ふるさと再発見 松平文庫  島原図書館の二階に旧島原藩主松平家が所蔵していた古文書が保存されています。これが松平文庫です。  文庫は、代々の藩主が収集したものですが、島原における松平家初代の忠房(ただふさ)公が集めた和漢の書物が中核になっており、昭和5年に市の文化財に指定されました。  これらの書物は文武両道を図るため家臣にも開放され、島原藩の学校である「稽古館(けいこかん)」が建てられたとき、学生の教材としても用いられました。  明治維新後、松平文庫は、松平家の管理事務所に保管され、戦後関係者の尽力により松平家から当時の島原公民館に寄贈されました。昭和35年から九州大学が一年をかけて目録を作成し、それを機に国文学者などに第一級の資料として広く知られるようになりました。  島原図書館には、学術的に貴重な「松平文庫」を恒久的に保管するため一階に展示室、二階に収蔵庫・作業室・閲覧室が設けられています。  長い年月の間に傷んだ書物も数多くあり、その修復作業が現在も続けられています。また、全国から研究者などが数多く訪れ、国文学や、史学の発展に寄与しています。  現在、展示室では「松平忠房 島原入部340周年 松平文庫展(U)」が開催されており、島原図書館が開館しているときはいつでも見学することができます。是非お立ち寄り下さい クローズアップ 有明青年団  今回、紹介するのは有明青年団の皆さんです。現在、市内には島原市青年団、白山青年団、有明青年団の3つの団体があります。  有明青年団は、地域交流や社会奉仕活動、会員相互の親睦、イベントの企画などを通して、地域の発展や団員の資質の向上を目的とし、現在、男性・女性を含め団員は15人いるそうです。  主な活動は、海岸清掃や自治会敬老会での踊りの披露による地域交流のほか、ヨーガ教室やケーキづくりなどの青年教室を定期的に開催しているそうです。  団長の本多圭介(ほんだ けいすけ)さんによると「青年団と聞くと堅苦しい感じがしますが、私たち青年団は、若者の繋がりを第一として、自分たちも楽しみながら、地域へ貢献することを基本として活動しています。地元の人たちにありがとうと声をかけてもらえたときが一番嬉しいですね」と話してくれました。  仲間を増やし、楽しみながら地域貢献ができる青年団活動に参加してみませんか。 問い合わせ先…有明公民館(681101)