◎雲仙・普賢岳噴火災害から30年 涙雨の「いのりの日」 ○雲仙・普賢岳噴火災害30年犠牲者追悼式  雲仙・普賢岳噴火災害から30年を迎えた6月3日の「いのりの日」。当時を思い出すような雨が降る中、犠牲者追悼式をはじめ、市内各所で追悼行事が行われました。追悼式には遺族をはじめ、関係者など約150人が参列しました。  式では、参列者全員の黙とうから始まり、古川市長が式辞を述べ、犠牲となられた方々とその遺族の皆さんに対し、深く哀悼の意を表しました。また、遺族による献花の後、遺族を代表して大町 寿美(おおまち すみ)さんが、あいさつを述べました。  厳粛な雰囲気に包まれた会場で、参列者は犠牲者の冥福を祈り、災害で得た教訓を後世に伝える決意を新たにしました。 (写真1)参列者全員による黙とう (写真2)遺族による献花 (写真3)大町さんによる遺族代表あいさつ (写真4)古川市長による献水 (写真5)古川市長による式辞 「災害から得た経験と教訓を後世に伝える」 ○犠牲者の冥福を祈る  雲仙普賢岳噴火災害犠牲者追悼之碑前や消防殉職者慰霊碑前の献花所に、多くの市民が訪れました。  また、北上木場農業研修所跡や定点、そして定点のすぐ側に今年から新たに設置されたモニュメントの前にも、多くの人が訪れ犠牲者の冥福を祈りました。 (写真6)定点 (写真7)16時8分に鳴らす「慰霊の鐘」 (写真8)消防殉職者慰霊碑前献花所 (写真9)普賢岳噴火災害犠牲者追悼之碑前 (写真10)定点側に新たに設置されたモニュメント ○災害の教訓を後世に伝える  噴火災害を風化させず後世に語り継ぎ、防災意識の啓発を図るため、災害当時の状況を撮影した写真などを掲示する写真パネル展の開催や、市内各小中学校で追悼集会などが行われ、犠牲者の冥福を祈りました。  また、雲仙岳災害記念館では、未来の子どもたちに噴火災害を伝承するため、約1000本のキャンドルをともす、「いのりの灯」が開催されました。 (写真11)「いのりの日」集会(高野小) (写真12)中学生による献花 (写真13)写真パネル展 (写真14)いのりの灯