●つなごう!未来へ 島原半島ユネスコ世界ジオパーク81 島原半島ジオパーク協議会(65-5540) ○日本ジオパークの再審査が行われます!  毎月、島原半島内のジオサイトやその見どころなどを紹介するこのコーナー。  今回は4年に1度行われる「日本ジオパークの再審査」について紹介します。 ▼ジオパーク活動の目的  ジオパーク活動の重要な目的の一つは人口減少・少子高齢化といった地域が抱える課題を解決することによって地域を維持し、地域内にある優れた遺産(地質や岩石、自然環境、そしてそれらと関わりの深い文化や歴史)を守り続けることにあります。  この目的を達成するためには島原半島に暮らす人の取り組みが大変重要です。なぜなら、地域の遺産を守ったり活用するのは地域に暮らす“人”だからです。 ▼日本ジオパーク再審査  ジオパークという仕組みを上手に活用し、優れた遺産が守られ、かつ地域が発展しているかを確認するために行われるのが、4年に一度の再審査です。  4年前に行われた日本ジオパークの再審査の際には、「島原半島内の3市はもとより、国や県も協力してジオパーク活動を進めていること」、「学校でジオパークを活用した教育活動が積極的に行われていること」、「地元の企業や観光関係の団体がジオパーク活動に協力的であること」、などが評価されました。  その一方でジオパーク的な視点で「島原半島の魅力を紹介できる人材を育てること」、「国外のジオパークと交流し、互いのレベルアップを図ること」、「さらに地域の人をジオパーク活動に巻き込み、半島全体でより一層ジオパーク活動を進めていくこと」、などの指摘を受けました。 ▼島原半島ジオパークの取り組み  これらの指摘に対し、島原半島ジオパーク協議会は、ジオパークガイドの養成と認定や、済チェジュ州島(韓国)および香港の2つのユネスコ世界ジオパークとの姉妹ジオパークを締結し、交流活動を行ってきました。また、「ジオパークサポーター講座」、「ジオパーク検定」、「ジオパークセミナー」といったイベントや「市民向けジオツアー」の定期開催を通じて、地域の人が島原半島の魅力を知りジオパーク活動に参加できるような取り組みを行ってきています。  日本ジオパークの再審査は11月4日・5日の2日間にわたって行われ、既存の優れた取り組みの継続状況に加え、地域の人がどの程度ジオパークに興味を持ち、その活動に協力しているかも審査されます。日本で最初に世界認定され、ユネスコの正式事業にもなったジオパークの認定を維持し、島原半島をさらに活性化していきましょう。  次回は、大野原(おおのばる)遺跡展示館「縄文の里」を紹介します。 ○第5回島原半島ユネスコ世界ジオパークセミナー  島原半島の歴史・文化・自然、そしてそれらを支えるジオの魅力を毎月やさしく紹介します。 ▼と き 10月22日(土)10時〜13時30分 ▼ところ お山の情報館別館(雲仙市) ▼参加料 無料 ▼講 師 雲仙地域パークボランティア 会長 宮ア正隆 氏 ▼題 目 雲仙の魅力を知ろう! ※セミナーの中で絹笠山登山(1時間程度)も予定しています。弁当を持参してください ▼問い合わせ先 島原半島ジオパーク協議会(65-5540) ○「阿蘇ユネスコグローバルジオパークジオツアー」参加者募集 ▼と き 11月23日(水) ▼ところ 熊本県阿蘇市 ▼定 員 40人(先着順) ▼参加料 大人4500円(中学生以上)      子ども3500円(小学生以下) ▼申込期間 10月17日(月)〜11月11日(金)10時〜17時 ▼申込方法 島鉄観光(63-2341)に電話で申込んでください ▼問い合わせ先 島原半島ジオパーク協議会(65-5540)