

 島原市及び島原市社会福祉協議会では、平成25年度から平成29年度までの5年間における、生き生きと安心して暮らせる地域社会の実現などを目的として「島原市地域福祉計画及び島原市地域福祉活動計画(案)」の策定を進めており、この計画(案)について市民の皆様のご意見を募集します。

 なお、頂きましたご意見については、福祉保健総務グループで取りまとめのうえ、今後の検討にあたり参考にさせていただきますが、個々のご意見に直接回答することはありませんので、あらかじめご了承ください。

 1 「 島原市地域福祉計画及び島原市地域福祉活動計画(案)  (PDF:777.8キロバイト)」
     ※島原市福祉保健総務グループ、島原市有明支所、島原市社会福祉協議会、
      島原市社会福祉協議会有明支所、各地区公民館に計画(案)を設置しています。

 2 募集期間
    平成25年1月4日(金)から平成25年2月4日(月)まで

 3 対象者
    島原市内にお住まいの方

 4 提出方法
    島原市福祉保健総務グループあてEメール、FAX、郵送でご提出ください。
  ( 意見提出用紙 (ワード:36.5キロバイト)をご利用ください。)


     ○ Eメール  fukushi@city.shimabara.lg.jp
     ○ FAX   (0957)62-2923
     ○ 郵送    〒855-8555
             島原市上の町537番地
             島原市福祉保健部 福祉保健総務グループ  福祉班

 5 提出上の注意事項
     ○ 電話等でのご意見はお受けできませんのでご了承ください。
     ○ 住所・氏名・電話番号・職業をご記入のうえご提出ください。
     ○ 提出いただいた原稿等は返却いたしませんのでご了承ください。
     ○ 提出いただいた原稿等、住所・氏名・職業は公表する場合もあります
          のでご了承ください。
     ○ 匿名や本件と直接関係ないご意見等については、参考のみとさせて
        いただきます。



【本件に関する問い合わせ先】

島原市役所 福祉保健総務グループ 福祉班
TEL0957-63-1111 内線277
Email fukushi@city.shimabara.lg.jp 






「平成24年工業統計調査」にご協力ください

   島原市では、工業統計調査を平成24年12月31日現在で実施します。

  この調査は、製造業を営む事業所を対象として、その活動実態を明らかにすることを目的とするもので、国や地方公共団体の行政施策の重要な基礎資料として利用されます。

  平成25年1月10日ごろから調査員が各事業所にお伺いし、調査票を配布します。調査票に記入していただいた内容については統計法に基づき秘密が厳守されますので、正確なご記入をお願いします。


【本件に関する問い合わせ先】

島原市役所 経営管理グループ 総務行政班
TEL0957-63-1111 内線153
Email keiei@city.shimabara.lg.jp 






受けましたか?特定健診

40歳以上の国民健康保険もしくは後期高齢者医療制度にご加入されている皆様へ 

  特定健診は、メタボリックシンドローム予防を中心に、あなたの健康を見守る大切な健診です。

もう、健診は済みましたか?まだの方は、早めに受診しましょう!

健診の受け方、日程等について詳しくはこちらでご確認ください。

 受けましたか?特定健診 (PDF:385キロバイト)

 健診の受け方 (PDF:361.7キロバイト)

特定健診実施場所 (PDF:64.2キロバイト) 



【本件に関する問い合わせ先】

島原市保健センター
TEL0957-64-7713
Email hocen@city.shimabara.lg.jp 






島原市立公民館情報

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【本件に関する問い合わせ】
島原市教育委員会 社会教育グループ
TEL 0957-68-5473 / FAX 0957-68-5480
E-mail shakyo@city.shimabara.lg.jp






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