◎つなごう!未来へ 島原半島ユネスコ世界ジオパーク  島原半島ジオパーク協議会(65-5540) ○自然の営みが一望できる場所 仁田団地第一公園  仁田団地第一公園は、仁田町の仁田団地の中にある公園のひとつで、園内には「雲仙普賢岳噴火災害犠牲者追悼之碑」が建立され、毎年6月3日に「いのりの日」が行われています。  仁田団地第一公園からは、眉山から島原の市街地を経て、有明海に至る美しい景色が一望できます。天気が良い日は阿蘇山も見えるこの景色の中には、今から227年前にあたる1792(寛政4)年5月21日に発生した「島原大変」の痕跡がたくさん隠れています。  公園から見る眉山は、垂直に切り立った崖とそれを刻む深い谷が幾筋も走り、荒々しい姿をしています。眉山の大崩壊が、いかに激しいものだったかが想像できます。所々草木がなく、白い岩肌がむき出しになっているのは、眉山が今も絶えず崩れ続けているためです。  その崖から市街地に視線を移すと、たくさんの丘が見え、その丘の間に島原病院や市立第二中学校などの建物が建っています。これらの丘は、山の大崩壊が起きた時に出来る典型的な地形で、「流れ山」と呼ばれます。流れ山の多くは宅地や畑地にしにくいため、そのまま小高い丘として残ります。海に点在している九十九島も、大崩壊がつくった流れ山です。  この公園からは、眉山のすそ野が市街地に向かって直線状に延びていく様子も見られます。これは土砂の堆積がつくった自然堤防で、この堤防は白土湖のすぐ近くまで達しています。  コンピューターシミュレーションによると、「島原大変」を引き起こした眉山の大崩壊はわずか3分ほどで終了した、と推定されています。今の島原市街南部の湧水や海沿いに拡がる美しい景観は、ほんの数分の出来事からつくられたものです。 (写真)仁田団地第一公園から見た「島原大変」がつくった景色 ○第30回「ジオ空教室」 ▼と き 5月25日(土) 10:00〜12:00 ▼集合場所 雲仙市立北串小学校(雲仙市小浜町山畑334-5)※雲仙市立北串小学校の駐車場を利用してください ▼講 師 JA島原雲仙青年部おばま支部の皆さん ▼題 目 雲仙市小浜町のじゃがいもはなぜおいしい!? 〜おいしさの秘密を掘り起こせ!!じゃが堀り体験〜 ▼参加料 1000円(お土産のじゃがいも5s、保険料含む) ※当日徴収します ▼定 員 20人  ▼持参品 手袋、長靴、水筒、タオル、鍬(持っている人のみ)※汚れてもいい服装で来てください ▼申込方法 氏名、住所、性別、生年月日を記入のうえ、メール(info@unzen-geopark.jp)または電話で申し込んでください  ▼申込期限 5月22日(水)