今から約100年前、島原鉄道を走った「日本の1号機関車」が、段ボール工芸家の島英雄さんにより、原寸大・段ボール製にて復活。
島原市で全国初公開します。島原の文明開化を支えた「島原鉄道の1号機関車」を、ぜひ会場でご覧ください。
また、「1号機関車のラストラン」展も同時開催。
県立長崎図書館所蔵「植木家資料」の中から、1号機関車のラストランに関する貴重な資料を展示。
島原鉄道初代社長植木元太郎が創業当初より苦楽を共にし、島原を走った「1号機関車」に対する思いが垣間見えます。
原寸大・段ボールSL 島原鉄道を走った「日本の1号機関車」展
▼展示期間 平成30年11月24日(土曜日)~12月2日(日曜日) 10時~16時
※11月25日は10時~15時
※休館日 11月26日
★「島原ふるさと産業まつり」同時開催(24日、25日)
▼展示会場 島原復興アリーナ ホワイエ
▼制作者プロフィール
段ボール工芸家 島 英雄さん
福岡県筑後市在住。D51、C62を、原寸大段ボールSLとして制作。全国各地で展示、公開しています。
▼主な内容
(1)オープニングセレモニー(24日 10時30分~)
セレモニー参加者:段ボール工芸家 島英雄氏、島原鉄道株式会社社長 永井和久氏 ほか
(2)「植木家資料(県立長崎図書館所蔵)=1号機関車のラストラン展=」・「島原鉄道パネル写真展」
県立長崎図書館所蔵「植木家資料」から1号機関車に関する資料を展示。
(3)島原鉄道のグッズ販売(24日、25日のみ)
▼チラシ
1号機関車の組み立て作業の動画を公開しました! ※2018.11.23撮影 撮影協力:Small Garage
11月23日、「ダンボールSL 1号機関車」の組み立て作業を行いました。
島原鉄道の方や、子どもたちにもご協力いただきました。
■ダンボール1号機関車 組み立て動画 Youtube
「Small Garage」の辻野さんにご協力いただき「3DVR」という珍しい方法で撮影しました。
スマートフォンなどの対応機器では、臨場感と迫力あふれる動画をご覧いただけます・
撮影協力:Small Garage(外部リンク)
■組み立ての模様
制作中の「原寸大・段ボール製 1号機関車 ※2018.10撮影」
島原鉄道1号機関車について
1872年(明治5年)に新橋~横浜間の開業時に走った「国内第1号の機関車」。1911年(明治44年)の島原鉄道の開業に合わせ、鉄道院より払い下げられ、「島原鉄道1号機関車」として、島原半島の文明開化を支えていきます。
その後、1930年(昭和5年)、日本の鉄道史における重要な1号機関車は、保存運動などの高まりから、鉄道院に受け渡すこととなりました。1号機関車の送別式は、島原駅で盛大に催されました。このとき、当時の島原鉄道社長であり、後の初代島原市長でもある植木元太郎が、別れを惜しみ、「惜別感無量」のプレートを車体に取り付けたそうです。
現在は、国の重要文化財に指定され、さいたま市大宮区にある鉄道博物館で展示されています。
メディアで紹介されました!
■西日本新聞社 2018.10.17(外部リンク)
■FMしまばら「教えて職人さん」(外部リンク)
FMしまばら(88.4MHz)制作「教えて!職人さん!」に段ボール工芸家 島英雄さんが出演します。
今回、この1号機関車の制作者、段ボール工芸家 島英雄さんに、
原寸大・段ボール製の島原鉄道を走った「日本の1号機関車」の制作に関する思いや苦労話、制作秘話などをお聞きしました。
▼放送局 FMしまばら (88.4MHz) パーソナリティ みなやん
▼放送日 11月12日(月曜日) 20時00分~ ※再放送 11月26日(月曜日) 20時00分~
■ながさきプレス(外部リンク)
講演会「先人より受け継いだ“島原の宝” 島鉄を島原の未来に活用しよう」 12月7日開催
■講師 上野 弘介(うえのこうすけ)氏
旅行会社勤務を経て、現在は鉄道雑誌編集者として活躍。幼少の頃から島原鉄道に興味を持ち、島原鉄道に関する史料収集・分析、今の島原鉄道の記録活動を行っている。
■日時 12月7日(金曜日) 19時00分~20時00分
■会場 森岳公民館 大ホール