●つなごう!未来へ 島原半島ユネスコ世界ジオパーク  島原半島ジオパーク協議会(65-5540) ○「定点」① ~あの日の出来事~ 1991(平成3)年5月20日に出現が確認された溶岩ドームは、日に日に大きくなりました。 そして5月24日にはついにその一部が崩れ、火砕流が発生し始めました。 当時、火砕流という噴火現象は、日本はもちろん、世界的にもあまり目撃事例がなく、珍しいものでした。 島原市北上木場町の葉タバコ畑の中を通る県道の一角は、視界がパッと開け、谷の中を流れ下る火砕流をほぼ真正面から見ることができたため、多くの人が集まるようになりました。 そしてその場所は、いつしか火砕流を撮影する「定点」と呼ばれるようになりました。 6月3日、朝から天気は下り坂でした。 梅雨前線の接近に伴い、午後から雨がぱらつき始め、溶岩ドームは雲の中に隠れがちでした。 午後3時半過ぎからは溶岩ドームの崩落が相次ぎ、繰り返し火砕流が発生していました。 そんな状況の中、午後4時8分、溶岩ドームが大きく崩れ、規模の大きな火砕流が発生しました。 水無川を流れ下った火砕流の本体は「定点」の手前で止まりましたが、火砕流と同時に発生した高温・高速の熱風(火砕サージ)は、そのまま「定点」の周辺にいた人々を飲み込んでしまいました。 この出来事から30年が過ぎようとしています。次回は、この時の経験を未来の世代に引き継ぐ取り組みをお伝えします。 ※「定点」は砂防指定地内にあるため、通常は立入りできません。 (写真)「定点」と、そこに建てられている白い三角錐(令和2年10月9日撮影) ●図書館へ行こう 〇今月の新刊 「 新謎解きはディナーの後で 」 東川篤哉(ひがしがわ とくや) 著 小学館 警視庁に栄転した風祭警部は、大きなミスを犯して国立署に舞い戻る。 麗子の後輩に新人の若宮愛里が加わり、新メンバーで難事件に挑むが・・・。 毒舌執事・影山の推理が冴えわたる本格ミステリー。 ◎島原図書館(64-4115) ▼開館時間 9時~18時 ※金曜20時まで ▼休館日 5月3日(月)・10日(月)・17日(月)・24日(月)・31日(月) ◎有明図書館(68-5808) ▼開館時間 9時~18時 ▼休館日 5月5日(火)・11日(火)・18日(火)・25日(火)・31日(金)資料整理日 (二次元コード) ※各種イベントなどは上記のQRコードから確認してください ●~もっと身近に、島原ブランドを~島原スペシャルクオリティ 〇島原わかめ 波穏やかな有明海の島原沿岸で養殖されたわかめは、香り高く、柔らかな食感が持ち味です。 ゆでて塩をしただけのシンプル素材で、サラダやみそ汁などさまざまな料理に使ことができます。  島原漁業協同組合 霊南2丁目16-21(☎62-4326) ▼問い合わせ先 商工振興課  (二次元コード)商品の詳しい内容はQRコードから確認してください