◆P19 ●つなごう!未来へ 島原半島ユネスコ世界ジオパーク ▼問合せ先 島原半島ジオパーク協議会(電話65-5540) ◎長崎県で一番高い山 〜平成新山〜 (写真3枚あり)  この3枚の写真に写っている山をご存じでしょうか? 答えは全て平成新山で、島原半島内の様々な場所から撮影した写真です。  平成新山は、長崎県で一番高い山(約1,483 m)で、島原半島ユネスコ世界ジオパークを代表するジオサイトです。 平成2(1990)年に始まった雲仙普賢岳の噴火活動では、溶岩ドームが崩落して火砕流を発生させ、多くの犠牲者を出す大災害となりました。 この平成噴火で形成された溶岩ドームが、平成新山です。 溶岩ドームの中央部の尖った部分は溶岩尖塔(せんとう)と呼ばれ、その根本付近では今も火山ガスが噴出しており、噴火活動中の噴気温度は約750度でしたが、今では約90度まで下がっています。  平成8(1996)年に噴火活動の終息宣言が出され、平成15(2003)年からは、マグマの通り道『火道(かどう)』を掘り抜いて新鮮な溶岩を取り出すという世界初の試みに成功しました。  火道は厚さ数mから数十mの板状であることなど、新しい発見もたくさんありました。  平成新山は現在も崩落の危険があるため一般の登山は禁止されていますが、学術・防災関係者の調査登山が実施されています。  島原半島には「雲仙岳災害記念館」や「平成新山ネイチャーセンター」、火砕流で被災した「旧大野木場小学校」、隣接する「大野木場砂防みらい館」、雲仙温泉街にある「お山の情報館」など、  雲仙火山や平成噴火の様子を伝える施設や遺構が数多く整備されています。  これらは、平成噴火の実態を知るために重要なジオパークの見どころです。  友人や家族と平成新山を生んだ平成噴火について再発見してみてはいかがでしょうか。   ●図書館へ行こう ◎今月の新刊  『とりどりみどり』 西條 奈加(さいじょう なか)/著(祥伝社) 【内容紹介】   万両店(まんりょうだな)の廻船問屋(かいせんどんや)の末弟(まってい)・鷺之介(さぎのすけ)は  齢(よわい)十一にして悩みがつきない。その元凶は、かしましい3人の姉。姉たちに付き合うと、なぜかいつもその先々で事件が発生し…。 【作者紹介】  北海道生まれ。「涅槃の雪」で中山義秀文学賞、「まるまるの毬」で吉川英治文学新人賞、「心淋し川」で直木賞を受賞。   ◎島原図書館(電話64-4115) ▼開館時間 9時〜18時 ※金曜20時まで ▼4月の休館日    3日(月)・10日(月)・17日(月)・24日(月)・30日(日)資料整理日  (二次元コード) ◎有明図書館(電話68-5808) ▼開館時間 9時〜18時 ▼4月の休館日  4日(火)・11日(火)・18日(火)・25日(火)・30日(日)資料整理日 (二次元コード) ●島原スペシャルクオリティ〜もっと身近に島原ブランドを〜 ・(写真)しまばら猪    ももんじファクトリー 株式会社 椿説屋(ちんぜいや)【電話0977-85-7231】    島原半島の肥沃な土地を駆け巡って育った、天然の猪。  新鮮なうちにプロの手でさばき、風味豊かで滋養のあるジビエにしました。  ヨーロッパの貴族の伝統料理がダイニングを華やかにします。 ・(写真)島原手延べ黒ごまそうめん  株式会社 セテラ【電話0957-64-1770】  ヘルシー食材として知られる黒ごまを、島原伝承の手延べ製法のそうめんに練り込みました。  黒ごまが入っているのにつるつるとした喉ごし、そして強力なコシはそうめん職人たちの技があってのものです。  香り高い黒ごまの風味豊かな島原そうめんの食感を楽しんでください。   ▼問合せ先 商工振興課