◎京都府福知山市ってこんなまち〜姉妹都市提携35周年〜 ▼姉妹都市の縁  本市と福知山市は、江戸時代初期の寛文9(1669)年、当時の福知山城主の松平忠房公が国替えとなり島原へ移り住んだという歴史的な縁をきっかけとし、昭和58年3月1日に姉妹都市提携を結びました。  その後、福知山市・島原市の両市では5年ごとの友好親善訪問、また、災害時には相互の支援、そして、市民団体の訪問や文化・スポーツなどの交流を通じて、友好の絆を深めてきました。 ▼福知山市ってこんなまち  由良川流域の福知山盆地にひらける福知山市は、昭和12年4月に京都府で2番目の市として誕生しました。福知山市は京都府の北西部、丹波(たんば) ・丹後(たんご)・但馬(たじま)により形成される三たん地域の中心部にあります。市内は日本海に注ぐ近畿北部最大の由良川や、鬼の伝説が残る大江山をはじめとした豊かな自然に恵まれ、歴史ある素晴らしいまちです。 ▼福知山市の歴史  福知山市には、古くは縄文時代から人々が住んでいたことが遺跡などから明らかになっていますが、昭和61年、広峯(ひろみね)古墳群(古墳時代)から出土した盤龍鏡(ばんりゅうきょう)は、当時の大勢力圏の出雲・丹後と畿内との接点に当たる福知山地方が交通・文化などの重要な位置を占めていたことをう かがわせます。  天正7(1579)年、織田信長の命で丹波を平定した明智光秀は、砦とりであと跡を利用して福知山城を築きました。以来、福知山は城下町として栄え、明治末期までに大阪、京都へとそれぞれ鉄道が開通し、商都として発展してきました。昭和12(1937)年に市制施行後は、内陸工業団地として日本有数の長田野工業団地の完成・操業、また鉄道の電化・高速化を進めてきました。  平成18年1月1日に、三和町(さんわちょう)、夜久野町(やくのちょう)、大江町(おおえちょう)と合併し、現在の福知山市となっています。 (写真1)明智光秀ゆかりの福知山城 (写真2)大江山の雲海 (写真3)日本の鬼の交流博物館 (写真4)姉妹都市提携調印(昭和58年3月1日) (写真5)中村稔(なかむら みのる) 元福知山市長が本市へ災害見舞 のため来島(平成3年6月13日) (写真6)福知山市立南陵中学校3年生186人が修学旅行の一環で来島し、第一中学校の生徒と交流(平成14年10月) (写真7)豪雨災害で被害を受けた福知山市の一日も早い復旧・復興を願い、ゴミの後片付けなどを行う本市職員(平成26年8月) (写真8)姉妹都市提携30 周年の訪問では、福知山市民から熱烈な歓迎や、豪雨災害への支援に対する感謝の気持ちを示す横断幕が掲げられる(平成26年11月9日) (写真9)島原ふるさと産業まつりで福知山市の特産品を販売(平成28年11月)