●より良いまちづくりについて話し合う「市長を囲む地域懇談会」を開催しました  より良いまちづくりについて市民と行政が一体となり話し合う「市長を囲む地域懇談会」を8月6日から9月24日にかけて、市内7地区で開催しました。  懇談会には延べ約300人の参加があり、参加者からは生活に身近な問題をはじめ市政全般にわたり、さまざまな意見や提案が出されました。 ▼人口減少対策 (質問)今後、人口減少の対策をどのようにしていくのか。 (回答)市では毎年250人が減少している中、子育て世代に一人でも多くの子どもを産み育ててもらおうと、第2子以降の保育料を無料化するなどの対策を講じている。今後は、若者 が集まる政策や仕事の場を提供する政策など、まち・ひと・しごとの政策をいろいろな角度から検討する。 ▼いじめ防止 (質問)7月1日からいじめ防止条例が施行されたが、子どもや大人などのそれぞれの立場からの具体的な取り組み内容が分からない。 (回答)生まれてから小学校に入学するまでの間、地域で育てる環境が大切。それぞれの取り組み内容を分かりやすく、見やすさを工夫して、保護者や地域などに向けて情報を発信する。 ▼空き家対策 (質問)30年以上も住んでいない、崩れそうな空家が5年以上放置されている。通学路で大変危険。市でどうにか対処できないか。 (回答)5年前の調査では市内に450軒程の空家が存在。危険家屋が多くなっている中、国の空家対策の法律が施行された。新法律で特定空家の指定ができれば、調査や改善の指導がで きる。情報を整理し早めに対応できるよう努めたい。 ▼防犯カメラの設置 (質問)アーケードに防犯カメラを設置後、イタズラが減った。子どもたちが安心して遊べる環境を整えるため、公園などにもカメラを設置することはできないか。 (回答)防犯カメラは個人の人権に配慮しながら、安全・安心な社会の実現のためには必要だと認識している。人が集まる場所には防犯カメラを設置する方向で検討したい。 ▼島原城の年末年始の営業 (質問)年末年始に来島する観光客などのために、島原城天守閣の開館や売店の営業を検討してほしい。 (回答)島原城の年末年始の営業については、本年は年末に天守閣と売店も開ける予定。また、元旦も営業する方向で検討している。 ▼個人情報の取り扱い (質問)マイナンバー制度では個人情報はきちんと守られるのか。 (回答)マイナンバーを取り扱う基幹システム(住民基本台帳や税)は、インターネットには接続していない。個人情報の漏えいには細心の注意を払って対応する。 ▼市政に対する意見 (質問)市政に対する要望や苦情を受けるシステムを作ってほしい。市民誰もが気楽に見れるところに投稿できるような環境を整備してほしい。 (回答)市ホームページで、各部署のメールアドレスを掲載し、市政に対する意見や要望を聞く機会を設けている。また、市内12カ所に「市長へのポスト(意見箱)」を設置し、気軽に意見や要望を投函できるようにしている。 ▼島原の歴史の普及 (質問)合併後10年が経とうとしているが、旧有明地区と旧島原地区との格差があるようだ。島原の歴史・文化を共有できるよう普及徹底をお願いしたい。 (回答)子どもにも、郷土の良さや歴史を知らせることも必要。島原の歴史を分かりやすく書いた本を各小・中学校や各公民館に配置する予定である。 ▼精霊流し (質問)精霊流し行事への参加が年々減っている。根本的に考える必要があるのではないか。 (回答)人間関係の在り様や社会の付き合い方が多様化してきている。今年は、精霊船の担ぎ手の募集や製作費の支援を行った。島原を代表する伝統行事であるため、今後も伝承する工夫をしていきたい。市民の皆さんからもいろいろな意見を出し てほしい。 ▼防災無線 (質問)防災無線で放送の前後に流れてくる音が気になるが、鳴らないように改善できないか。 (回答)放送前後の音は総務省から認可を受ける際のスイッチを入れるための信号音である。現時点では変更することは難しいが、技術的に改良できないかメーカーに鋭意申し入れてい る。 ▼ゾーン30 (質問)市内全域の通学路にゾーン30を設置したらどうか。 (回答)現在、三小校区にゾーン30を設置している。今年度は森岳地区の設置を予定しており、現在、導入に向けて、地元住民の意見をお聞きしながら、関係機関と協議している。 聴覚が不自由な人は防災ラジオの内容が聞き取れないので、どうにかできないか。 ▼聴覚が不自由な人への防災ラジオ (質問)聴覚が不自由な人は防災ラジオの内容が聞き取れないので、どうにかできないか。 (回答)聴覚が不自由な人のために、文字を表示し、目で確認できる防災ラジオがあるので、申し出があれば交換できる。 ▼「市民の歌」の普及 (質問)「市民の歌」をもっと市民に広く浸透させる取り組みが必要ではないか。 (回答)市民にはいろいろな機会で「市民の歌」を歌っていただきたい。例えば、小学校の音楽の時間などで歌う機会を設けることも考えられる。 ▼島原市の将来 (質問)今後の島原市をどのようにしていくのか関心がある。各分野から選出された市議会議員の能力や意見を市政に反映させてほしい。 (回答)まち・ひと・しごとの総合戦略では、議会のいろいろな意見をお聞きしながら、子どもから高齢者まで、自分たちがこれからの将来にかかわっていけるような実感がわく戦略を 策定する予定である。 ○「皆さんの声」をまちづくりに生かします  市長を囲む地域懇談会で、皆さんから出された意見・要望などは市議会や関係機関などと連携し、より良いまちづくりに反映させていきます。また、道路など生活に密着した意見や相談などは、随時 受け付けていますので、担当課にその都度、相談してください。 ▼問い合わせ先 秘書人事課秘書広報班(63-1111内線124) (写真)市民と市長などとの懇談の様子