◎つなごう!未来へ 島原半島ユネスコ世界ジオパーク  島原半島ジオパーク協議会(65-5540) 地形から読み解く「女島(めじま)」と名付けられた理由(わけ)〜ジオの見どころ〜  南島原市加津佐町にある前浜海水浴場に行くと、海に突き出た2つの小山があり、その間には砂浜が広がっています。南側の山は“女島”、北側の山は“岩戸山(いわどさん)”と言います。そのうち“女島”は、かつて“目嶋(めじま)”と呼ばれていました。なぜ“目”の嶋と呼ばれていたのでしょうか。  その理由は“女島の立地”にあります。約150万年前の海底噴火によって誕生した女島は、海に突き出た標高約70メートルの自然の高台をつくりました。この高台は、漁業を行う住民たちが、海を回遊する魚の群れを見つけ出すのに好都合な場所でした。また幕末期には、外国船等を監視するための“見張所(みはりどころ)”としての役割を備えていました。これが“目”の嶋と呼ばれていた理由です。一方で、女島と同じく、岩戸山もほぼ同時期の海底噴火で誕生した火山で、それぞれの山のかたちと岩石の特徴が似ていたことから、いつしか標高が高くて大きい岩戸山を“男島(おじま)”、それより低くて小さい目嶋を“女島”と、呼ぶようになりました。  地名には、地域のくらしや自然環境を反映して名付けられたものが多く存在します。身近にある地名の由来を調べてみると、面白い発見があるかもしれません。 第47回「ジオ空(ぞら)教室」 ▼と き 1月30日(土)10時〜12時 ▼ところ 深江埋蔵文化財・噴火災害資料館(南島原市深江町戊2102) ▼講 師 大河 憲二(おおかわ けんじ)氏(島原半島ユネスコ世界ジオパークサポーター) ▼題 目 島原半島を知楽(ちがく)する ▼内 容 噴火30年の撮影記録とサルタヒコの不思議について紹介します ▼参加料 200円 ▼定 員 20人 ▼申込期限 1月20日(水) ▼申込方法 氏名、住所、性別、生年月日、電話番号を記載したメール(info@unzen-geopark.jp)または電話で申し込んでください ▼申込期限 令和3年2月3日(水) ◎図書館へ行こう ○新刊図書紹介 ▼「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」 東野 圭吾(ひがしの けいご) 著 光文社  ほとんどの人が訪れたことのない平凡で小さな町。寂れた観光地。ようやく射した希望の光をコロナが奪い、さらに殺人事件が発生。颯爽(さっそう)とあらわれた黒い魔術師が知恵と仕掛けを駆使して、犯人と警察に挑む。 ▼「今度生まれたら」 内館 牧子(うちだて まきこ) 著 講談社  夫の寝顔を見ながら「今度生まれたら、この人とは結婚しない」とつぶやいた70歳の夏江。何の不満もない老後だが、人生の選択はこれでよかったのかと自らに問い…。「終わった人」「すぐ死ぬんだから」に続く「老後」小説 ▼「北条五代 上・下」火坂 雅志(ひさか まさし)、伊東 潤(いとう じゅん) 著 朝日新聞出版  早雲、氏綱、氏康、氏政、氏直。100年に渡る興亡を描く。火坂 雅志急逝による未完の大作を伊東 潤が引き継いで完結。 ○島原図書館(64-4115)(二次元バーコード) 開館時間…9時〜18時 ※金曜は20時まで 休館日……1日(金)〜4日(月)年末年始・11日(月)・18日(月)・25日(月)・31日(日)資料整理日 ○有明図書館(68-5808)(二次元バーコード) 開館時間…9時〜18時 休館日……1日(金)〜3日(日)年末年始・5日(火)・12日(火)〜22日(金)蔵書整理・26日(火)・31日(日)資料整理日 ※各種イベントなどは上記の二次元バーコードから、各図書館ホームページを確認してください