市長コメント
第42回世界遺産委員会において「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産として登録が決定されたことにつきまして、心よりお祝いを申し上げますとともに、今回の登録決定に至るまでの関係者の皆様方のご努力に対し敬意を表します。
島原市にはこの世界遺産を構成する資産はありませんが、1637年に構成資産の一つである南島原市の「原城跡」を主戦場に起こった「島原・天草一揆」では、攻め込んできた一揆軍を島原城で防御するなど歴史的に深い関わりがあり、現在、島原城においては多くのキリシタン史料を展示しています。
また、島原半島は、「島原半島ユネスコ世界ジオパーク」としてユネスコの世界認定を受けており、今回の世界文化遺産の登録と合わせ、島原半島が2つのユネスコのプログラムに認定されていることは大きな誇りであります。
今回の登録を契機に、構成資産の「原城跡」をはじめ、島原半島にも国内外から多くの観光客がお見えになると思いますので、世界遺産とジオパークを最大限に生かした観光地づくりを推進するとともに、島原半島3市が連携を図りながら、しっかりと観光客の受け入れに取り組んでまいりたいと考えております。
平成30年6月30日
島原市長 古川 隆三郎