●まちかどウォッチング ○地域活性化に向けて 1号機関車ラッピング列車運行  9月25日、島原駅で1号機関車ラッピング列車の出発式が開催されました。  これは、日本で初めて走った蒸気機関車(1号機関車)が島原鉄道でも走ったことから、その歴史を地域の活性化に生かすため、現在運行している島原鉄道の列車に1 号機関車をラッピングしてPRしようとするものです。  また、島原鉄道の駅構内やラッピング列車の車内には、1号機関車にまつわる写真も掲示されています。  皆さんも一度、1号機関車ラッピング列車に乗車してみてはいかがでしょうか。 (写真)島原鉄道の車両に1号機関車が描かれている写真 ・1号機関車ラッピング列車の車内にあるPR写真 (写真)列車内の壁に当時の1号機関車の写真が飾られている写真 ○観光組織の一元化 株式会社島原観光ビューロー開所式  10月1日、島原城で株式会社島原観光ビューロー開所式が行われました。  これは、本市にある観光関係4団体を統合して、新たな観光組織としてスタートするものです。  開所式では、代表取締役の古川市長が、「観光業界に従事する歴代の諸先輩方が創り育ててきた島原観光をさらに発展するために、従業員の皆さんには、これまでの経験を生かし、島原観光のために頑張ってほしい」と訓示しました。  観光組織の一元化により、島原観光の魅力の向上とサービスの充実が図られ、交流人口の拡大や地域活性化が期待されます。 (写真)古川市長と島原観光ビューローの従業員の集合写真 ○100歳おめでとうございます (写真)片山フジエさん(9月30日生) (写真)宮アチヨキさん(10月7日生) ○島原の歴史や文化、大地の恵みに感謝 しまばら温泉不知火まつり  10月15日・16日、島原城をメイン会場に「しまばら温泉不知火まつり」が開催されました。  15日は、島原港泉源公園で温泉の恵みに感謝する献湯祭から始まり、夕方、島原城特設舞台で「島原城薪能」が行われ、「肥前島原子ども狂言」では、子どもたちが真剣にかわいらしく狂言を披露しました。また、夜になると観世流能や和泉流狂言が披露され、観客を幽玄の世界に引き込みました。  16日は、島原文化会館でしまばらガマダス阿波踊り大会や伝統芸能、ダンス、大抽選会などの不知火奉納舞台が行われました。  また、アーケードでは、「アーケード祭り」として土曜夜市の再現や甲冑隊のパレードなど、多くの人を楽しませました。 (写真)肥前島原子ども狂言で「釣ろうよ」を演じる子どもたちの写真 (写真)和泉流狂言で野村万禄(のむら まんろく)氏が狂言を演じている写真 (写真)しまばらガマダス阿波踊り大会で女性が阿波踊りをしている写真 (写真)不知火奉納舞台で子どもたちが太鼓演奏している写真 (写真)アーケードで甲冑隊のパレードで子どもたちが歩いている写真 ○クローズアップ 島原七万石を踊る会 (写真)島原七万石を踊る会の会員の集合写真  今回、紹介するのは、昭和30年代に島原の祭りや運動会などで広く踊られていた「島原七万石」を復活し、継承している「島原七万石を踊る会」の皆さんです。  この会は、平成20年から活動を始め、来年で10年目の節目を迎えます。現在、38人の会員が毎月第1・第3水曜の19時30分から2時間程度、森岳公民館で一瀬安子さんの指導のもと練習を行っています。  会長の山口節子さんは、「『島原七万石』は、島原藩主松平家家紋の重ね扇が入った着物に、小太刀と印籠を携え、傘を目深にかぶり、顔を見せず踊るのが特徴です。踊りは、華やかな中にも武士の毅然とした振る舞いがあります。どなたでも踊れるようになります」と話してくれました。  会員の皆さんは、「学生のときに踊った踊りを再び踊ることができてうれしい」、「みんなと仲良く話ができるのが楽しい」と笑顔で話してくれました。  現在、「島原七万石を踊る会」では、「島原七万石」を後世に伝承していこうと保育園などで子どもたちに踊りの指導も始めました。  「島原七万石を踊る会」に興味がある人は、山口節子さん(64-0356)に問い合わせてください。 ・しまばら温泉不知火まつりで踊りを披露 (写真)「島原七万石」を舞台で踊っている会員の皆さん 森岳公民館での練習 (写真)会員の皆さんが踊り「島原七万石」の練習している写真