●つなごう!未来へ 島原半島ユネスコ世界ジオパーク  ▼問い合わせ先 島原半島ジオパーク協議会(65-5540) 島原半島ユネスコ世界ジオパークでは、ジオパーク活動を通じて地域の宝を守り未来に引き継いでいくために行うべき活動を4つの項目に分類して取り組んでいます。 その活動の一部を紹介します。 <保全> 普賢岳登山道巡視 8月6日に普賢岳の登山ルートの歩道、施設、標識類などの点検を行いました。巡視は定期的に実施しています。 (写真)登山ルートから見た平成新山 <教育・研究> ジーオくん・ジーナちゃんおランタンが復活 島原工業高校建築技術科の生徒11人に行っていただいたランタンの修繕作業が完了しました。 (写真)ライトを点灯したマスコットたち <観光・地域づくり> 島原半島ジオパークのラジオがスタート NBCラジオの番組内 で「ラジオで発信!島原半島ユネスコ世界ジオパークの魅力シリーズ!」が月2回放送されています。 (写真)ラジオで発信!島原半島ユネスコ世界ジオパークの魅力シリーズ! <ネットワーク> 国際ジオツーリズム祭に参加 インドネシアのリンジャニ・ロンボク・ジオパークが開催したジオツーリズム祭にオンライン参加しました。 (写真)オンライン会議の様子 ●第50回「ジオ空教室」 島原半島の歴史・文化・自然、そしてそれらを支えるジオの魅力を、プロが案内しながら紹介します。 ▼と き 10月23日(土)10時~12時(受付開始9時30分) ▼ところ 口之津港ターミナルビル1階待合室(南島原市口之津町丙4358-6) ▼題 目 島原半島に残る松倉重政の業績(その2)  ▼定 員 20人  ▼参加料 無料  ▼持参品 タオル、飲み物、マスク、雨具  ▼申込期限 10月13日(水)  ▼申込方法 メールまたは電話で申し込んでください(mail:info@unzen-geopark.jp/電話:65-5540) ●図書館へ行こう 今月の新刊 「 透明な螺旋(らせん) 」 東野 圭吾 著 文藝春秋 愛する人を守ることは罪なのか。房総沖で男性の遺体が見つかり、失踪した恋人の行方をたどると、関係者と天才物理学者の名が挙がった。 警視庁の刑事・草薙は、横須賀の両親のもとに滞在する湯川学を訪ねるが・・・。 ガリレオシリーズ第10弾!! ◎島原図書館(64-4115) ▼開館時間 9時~18時 ※金曜20時まで ▼休館日 10月4日(月)・11日(月)・18日(月)・25日(月)・31日(日)資料整理日 ◎有明図書館(68-5808) ▼開館時間 9時~18時 ▼休館日 10月5日(火)・12日(火)・19日(火)・26日(火)・31日(日)資料整理日 (二次元コード) ●古本をお譲りします(※一人5冊まで) ▼と き 10月16日(土)・17日(日) 9時~17時 ▼ところ 島原としょかん 視聴覚ホール ●ふるさと再発見 「古代の島原」約1300年前~約900年前 古代になると、唐の法体系を参考に律令を制定し国家による支配が進められ、各地に役所が設置されました。 また、朝鮮半島南部の百済から仏教が伝わり国家によって寺院も各地に設置されました。 雲仙市国見町に所在する五万長者屋敷遺跡では、大宰府や北部九州の寺院などで使用されたと考えられる特徴を持つ瓦と似た瓦が出土しており、古代の寺院などが存在したと指摘されています。 島原市において古代の痕跡は、あまり確認できていませんが、有明プールがある場所(大野原遺跡)からは、約1300~1200年前(奈良時代頃)の祭祀跡を確認しています。 そこには、東屋風の建物があり、主に甕や皿などの日用品の破損品を供養のためにお供え物と一緒に丁重に穴に埋めていたようです。 また、硯の一部や文字を書く板を削る小刀なども出土していることから、筆と木簡を使う役人が勤務する施設が付近にあった可能性が考えられます。 (写真)大野原遺跡出土硯の一部