●東日本大震災から5年 〜新しいまちづくりに向けて〜 (写真)新しい道路と災害公営住宅の写真が写った「つばめの杜地区災害公営住宅」の写真(写真提供/山元町)  東日本大震災により壊滅的な被害を受けた山元町でも災害公営住宅の完成など、インフラが整いつつあり、復興に向けて新しいまちづくりが始まっています  平成23年3月11日に発生した「東日本大震災」から間もなく5年が経過しようとしています。  被災した自治体では、復興に向けた新しいまちづくりに取り組んでいます。  本市も、平成3年の「雲仙・普賢岳噴火災害」で大きな被害を受けましたが、全国の皆さんからの温かい支援を受け、復興することができました。  同じ災害を経験した本市としては、これまで延べ95人の職員を災害復旧・復興のために派遣しており、現在、福島県相馬郡新地町(そうまぐんしんちまち)と宮城県亘理郡山元町(わたりぐんやまもとまち)にそれぞれ1人の職員を派遣しています。  今回、本市から職員を派遣している山元町の状況についてお伝えします。  宮城県亘理郡(わたりぐん)山元町  山元町のいちごは、町の代表的な農作物です。東日本大震災前は、年間約1300トンの収穫量がありましたが、震災によりいちご栽培のハウスも壊滅的な被害を受けました。  現在、いちごの収穫量も震災前の約85%まで回復し、町内3カ所のいちご農園でいちご狩りが楽しめ、農産物直売所でも販売できるようになりました。  甘みと酸味が絶妙ないちごを味わってみてはいかがでしょうか。 (写真@)被災したいちごハウスの写真 (写真A)完成したいちごハウスの写真 (写真B)山元町のおいしそうないちごの写真    平成27年4月から山元町に派遣され、現在、保健福祉課福祉班で生活保護などの業務に携わっています。山元町は、まだまだハード面・ソフト面ともに復興の途中ですが、少しでも復興の役に立てるよう一生懸命がんばります。  山元町には、おいしい農作物や自然豊かな名所もあります。これからの季節には「坂元神社」の桜がきれいです。皆さん機会がありましたら、ぜひ、山元町を訪れてみてください。 (写真)山元町に派遣中の伊藤貴章(いとうたかあき)さん (写真)桜が満開の坂元神社の写真