◆P21 ●つなごう!未来へ 島原半島ユネスコ世界ジオパーク ▼問い合わせ先 島原半島ジオパーク協議会(電話65-5540) ◎旧大野木場小学校校庭のイチョウ  「金色(こんじき)の ちひさき鳥の かたちして 銀杏(いてふ)ちるなり 夕日の岡(おか)に」  イチョウが散る様子を女流歌人の与謝野晶子が詠んだ一文です。  街路樹によくみられるイチョウは、中国を原産とする高木です。  イチョウは紅葉し、落葉するにもかかわらず、植物の分類上は針葉樹にあたります。  また葉の葉脈が網目状ではなく、互いに交わることのない平行脈であるという特徴があります。  このような今の他の樹木にはあまり見られない特徴があるのは、イチョウ科の植物が、今から約1億5千万年前の中生代白亜紀から残存する古代樹であるためです。  木材としての加工がしやすく、幹や葉にたくさんの水分が蓄えられているイチョウは、火にも強いという特徴があります。  火に強い樹木を敷地内に植えることで、建物に火災が発生しないという願いを掛けて、イチョウは学校の校庭や寺社仏閣などにも植えられることが多かったようです。  1991年9月15日、深江町にある大野木場小学校は、火砕流とともに発生した熱風(火砕サージ)によって全焼しました。  この時、校庭にあった大きなイチョウの樹も燃えてしまいましたが、翌年再び芽吹き、地域の人たちの心の支えとなりました。  多くの人を勇気づけ、復興の象徴にもなったこのイチョウの樹は、毎年12月初めになると黄色くきれいに色づき、ここがかつての学び舎だったことを私たちに教えてくれます。 (写真)紅葉した旧大野木場小学校のイチョウの樹 ●図書館へ行こう ◎今月の新刊  新刊『おもみいたします』 あさの あつこ/著(徳間書店) 【内容紹介】   申し込めば半年待ち。評判のお梅の揉み治療だが、一刻の猶予もない患者が現れた!  お梅が頭風に苦しむお清を揉みはじめると、お清の身体に潜む「淀み」を感じて・・・。 【作者紹介】  岡山県生まれ。「バッテリー」シリーズで野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞、「たまゆら」で島清恋愛文学賞を受賞。 ◎島原図書館(電話64-4115) ▼開館時間 9時~18時 ※金曜20時まで ▼12月休館日   5日(月) 12日(月) 19日(月) 26日(月) ※28日(水)は資料整理日 (二次元コード) ◎有明図書館(電話68-5808) ▼開館時間 9時~18時 ▼12月休館日   6日(火) 13日(火)  20日(火) 27日(火) ※28日(水)は資料整理日 (二次元コード) 年末年始のお休み:12月29日(木)~1月3日(火) ●島原スペシャルクオリティ (写真)「Pop Bar(ポップ バー)」AME Enterprises(アメ エンタープライゼズ) (写真)「ホワイトコーン」Hira Farm(ヒラ ファーム) (写真)「島原サフランの雫(しずく)」島原百草の郷(さと)     (二次元コード) ▼問い合わせ先 商工振興課