広報しまばら 令和5年1月号 January.2023 No.824  (表紙)Happy new year      築城400年に向けてお色直し中…      (写真)ドット絵デザイン工事幕で覆われている島原城天守閣の写真      ※表紙写真:島原観光ビューロー 提供 ◆P02-03 ●【Contents】 新年のごあいさつ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P02 2022年 島原の1 年を振り返る・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P04 あなたのまちの民生委員・児童委員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P06 市政情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P08 4 万人のごみ減量プロジェクト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P09 令和4 年 春・秋の叙勲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P10 まちかどウォッチング・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P11 輝く島原人THE SCENE Vol.63・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P12 しまばら子育て情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P14 情報ひろば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P16 しまばらん情報・しまばらん4 コマ漫画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P18 島原半島ユネスコ世界ジオパーク・図書館へ行こう・ふるさと再発見・・・・・・P19 広報紙読者アンケート・休日当番医・市長コラム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P20 カレンダー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P21  広告のページ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P22 ロケツーリズムセミナー ほか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P24 ●問い合わせは63-1111へお願いします  紙面の内容や島原市に関することなど、気軽に問い合わせてください ●公式 島原市LINE(ライン)  島原市の役立つ情報を配信中(二次元コード)  LINEの受信設定をお願いします  受信設定をすることで必要な情報だけを受け取ることができます  ※ブロック中の人は解除の上、設定ください ●人口の動き 12月1日現在(前月比) ・人 口 43208 人(22 減) ・男 性 20172 人( 1 減) ・女 性 23036 人(21 減) ・世帯数 19795 世帯(9 増) ・出生  19 人 ・死亡  71 人 ・転入  120人 ・転出  90 人 ◎新年のごあいさつ  謹賀新年 「今日(いま)を支え、明日(みらい)を創る まちづくり」を目指して (写真)島原市長 古川 隆三郎 新年明けましておめでとうございます。  市民の皆さまには、令和5年の新春を晴々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げますとともに、日頃から市政に対し格別のご支援とご協力を賜り、厚くお礼を申し上げます。  長引く新型コロナウイルス感染症の収束はいまだ見通せない状況でありますが、昨年は、島原城大手門市や島原温泉ガマダス花火大会、市民体育祭などを開催し、市民の皆さまの笑顔とにぎわいの場を作ることができました。今後も新型コロナウイルス感染症への対策を徹底し、活力ある市政運営に取り組んでまいりますので、市民の皆さまにおかれましても、基本的な感染対策とワクチン接種に引き続きご理解とご協力をお願いいたします。 ■子育て支援・移住・定住施策の継続  人口減少問題は、本市におきましても最重要課題であることから、引き続き子育て世代への支援を行うとともに、本市への移住・定住人口の拡大に向けた事業に取り組んでまいります。  子育て支援につきましては、安心して子どもを産み、育てることができる環境を整えるため、子育て中の若い世代の負担を軽減する施策として、2人目からの保育料の無償化や子どもの医療費助成など、「とことん子育てにやさしいまちづくり」を引き続き推進してまいります。  また、移住の推進につきましては、テレビ番組やCMにより全国から注目を浴びている島原鉄道「大三東駅」なども活用しながら、SNSなどにより「しまばら暮らし」の良さを効果的に発信するとともに、移住者が求める要望に応じ様々な情報提供ができるよう「空き家バンク」や「お試し住宅」などにより、きめ細かい支援を行ってまいります。さらに本年は、古民家の「旧堀部邸」を改修した滞在型施設を開業し、休暇を楽しみながらテレワークができる新しい働き方による関係人口の増加を図ります。 ■産業と観光の振興  本市の産業の振興につきましては、中小企業の育成強化を引き続き支援していくとともに、本市への企業誘致を実現するため、工業用水に適した湧水など島原特有の資源をアピールしながら、様々な方向から誘致に取り組んでまいります。  農林業においては、元気で豊かな産地を目指すため、国・県の補助事業を積極的に活用し、圃場(ほじょう)の基盤整備や灌漑(かんがい)施設などの推進を引き続き行い、生産力の向上や経営基盤の強化はもちろんのこと、新規就農者や担い手の確保・育成、農地の集積・集約化の推進を図ります。  畜産業では、収益性の向上や経営の効率化を図るため、家畜飼養施設や優良な家畜の導入などにより生産基盤の拡大を支援します。  さらに水産業については、次代を担う漁業後継者の確保・育成や各種中間育成種苗の放流を実施し、水産資源の確保と漁獲の安定を図ります。  観光関係につきましても、新型コロナウイルス感染症の影響により大変厳しい状況にありますが、ユネスコが認めた大地の遺産である島原半島世界ジオパークや、九州オルレ島原コースなどを活用して観光の振興を図ってまいります。 ■中心市街地の活性化と幹線道路の整備  イオン島原店のリニューアルでにぎわう中心市街地をより活性化するため、「しまばらん窓口とるっと」の利便性をさらに向上させるとともに、市道堀町縦線整備事業を推進し、中心市街地へ人の流れを誘導することにより、市民が暮らしやすいコンパクトシティを目指したまちづくりに取り組んでまいります。  また、高規格道路「島原道路」については、昨年、長野ICから栗面ICが供用開始となり、さらに利便性が向上しました。出平町から有明町間の延長約3.4キロメートルについても着々と工事が進捗しており、有明町から雲仙市瑞穂町間についても事業化されたところでございますので、引き続き国や県と連携し早期整備に努めてまいります。 ■高齢者や障害者がいきいきと暮らせるまちづくり  高齢者や障害者がいきいきと暮らすためには、人との関わりを持つことが重要であり、そのためには、日常生活で必要な移動手段の確保が大切です。コミュニティバス「予約・あいのり・たしろ号」は、大変ご好評をいただき、毎月3000人を超える皆さまにご利用いただいております。今後も市内交通事業者などと連携しながら、地域の足を守るだけでなく、高齢者や障害者の社会参加の機会拡大のためにも、さらに使いやすいコミュニティバスの運行に努めてまいります。  また、高齢者が安心して暮らし続けられるよう、医療、介護、予防、住まい、生活支援のサービスを提供する地域包括ケアシステムの充実に努めるとともに、障害者総合支援法に基づく福祉サービスの総合的な提供により、障害のある人もない人も地域で安心して暮らせる「共生社会」の実現のため、関係機関と協力、連携して支援してまいります。 ■ロケツーリズムの推進  昨年は、本市の働きかけにより島原での撮影が実現した、映画「今はちょっと、ついてないだけ」が全国で公開されるとともに、島原鉄道「大三東駅」で撮影されたマクドナルドのテレビCMが全国放映されたことにより、広く島原の魅力を発信することができました。今後も引き続きロケツーリズムを推進し、多くの方々にロケ地「島原」を訪れていただきたいと考えております。 ■島原城築城400年に向けて  令和6年に島原城築城400年を迎えることから、島原の魅力を全国に発信する絶好の機会ととらえ、これまで、矢矢や ざまや狭間塀の改修や電線の地中化、そして、現在は天守閣の改修を実施するなど、島原城および周辺の整備事業を推進してまいりました。  今後は築城400年に向け、市民総参加の取り組みにより機運の醸成を図ることで、島原城の新たな文化や魅力を創造するとともに、「城下町 島原」のシンボルとして島原城が築き上げてきた歴史や文化を次世代に伝承していきたいと考えております。 ■顔の見える地域づくりから防災力の充実へ  顔の見える関係の構築を軸として、住民が主体となった地域づくりを推進するため、各地区へのまちづくり協議会の設立に向けた支援や、市内全域への機運醸成を図ります。  また、全国各地で発生する災害が大型化、激甚化する中、共助の体制づくりが求められておりますので、顔の見える関係をもとにして、災害時に住民同士が共に助け合う地域を目指し、日本一の自主防災会を実現するため取り組んでまいります。 ■未来を創る人材育成  本市の教育につきましては、急速に発展しているデジタル化に伴い、1人1台の端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備し、GIGAスクール構想を推進するとともにグローバルに活躍する児童・生徒を育てるため、英語力やコミュニケーション能力の向上に努めてまいります。  また、人口減少の進展により危惧される今後の学校の在り方について、令和3年度に策定した基本方針である「島原市小・中学校の新しい学校の在り方」をもとにして、具体的な学校の統廃合について検討を進めてまいります。  このほか、昨年、市民の皆さまにもご協力をいただきました、マイナンバーカードの取得についても、引き続き取得率の向上に取り組むとともに、皆さまの生活をより良いものとするため、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進にも努めてまいります。  本年もスピード感のある市政運営の舵取り役として思いをかたちにできるよう、精一杯チャレンジしてまいりますので、大変厳しい財政状況下ではありますが、第7次市勢振興計画の基本理念であります、「今日(いま)を支え、明日(みらい)を創るまちづくり」を目指して、市民皆さまとの協働により市政を推進できるよう、皆さま方の更なるご支援、ご協力をお願い申し上げます。  結びに、皆さまにとって、本年が素晴らしい年となりますよう心から祈念いたしまして、新年のごあいさつといたします。   (イラスト)雪がつもる椿のイラスト