●つなごう!未来へ 島原半島ユネスコ世界ジオパーク  ▼問い合わせ先 島原半島ジオパーク協議会(65-5540) ◎島原半島ユネスコ世界ジオパークでは、ジオパーク活動を通じて地域の宝を守り未来に引き継いでいくために行うべき活動を4つの項目に分類して取り組んでいます。その活動の一部を紹介します。 〇保全  サイトの保全活動 地域資源の保全や地域遺産の継承を、地域住民や関係機関と連携して行っています。直近では「定点」の草刈りや、われん川の清掃活動などを実施しました。 (写真)われん川の清掃 〇教育・研究 高校生研修発表大会 半島内の高校生が、生物多様性の研究や、地元の食材を活用した商品開発を行うなど、郷土の魅力を再発見し、持続可能な地域づくりにつながる研究発表を行いました。 (写真)参加者集合記念写真 〇観光・地域づくり 第50回ジオ空教室 南島原市の口之津町にて、島原城を築城した松倉重政の、八雲神社の創建にまつわる伝説を探るまち歩きを開催しました。参加者からは「ファンになった」との声もありました。 (写真)講師の森輝隆さんから話を聴く参加者 〇ネットワーク 室戸高校&口加高校の探求交流 高知県立室戸高校の生徒代表6名が島原半島に来訪し、口加高校の生徒たちとジオパークを対象とした探求学習で互いが取り組んでいる内容を共有しあい、交流を深めました。 (写真)探求学習の内容を説明しあう生徒たち ●図書館へ行こう ◎今月の新刊 「ミス・サンシャイン」 吉田 修一 著 文藝春秋 【内容紹介】  切ない恋に苦しんでいた大学院生の岡田一心は、ハリウッドで活躍した伝説の女優「和楽京子」と出会った。一心は気が付けば、彼女のことばかり考えていて…。 【著者紹介】 長崎県生まれ。2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞、『パーク・ライフ』で第127回芥川賞を受賞。 ◎島原図書館(64-4115) ▼開館時間 9時~18時 ※金曜20時まで ▼休館日 2月7日(月)・14日(月)・21日(月)・28日(月)、3月1日(火) ※3月1日は資料整理日 (二次元コード) ◎有明図書館(68-5808) ▼開館時間 9時~18時 ▼休館日 2月1日(火)・8日(火)・15日(火)・22日(火)・28日(月) ※28日(月)は資料整理日 (二次元コード) ●ふるさと再発見 長い戦乱も織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の元で徐々に統一され、慶長5(1600)年に起こった関ケ原の戦いで徳川勢が勝ったことで徳川政権が確立していきます。 この関ケ原の戦いで活躍した武将の中に松倉 重政がいます。重政はその武功により、大和国二見(現奈良県五條市)を拝領しました。 重政は続く大坂冬の陣・夏の陣でも武功を立て、島原4万石を拝領し、島原城の築城に着手しました。 重政の子・勝家の代にはキリシタンへの弾圧が厳しさを増し、寛永14(1637)年の島原・天草一揆(島原の乱)に至り、松倉家は改易(領地没収)となりました。 島原の乱で荒廃した島原半島を復興するため、浜松(現静岡県浜松市)藩主だった高力 忠房が島原藩主となりました。 高力氏は年貢の減免と近隣諸国からの移住奨励策により復興を試みました。忠房の子・隆長は、漢籍(中国書籍)のコレクターとして有名でしたが、幕府から領国経営に疑念がもたれ、改易となりました。 島原は統治が難しい土地柄だったのでしょうか。江戸時代の初め頃は領主交代が相次ぎました。 ▼問い合わせ先 社会教育課 (写真)一揆軍が攻め寄せた島原城大手門の石垣