●より良いまちづくりについて語り合う「市長を囲む地域懇談会」を開催しました  より良いまちづくりについて市民と行政が一緒に語り合う「市長を囲む地域懇談会」を7月25日から8月24日にかけて、市内7地区で開催しました。  懇談会には延べ約300 人の参加があり、参加者からは、ごみ収集などの生活に身近な問題から眉山の状況や空き家対策、防災・防犯に関することなど市政全般にわたり、さまざまな意見や提案が出されました。今回は、各地区から出された意見などの中から主な事項を紹介します。 ▼問い合わせ先 秘書人事課秘書広報班(63-1111内線124) ▼しまばら体操 Q:しまばら体操の目的は何か。体操のDVDはどこで入手できるか。 A:日本体育大学との協定に基づき、健康増進や介護予防を目的として日体大教授の監修のもと市が制作した。DVDは各地区公民館で貸し出している。 ▼市庁舎建設に伴う仮事務所 Q:市庁舎建設に伴う、仮事務所への移転スケジュールはどうなっているのか。  移転の対象は現在の山側の本館と別館。平成29年1月4日から約3年間、仮事務所(海側の新館と有明庁舎、下折橋集合避難施設、雲仙復興事務所(予定))で業務を遂行する。 A:新庁舎は、山側の本館と大手広場付近に建設し、海側の新館部分は解体後駐車場になる。新庁舎での業務開始は平成32年度からの予定である。 ▼眉山の現状と対策 Q:眉山の現状と今後の対策はどうなっているのか。 A:8月20日付けで広報しまばら臨時号「いま眉山は」を発行し、現状と対策を市民に周知した。また、国などと一緒に上空視察や意見交換を実施。砂防施設などが機能しており、今すぐ市街地への影響はないことを確認している。 ▼ゾーン30 Q:森岳地区のゾーン30で歩道を緑色に塗る目的は何か。 A:子どもが歩行の際に目安としてもらうこと、また、特に子どもが通行している間は車の運転者が注意して運転するよう注意喚起の目的がある。 ▼空き家対策 Q:長年、空き家や空き地が放置されたままになっている。市で対処できないか。 A:空き家や空き地は、所有者が適正に管理する必要がある。管理されていない物件は必要に応じて適正な管理を指導する。また、空き家に関しては6月から老朽危険空き家の解体補助を設けている。 ▼菖蒲園跡の利活用 Q:廃園した菖蒲園の跡地を高齢者の活動の場として整備できないか。 A:菖蒲園は毎年、維持管理に多額の費用がかかっていたことなどから7月末をもって廃園し、希望者に株を配布した。  島原城跡公園は県の文化財に指定されており、新たな近代的な構造物を造ることは難しい。歴史的景観を損なわないよう、今後、除草作業や水路の維持管理を行いながら、利活用を協議する。 ▼島原道路の進捗状況 Q:島原道路の進捗状況はどうなっているのか。 A:島原道路(出平‐有明間)は、事業認可が下り、地権者の8割以上の同意を得ている。島原地区はすでに測量が完了し、現在、有明地区の測量が行われている。測量終了後は用地交渉に入る予定である。 ▼防災ラジオの音 Q:防災ラジオの放送前後に「キュルキュル」と不快な音が鳴る。どうにかならないか。 A:防災行政無線のデジタル化に伴い、総務省からの許可をもらうための信号音なので、音をなくすことはできないが、業者に依頼し、可能な限り短い音になっている。今後も業者に改善を要望する。 ▼銀水の運営 Q:浜の川にある銀水の経営を地域おこし協力隊にしたのはなぜか。 A:国の制度で地域おこし協力隊として夫婦を採用し、運営をお願いしている。地域おこし協力隊は移住を前提に公募した。オープン前から地元の人と一緒に取り組んでおり、地域に溶け込んでいる。温かく見守ってほしい。 ▼いきいき健康ポイント Q:市老連主催の転倒予防教室などもポイント付与の対象にならないか。 A:いきいき健康ポイント制度は導入から2年目。健康づくりの契機となるものを取り入れていく方針である。今後、老人クラブの取り組みも検討する。 ▼入江の埋め立て Q:広馬場から南島原駅に通じる入江を埋め立てる計画があるが、坂本龍馬が上陸した地点であり、埋め立てずに防潮堤を設置できないか。 A:生活者の安全のため白水川の護岸工事、腹付け工事をした。元交番付近は高潮で水位が上がり、水圧で水みちができている。安全確保のため埋め立てを行い、防災のための広場などで活用できないか検討している。 ▼枝類のごみ収集方法 Q:木切れをロープで固定し、ごみ袋をつけて出していたが、4月から、ごみ袋に入れるように変わったとのことだが、周知不足ではないか。 A:複数の人からご指摘やご意見があり、従前のごみ収集方法に戻した。今回のことを反省し、収集方法を変えるときは事前に周知徹底を図る。 ▼小・中学校の避難体制 Q:大雨など大規模災害時の小・中学校の避難体制はどうなっているのか。 A:まずは、児童生徒の安全を確保し、保護者に安心して渡すことが第一。保護者が迎えに来るまでは学校が責任をもって待機させる。 ▼お帰りコール Q:夏休み期間中などの帰宅時間に放送しているお帰りコールを子どもの声で放送できないか。 A:屋外放送は、緊急性があるものを放送しており、子どもの声での放送は適当でないと判断し放送していない。 ▼高潮対策 Q:毎年、大雨時に高島で床下浸水などの被害が発生。国道の浸水で避難できないときもある。緊急車両も入れない。人命を守るため、早急に目標を設定し対応してほしい。 A:国道の冠水は把握している。流路を調査の上、県に要望し、年度を決めて取り組みたい。 ▼「皆さんの声」をまちづくりに生かします  市長を囲む地域懇談会で、皆さんから出された意見・要望などは市議会や関係機関などと連携し、より良いまちづくりに反映させていきます。また、 道路など生活に密着した意見や相談などは、随時受け付けていますので、担当課にその都度、相談してください。