◆P4 島原の暮らしに欠かせない 白土湖のこれから、考えてみよう。 みんなが行ってみたくなる場所にしたい! どんな湖だったら嬉しいかな〜? (写真)白土湖に鯉の放流の様子    「魅せる白土湖に!」 知ってる?白土湖の歴史 昭和50年代     藻(オオカナダモ)の繁殖がひどくなる           【対策】周辺側溝、護岸整備、湖底の大規模浚渫(しゅんせつ)を実施 平成元年〜平成3年  【対策】合計2,000 匹の草魚放流            藻は無くなったが、水質が悪くなる 平成12 年      【対策】白土湖の環境調査を実施  植物プランクトンが濁りの原因 平成13 年  白土湖浄化対策研究会発足( 市、市民、各種団体で構成)           【対策】藻の植付け、草魚捕獲、EM活性液?泥団子の投入 平成18 年       藻(オオカナダモ)が再び増え始める      【対策】 EM団子投入、草魚釣り大会1回 平成21 年 湖面を覆い尽くすほど繁茂 透明度が改善したことから、白土湖浄化対策研究会解散 平成22 年〜     【対策】大村市競艇企業局の協力を得て、藻刈船を用い藻の除去作業を実施 平成27 年〜     【対策】湖底の一部に砂利を敷き詰め、藻が発生するか否かの観察を継続 平成30 年      【対策】市内で調達可能な藻刈船を活用し藻の除去作業を実施 令和元年〜 【対策】藻刈船を用い、藻の除去作業を毎週2回実施 NEW白土湖再生プロジェクト開始 令和5年      【対策】実証実験の1つとして鯉・マシジミを放流 都市整備課に聞いてみました 白土湖ってどんな湖?  白土湖は、寛政4年に起きた島原大変での眉山崩壊によりできた日本一小さな陥没湖 (東西約75m、南北約200m)で島原市民の憩いの場となっています。 現在も、涸れることなく一日に約4万トンの地下水が湧き出し、湧水の一部は三会原地 区の農業用水としても利用されています。 どんな場所になってほしい?  現在の白土湖は、湖面一体に藻が繁茂し景観を損ねていることから、平成20年から藻の 除去を行っていますが、伸びた藻を切るだけの対策では何も変わらないことが分かりまし た。美しい白土湖にすることで、景観を甦らせ、湧水箇所を観ることができる新たな観光 スポットの一つとしていきたいです。 今後の課題や対策を教えてください  課題としては、藻(オオカナダモ)を全部除去した場合、水質の悪化に繋がらないか、 また、白土湖の底質(ヘドロ)をどのようにして浄化させるかだと思います。  これらの対策として、藻に代わる綺麗な水草を植樹することで水質を改善し、淡水に生 息するシジミを放流して底質の改善(栄養塩の溶出抑制)が図ることができればと考えて います。 市民の皆さんにひとこと  どうすれば白土湖をきれいにすることができるかという強い思いから白土湖再生プロ ジェクトを立上げ、現在、水深が浅い北側の水域で実証実験を実施しています。現在は、 実験区域内の藻を除去し、無償提供いただいた綺麗な鯉も試験放流しています。近くを通 られた際には、ぜひお立ち寄りください。  最後に、これからは産学官が連携した活動も視野に考えていますので皆さまのご協力を お願いいたします!