◎令和元年度国民健康保険財政状況  令和元年度決算状況については、前年度繰越金や国保財政調整基金の取り崩しで財政収支の均衡を図りました。  今後も一人当たりの医療費が増加していくことで、国保財政は依然厳しさを増していくことが推測されます。  こうした状況の中、市が国保財政の改善に取り組むとともに、加入者一人一人が自分の健康に関心を持つことが国保財政改善への第一歩です。 ○歳入 67億8762万円 ※円グラフで表示 補助金・交付金 49億9155万円(73.5%) 国民健康保険税 12億2775万円(18.1%) 一般会計繰入金 4億8896万円(7.2%) 基金繰入金 5000万円(0.7%) 繰越金1935万円(0.3%) 諸収入など 1001万円(0.2%) ○歳出 67億6931万円 ※円グラフで表示 保険給付費 47億9308万円(70.8%) 納付金・拠出金 18億4247万円(27.2%) 保健事業費 8214万円(1.2%) 総務費 4435万円(0.7%) 諸支出金 447万円(0.06%) 基金積立金 280万円(0.04%) ■国保加入者数、1人当たりの保険税などの推移 年 度/国保加入者数/1人当たりの国保税/保険給付費/1人当たりの保険給付費 平成29年度/14118人/34万3940円 /9万4528円 平成30年度/13593人/35万 593円/9万4885円 令和元年度/13159人/36万 4244円/9万3788円 加入者数は年々減少している一方で、加入者の高齢化や医療の高度化などによる1人当たりの医療費は増加しています。 また、医療費として国保が負担する保険給付費に対する保険税収入の割合は、10年間で約1割以上減少しています。 ▼年に1回「特定健診」を受けましょう!  国保の医療費を抑えるためには、私たち一人一人が健康な体を維持することが大切です。  国民健康保険では、皆さんの健康を守り、安心して生活できるように、特定健診・特定保健指導などを行い、病気の早期発見・早期治療、重症化予防などの健康づくりを進めています。 ▼「ジェネリック医薬品」を活用しましょう!  ジェネリック医薬品とは、低価格でありながら、新薬と同等の安全性や効能・効果が認められた医薬品のことです。 窓口での負担も減りますので、かかりつけの医療機関や薬局に相談し、積極的に活用しましょう。 ▼問い合わせ先 保険健康課国民健康保険班 ◎市長コラム 古川隆三郎 雲仙・普賢岳噴火から三十年  11月17日で雲仙・普賢岳の噴火から三十年を迎えました。  あの日の私は三会新港の青果市場から2本の噴煙が上がるのを眺めていました。まさかそれがその後の大災害につながるとは思いもしませんでした。  翌年6月3日の大火砕流で島原市の様子は一変しました。消防団員として活動していましたが、全てが想像を超えるものばかりでした。亡くなった消防団員12名は私の年代の人でした。  来年は災害から三十年を迎えます。今、改めて全国からのこれまでの支援に応えるためにも機能的に日本一の自主防災組織を作り、地震、豪雨、台風などに度々見舞われる災害列島日本のモデルに育てたいと思います。  そして災害の教訓をしっかりと後世に伝えて参ります。