●平成26年度の国保財政状況  平成26年度決算状況については、前年度繰越金や国保財政調整基金の取り崩しで財政収支の均衡を図りました。  今後も医療費が増加していくことで、国保財政は依然厳しさを増していくことが推測されます。 (歳入総額)73億5280万円  補助金・交付金 52億1660万円(70.9%)  国民健康保険税 13億6713万円(18.6%)  一般会計繰入金  4億3346万円(5.9%)  基金繰入金    2億円(2.7%)  繰越金      9602万円(1.3%)  その他      3959万円(0.6%) (歳出総額)72億5610万円  保険給付費   48億 157万円(66.2%)  拠出金・納付金 22億5303万円(31.0%)  その他      1億2380万円(1.7%)  保健事業 7770万円(1.1%) ■厳しい財政状況  国民健康保険(国保)は、病気やけがのときに安心して医療が受けられるように、被保険者が保険税を出し合い、必要な医療費に充ててお互いに助け合う医療保険の一つです。近年、島原市の国保財政状況は厳しい状況が続いています。国民健康保険特別会計(国保会計)は、平成18年度から単年度収支は赤字が続いており、国民健康保険財政 調整基金を取り崩して収支を図りました。こうした厳しい状況の中、国保財政の改善に取り組むとともに、被保険者一人一人が自分の健康に関心を持つことが国保財政改善への第一歩です。 ■医療費と保険税  国保財政の悪化には、被保険者の高齢化や医療の高度化などによる医療費の増加が影響しています。 一人当たりの医療費は、平成22年度32万6731円でしたが、平成26年度では35万8668円となっています。一方で、平成23年度に国保税率などの改定を行いましたが、景気の悪化を背景とした被保険者の収入の減少などにより、税収が伸び悩んでいることも原因の一つとなっています。 ▼国保加入者1人当たりの保険税の推移   年 度  1人当たりの国保税 平成22年度    7万5354円 平成23年度    8万6648円 平成24年度    8万6316円 平成25年度    8万8969円 平成26年度    8万7483円 ▼国保加入者1人当たりの医療費の推移   年 度  1人当たりの医療費 平成22年度    32万6731円 平成23年度    33万7398円 平成24年度    34万6551円 平成25年度    36万 898円 平成26年度    35万8668円 ▼「特定健診」を受けましょう  国保の医療費を抑えるためには、私たち一人一人が健康な体を維持することが大切です。  国民健康保険では、皆さんの健康を守り、安心して生活できるように、特定健康診査・特定保健指導の実施などを行い、病気の早期発見・早期治療、重症化を抑えるなどの健康づくりを進めています。  年に一度は必ず健診を受け、健康づくりに努めましょう。 ▼「ジェネリック医薬品」を活用しましょう!  ジェネリック医薬品とは、低価格でありながら、新薬と同等の安全性や効能・効果が認められた医薬品のことです。  窓口での負担も減りますので、かかりつけの医療機関や薬局に相談し、積極的に活用しましょう。 ※「ジェネリック医薬品希望シール」は市役所窓口で配布しています ▼問い合わせ先 保険健康課国民健康保険班(63-1111内線231)