○〜雲仙・普賢岳噴火災害から25年〜犠牲者追悼式を挙行  雲仙・普賢岳噴火災害から四半世紀となった6月3日の「いのりの日」は、雲仙・普賢岳噴火災害25年犠牲者追悼式をはじめ、市内各所で追悼行事が行われました。  追悼式には、遺族をはじめ関係者など約300人が参列しました。  式では、参列者全員の黙とうから始まり、海上自衛隊佐世保音楽隊による追悼演奏の後、古川市長が式辞で犠牲となられた方々とそのご遺族に対し深く哀悼の意を表するとともに、災害の伝承とこれからのまちづくりに向けた決意、熊本地震に対する復興のメッセージを述べました。  また、遺族による献花の後、遺族を代表して井上康一(いのうえこういち)さんがあいさつを述べました。  厳粛な雰囲気に包まれた会場で、参列者は犠牲者の冥福を祈り、災害で得た教訓を後世に伝える決意を新たにしました。  (写真1・2)雲仙・普賢岳噴火災害25年犠牲者追悼式で参列者全員が黙とうをしている様子  (写真3)古川市長が献水をしている様子  (写真4)海上自衛隊佐世保音楽隊による追悼演奏の様子  (写真5)遺族代表の井上さんが追悼式であいさつを読み上げている様子  (写真6)追悼式の参列者が献花をしている様子 ○犠牲者の冥福を祈る  雲仙・普賢岳噴火災害犠牲者追悼之碑前や消防殉職者慰霊碑前の献花所には多くの市民が訪れました。  また、北上木場農業研修所跡や定点でも多くの人が犠牲者の冥福を祈りました。  (写真7)普賢岳噴火災害犠牲者追悼之碑前で古川市長と永田市議会議長たちが献花をしている様子  (写真8)普賢岳噴火災害犠牲者追悼之碑前で高校生が献花をしている様子  (写真9)消防殉職者慰霊碑前献花所で消防団が「鎮魂」、「復興」、「安泰」の意を込めた放水をしている様子  (写真10)北上木場農業研修所跡で午後4時8分のサイレンにあわせ黙とうしている様子 ○災害で得た教訓を後世に  追悼式に併せて、災害当時、全国から寄せられた励ましの手紙や国土交通省雲仙復興事務所の災害復興に向けた取り組み事例の紹介、自衛隊の災害支援活動、災害当時の写真を展示しました。  市内の小中学校では、追悼集会などが行われ、犠牲者の冥福を祈るとともに災害で得た教訓を後世に伝える取り組みが行われました。  また、雲仙岳災害記念館では、未来の子どもたちに噴火災害を伝承するため、コンサートや2500本のキャンドルをともす「いのりの灯(ともしび)」が開催されました。  (写真11)第四小学校での「いのりの日」集会の様子  (写真12)第三中学校での「いのりの日」追悼行事で生徒と先生が献花をしている様子  (写真13)自衛隊の災害支援活動を紹介するパネル展の様子  (写真14)雲仙復興事務所の災害復興活動を紹介するパネルとそれを説明する職員の様子  (写真15)災害当時の激励の手紙を展示している写真