◎より良いまちづくりについて語り合う、「市長を囲む地域懇談会」を開催しました  より良いまちづくりについて市民と行政が一緒に語り合う「市長を囲む地域懇談会」を7月22日から8月23日まで、市内7地区で開催しました。  懇談会には約250人の参加があり、参加者からは、空き家問題や公共施設の統廃合に関することなど市政全般にわたり、さまざまな意見や提案が出されました。  今回は、前半の5地区(有明、森岳、杉谷、三会、安中)で出された意見の中から主な事項を紹介します。なお、後半の霊丘・白山地区を含めた内容は、次号掲載予定です。 ▼遊休農地と農業後継者減少対策 増えている遊休農地の解消や農業後継者の支援対策など、市の農業政策を聞かせてほしい。  農業後継者は減っているが、農業生産額は近年200億前後で推移し、増えている。圃場整備を中心に、ハウス整備など後継者支援を軸に取り組みたい。また、農地中間管理機構を通して担い手への農地集積や水田の基盤整備などにも取り組んでいきたい。田畑に道を通すことも重要であるため国・県の制度を活用しながら取り組んでいきたい。 ▼空き家の数 市の空き家は約何件くらいあるか。  空き家の数は、約560件。行政は個人の財産に介入出来ないが、所有者に維持管理や撤去をお願いしている。良い物件があれば移住者用に空き家バンクの登録制度もあるので情報があれば、連絡をお願いしたい。 ▼下水道の整備 生活排水が川に流れているが、なぜ下水道の整備を行わないのか。  本市は県下でも汚水処理率が低い。下水道の整備や維持管理には多額の予算が必要となることから、現在、合併浄化槽の普及を図りたいと考えている。 ▼島原文化会館の存続 島原文化会館は存続するのか。  9月いっぱいまで署名活動が行われているため、推移を見守っている。  合併時5万人の人口で支えていた施設を近い将来3万人の人口で支える時が来る可能性も示されている。  5万人で運営していた施設を3万人で同じように運営することは困難。何かを残すためには、何かを集約しなければならないという状況を理解していただきたい。 ▼コミュニティバス 先般試乗を行ったが、道幅の狭い県道などでもバスは通るのか。  地元の皆さんの意見を聴くために試乗を実施した。  今後、今回実施した地域を含め、交通空白地帯を考慮し、ルートを改良する。また、当初の予定よりも小型の車両への変更を考えている。方針が決まれば、再度報告する。 ▼防災行政無線 防災行政無線が聞こえにくい、どうにかならないか。  屋外スピーカーは市内に100カ所以上あるが、風向きなどで聞こえる条件が常に変わる。そのため防災ラジオの配布や防災メールの送信をしているので、これらを活用していただきたい。 ◎「皆さんの声」をまちづくりに生かします  市長を囲む地域懇談会で、皆さんから出された意見・要望などは市議会や関係機関などと連携し、より良いまちづくりに反映させていきます。また、道路など生活に密着した意見や相談などは、随時受け付けていますので、担当課にその都度、相談してください。 ▼問い合わせ先 秘書人事課秘書広報班(63-1111 内線121)