●つなごう!未来へ 島原半島ユネスコ世界ジオパーク  島原半島ジオパーク協議会(65-5540) ○大災害を今に伝えるモニュメント  流死菩提供養塔(りゅうしぼだいくようとう)  1792(寛政4)年に発生した雲仙普賢岳の噴火では、その末期に頻発した強い地震によって、眉山の一部が崩壊し、大量の土砂が海に流入しました。地すべりと津波により、およそ1万5千人もの人が犠牲になった災害は「島原大変・肥後迷惑」という言葉で、後世に語り継がれています。  この日本最大の火山災害を今に伝えるのが、島原半島や対岸の熊本、天草地域の沿岸に残されている流死菩提供養塔です。流死菩提供養塔は、特に被害が大きかった各村の寺に命じて島原藩が建立させたものから、地域住民の手によって建立されたものまで様々です。  「島原大変・肥後迷惑」が発生した日は、今の暦でいえば5月21日にあたります。日中の気温が高くなる中での復興作業は、想像を絶するものがあります。それでも人々は自らのふるさとの再生のために、復興事業に取り組んだのでしょう。  流死菩提供養塔は、犠牲になられた人たちを供養するだけでなく、残った人たちの気持ちを一つにするための象徴の一つともいえます。  島原半島や熊本県の有明海沿岸には、100基を超える流死菩提供養塔が残され、今も有明海を見つめ続けています。 (写真)流死菩提供養塔(南崩山町)     多くの供養塔は海の方角を向いて建立されています 〜ジオのお話会のお知らせ〜 ▼と き 3月11日(水) 10時30分〜12時 ▼ところ 山崎本店酒造場(白土町) ▼題 目 「シマバライチゴとお酒」 ▼内 容 長崎県天然記念物の「シマバライチゴ」を原  料とした貴重なリキュールの製造工程や楽しみ方を話  します ※試飲を希望する人は車での来場を控えてください ▼募集人数 20人  ▼参加料 無料  ▼申込方法 氏名、住所、性別、生年月日を記入のうえ、メール(info@unzen-geopark.jp)または電話で申 し込んでください  ▼申込期限 3月6日(金) ○第40回「ジオ空教室」 島原半島の歴史・文化・自然、そしてそれらをつくりだしたジオの魅力を、その道のプロが毎回たのしく紹介します。ふるってご参加ください! ▼と き 3月14日(土) 10時〜12時(受付:9時30分〜) ▼ところ 雲仙お山の情報館 別館(雲仙市小浜町雲仙) ▼題 目 「謎解き雲仙ジオツアー」〜雲仙温泉街の景観に隠された「謎(魅力)」に迫る〜 ▼内 容 主に雲仙・小浜エリアで活動している認定ジオガイドの“小浜ジオーズ”の案内のもと、  まち歩きを通して雲仙温泉街の景観に隠された「謎(魅力)」に迫ります ▼参加料 500円(ジオスイーツ代などを含む)  ▼募集人数 20人  ▼服装等 タオル、飲み物、雨具 ※まち歩きが可能な動きやすい服装 ▼申込方法 氏名、住所、性別、生年月日を記入のうえ、メール(info@unzen-geopark.jp)または電話で申し込んでください  ▼申込期限 3月11日(水)