●図書館へ行こう ◎新刊図書紹介 ◇「玄鳥さりて」 葉室 麟(はむろ りん)著 新潮社  藩内で出世を遂げる三浦圭吾(みうら けいご)。その陰には、遠島(えんとう)を引き受けてまで彼を守ろうとした剣の達人・樋口六郎兵衛(ひぐち ろくべえ)の献身があった。だが、藩主の企てにより、六郎兵衛は圭吾に敵対するよう仕立てられ…。 ◇「百年泥」 石井 遊佳(いしい ゆうか)著 新潮社  チェンナイ生活三カ月半にして、百年に一度の洪水に遭遇した私。綴られなかった手紙、眺められなかった風景、話されなかったことば…。洪水の泥から百年の記憶が蘇る。魔術的でリアルな新文学 ◇「ヲトメノイノリ」 石田 千(いしだ せん)著 KADOKAWA  ピアノを習い始めた、76歳の佃煮屋の女将。彼女の願いと挑戦を軽妙に語る表題作ほか、さまざまな年代の女性の日常と「イノリ」を描いた連作短篇集。 ◇「純忠 日本で最初にキリシタン大名になった男」 清涼院 流水(せいりょういん りゅうすい )著 WAVE出版  織田信長より1年早く生まれ、長崎港を開き、領内の寺社を焼き払ったキリシタン大名、大村純忠。彼はなぜ、一度たりともぶれることなく己の信念と信仰を貫いたのか。稀代の戦国武将、大村純忠の波乱万丈の生涯を描く。 ◎図書館司書のオススメ本 ◇「また次の春へ」 重松 清(しげまつ きよし) 著 扶桑社  冬を越えたあとに待つ春を、また思う。次の春も、また次の春も、おだやかな暖かい日が続くといい。東日本大震災をテーマに、喪失の悲しみと再生への祈りを描いた7つの物語が収録された短編集。震災から7年がたった今、あの日を忘れないために読んでいただきたい作品です。 ◎3月イベント情報 島原図書館 ・手作り講座「布の絵本づくり@」(全4回) 3日(土)10 時〜  定員10人(要予約) ※詳しくは島原図書館まで ・おはなしのじかん 3日(土)11時〜 ・手作り講座「布の絵本づくりA」10日(土)10時〜 ・おはなしのじかん 10日(土)11時〜 ・郷土史を学ぼう会 10日(土)14時〜 「島原藩日記にみる享保期(1716〜1736)の暮らし(九)」(講師:松尾 司郎(まつお しろう)氏) 「深溝世紀 巻5」(講師:松尾 卓次(まつお たくじ)氏)  閉講式 ・手作り講座「布の絵本づくりB」 14日(水)10時〜 ・手作り講座「布の絵本づくりC」 17日(土)10時〜 ・おはなしのじかん 17日(土)11時〜 ・おはなしひろば 24日(土)11時〜 ・おはなしのじかん0・1・2 28日(水)11時〜                              有明図書館 ・手作り講座「はじめてのハーバリウム」 4日(日)10時〜  対象:小学生〜一般(親子参加可)  定員:20人(要予約) ・除籍雑誌をお譲りします 10日(土)・11日(日)9時〜18時 ※1人5冊まで ・おはなしポケット 10日(土)14時30分〜 ・わくわく本の広場 21日(水)10時30分〜  定員:親子6組(要予約) ・おはなしのじかん 24日(土)14時30分〜 ○島原図書館(64-4115) 開館時間…9時〜18時(金曜は20 時まで開館) 休館日…3月5日(月)・12日(月)・19日(月)・26日(月)・31日(土) ○有明図書館(68-5808) 開館時間…9時〜18時 休館日…3月6日(火)・13日(火)・20日(火)・27日(火)・31日(土)