◎守ろう!「島原城跡」  皆さんは、どれくらい島原城のことを知っていますか?  島原城は、松倉豊後守重政公が元和4(1618)年から、7年の歳月を費やして築いた近世城郭です。 ▼島原城跡の範囲と価値 (写真)本丸の石垣  島原城跡は、本丸と二ノ丸だけではありません。現在の大手・裁判所があるところから、北門までが島原城跡です。  江戸時代は、島原城の範囲が石垣と土塀で囲まれていました。今でも一部、石垣が残っているところがあります。 (イラスト)史跡指定範囲  島原城跡の一番外側の区画は、「外曲輪(そとぐるわ)」といいます。  出典:「森岳城跡石垣調査報告書」島原市教育委員会 平成28年3月 ▼島原城跡を守るために  上図で示された石垣の中には、市教育委員会の事務処理誤りにより失われた石垣もあり、現在、再発防止の取り組みを進めています。  上図の他にもまちのあちこちに古い石垣が残っていますが、図で示した石垣の内側の区域は、文化財保護法における「周知の埋蔵文化財包蔵地」として保護の対象となっており、建物や石垣などの建築・解体のときには届出が必要となります。  文化財を保護しようとすると、しばしば規制や不便を伴うことがあるため、市民の皆さんのご理解とご協力が欠かせないものです。市教育委員会は、歴史と文化を伝える貴重な文化財を、皆さんとともに後世に伝えていきたいと考えています。 ▼問い合わせ先 社会教育課(内線652) ◎市長コラム 古川 骼O郎 島原市コミュニティバス たしろ号運行開始  3月1日(日)から「三会地区」「杉谷地区」「有明地区」で「島原市コミュニティバス たしろ号」の運行を開始しました。  現在バスが通っていない地域や公共交通の利用が難しいと思われる地域から、各公民館やスーパーなどの商業施設をつなぎ、また一部区間ではバス停以外の場所で乗降できるなど、少しでも皆さんの生活に密着した移動手段になるように運行ルート、ダイヤなどを設定しました。  市民の皆さんのいろいろなご意見を聞きながら、地域にとって利便性の高い乗り物になるようにと考えておりますので、ぜひご利用ください。