みんなのくらしを支える国民健康保険 ■国保の運営について  国民健康保険(国保)は、市町村を単位に運営される仕組み(国保組合を除く)となっています。そのため、それぞれの市町村での医療費の状況や加入者の所得の構成などにより、保険税に違いがあります。 ■医療費の状況  島原市の国保加入者の約4割が60歳以上の人で、医療を必要とする機会の多い人が他の健康保険より多く、65歳以上の人の医療費が総医療費の5割近くかかっています。 ■国保の財政状況  国民健康保険の運営は国保加入者(被保険者)からの保険税の他に補助金、交付金などでまかなっています。 ■非常に厳しい財政状況  平成22年度の決算状況で歳出の7割が保険給付費、3割が後期高齢者・介護保険・共同事業などの負担金となっています。歳入の約7割は国・県およびその他の交付金・補助金で、保険税が約2割、島原市の法定負担と財源不足による基金繰入が約1割となっています。平成22年度の決算(歳入−歳出)は、1億126万円の黒字となりますが、基金から2億5900万円繰り入れてまかなっています。 平成22年度 島原市国民健康保険特別会計決算の内訳 歳入 70億7371万円 保険税 129,520万円(18%) 国庫支出金 237,378万円(34%) 療養給付費交付金 35,546万円(5%) 前期高齢者交付金 94,524万円(13%) 県支出金 32,440万円(5%) 共同事業交付金 102,030万円(14%) 一般会計繰入金 38,684万円(5%) 基金繰入金 25,918万円(4%) 繰越金、諸収入 11,331万円(2%) 歳出 69億7245万円 保健給付費など 485,915万円(70%) 後期高齢者支援金 72,085万円(10%) 介護納付金 35,941万円(5%) 共同事業拠出金 91,564万円(13%) 保健事業費 5,734万円(1%) その他支出 6,006万円(1%) 歳出の7割が保険給付費  国保財政は、加入者の皆さんの医療費が増えれば、負担となる保険税の負担も増えることになります。医療費が増えないよう、適正受診にご協力ください。 ■医療費の増加を抑えるためにご協力ください!! ・特定健診や特定保健指導を受けましょう  病気の早期発見だけでなく、病気になる前の異常を発見したり、生活習慣病の予備群を見つけ、生活習慣の改善(特定保健指導)を行います ・適度な運動やバランスのとれた食事を心がけましょう ・適正受診に努めましょう @同じ病気でいくつもの医療機関を受診することは控えましょう。重複する検査や投薬はかえって体に悪影響を与える場合があります A薬が余っていたら、医師や薬剤師に相談しましょう B安価なジェネリック医薬品を利用しましょう (医師や薬剤師に相談しましょう) 問い合わせ先 保険・健康増進グループ 保険班 国民健康保険担当 TEL63-1111 内線231