●〜もっと身近に、島原ブランドを〜 島原スペシャルクオリティ 「五三焼 長崎豊潤黄金カステーラ」  「五三焼き」とは卵黄5に対し、卵白3の割合とし、小麦粉の配合を減らした濃厚な味わいのカステラ。 この黄金比を生み出した老舗が作る最高級の名品です。ひとつひとつ職人が丁寧に焼き上げています。 鰹シ井老舗 江戸丁(TEL:62-4773) (写真)五三焼 長崎豊潤黄金カステーラ 「ラッキーチェリー豆」  1914年創業の老舗が手掛ける豆菓子。そら豆に島原の湧水をたっぷり含ませ、手作業で丁寧に仕上げます。生姜味は島原産の生姜、塩味はミネラル豊富な五島の「とっぺん塩」を使うなど、素材へのこだわりもおいしさの理由です。 鞄。田チェリー豆総本店 新湊二丁目(TEL:62-3217) (写真)ラッキーチェリー豆 ▼問い合わせ先 しまばらブランド営業課(TEL:68-1111内線573) ●地域おこし協力隊コラム 協力隊、なんしよっと? 地域おこし協力隊 吉岡 慈文(よしおか ひろふみ) 突然ですが皆さん、「松平文庫」って一度は聞いたことはありますか?  聞いたことがある人、実際に行ったことがある人、初耳の人、さまざまだと思います。  江戸時代に島原を治めた深溝松平家(ふこうずまつだいらけ)が代々蒐集(しゅうしゅう)してきた蔵書を中心に、非常に多くの古典籍や絵図、古文書を所蔵しています。  収蔵されている古典籍は、国文学研究において貴重な資料も多く、研究者にも重宝されてきました。  私も松平文庫に関わってみて、「殿様は、なんでこんなに集めたのだろう?」と素朴に感じました。そこで、一般の人にもわかりやすいように松平文庫を歴史の中で捉えてみようと思い立ち、5月14日から6月29日まで、「なんでこんなに集めたの!?〜忠房公のコレクション〜」展を開催しました。  忠利公(ただとしこう)や忠房公(ただふさこう)が生きた時代は、徳川家の元で天下が落ち着こうとしている頃になります。  戦乱が終わり、武士といっても武芸ばかりでは物足りない時代となりました。  外交使節、公家・幕府・大名との交流が重要性を増してきます。交流の場では文学や能・狂言といった文化力が最大の武器になったと考えられます。  松平文庫にある古典籍は、このような歴史的必然性と殿様たちの向学心からもたらされたものです。  今回の展示で松平文庫に関心を持っていただき、島原市の文化力について考える機会になればと思います。 ▼問い合わせ先 社会教育課 (TEL:68-5473) (写真)「なんでこんなに集めたの!?〜忠房公のコレクション〜」展