第5回 ジオパーク国際ユネスコ会議(5th International UNESCO Conference on Geoparks)  いよいよ、今月12日(土)から15日(火)まで、島原復興アリーナをメイン会場として、第5回ジオパーク国際ユネスコ会議が開催されます。  国際ユネスコ会議には、世界30の国と地域からの参加があり、会議には専門家の発表だけでなく、市民皆さんが参加できる『市民フォーラム(意見交換会)』を開催します。このフォーラムでは、ジオパークのこれからの活用方法などについていろいろな意見を交わし、今後の「島原半島世界ジオパーク」の発展に役立てられます。市民皆さんの参加をお待ちしています。 ・と き 5月12日(土)から5月15日(火)まで ・ところ 島原復興アリーナ(メイン会場)、雲仙岳災害記念館など ・日程表 ・5月12日(土) A会場 (午前)開場、開会式、基調講演 (午後)★@ジオパークと観光の フォーラム、★ポスター発表 B会場 (午後)分科会 (活動報告等)、ワークショップ (GGNメンバー) C会場 (午後)分科会 (活動報告等) D会場 (午後)分科会 (活動報告等) ・5月13日(日) A会場 (午前)開場、基調講演、★キッチン火山 (午後)★B子どもフォーラム (発表)、★B子どもフォーラム(Q&A)、ポスター発表 B会場 (午前)分科会 (活動報告等) (午後)分科会 (活動報告等) C会場 (午前)分科会 (活動報告等) (午後)分科会 (活動報告等) D会場 (午前)分科会 (活動報告等) (午後)分科会 (活動報告等) E会場 (午前)★Aジオパークガイド・ ワークショップの フォーラム ・5月14日(月) (巡検コース1)温泉断層コース (巡検コース2)島原半島成り立ちコース (巡検コース3)島原大変・平成 新山コース(1) (巡検コース4)島原大変・平成 新山コース(2) ・5月15日(火) A会場 (午前)開場、世界ジオパーク総会、★Cジオパークと防災のフォーラム (午後)ワークショップ総会、閉会式 B会場 (午前)分科会 (活動報告等) C会場 (午前)分科会 (活動報告等) D会場 (午前)分科会 (活動報告等) ・14日の「巡検」以外は誰でも参加できます ・★は主に一般の人を対象に行われます ・A・B・C・D会場…島原復興アリーナ内(4ページをご覧ください) E会場…雲仙岳災害記念館(がまだすドーム)内 ・詳細な時間は「第5回ジオパーク国際ユネスコ会議」ホームページ(http://www.geoparks2012.com/jp/index.html)をご覧ください ・問い合わせ先 国際ユネスコ会議事務局(64-2012) 市民フォーラム参加者募集! 市民フォーラムでの意見は、島原半島世界ジオパークの今後の発展に役立てられます。 @『ジオパークと観光」 ・とき 5月12日(土) 13時50分から ・ところ 島原復興アリーナ(A会場) ・参加料 無料 ・参加制限 なし ・内 容 ジオパークを中心として地元の経済活性化を図る観光産業“ジオツーリズム”のあり方について、ジオツーリズムの先導者的立場に従事する関係者の視点からそれぞれの意見を総括します。 ・パネリスト ・舩山龍二(ふなやま りゅうじ) 氏(社団法人日本観光振興協会副会長) ・後藤乙夫(ごとう いつお) 氏(環境省九州地方環境事務所自然保護統括官) ・坂元英俊(さかもと ひでとし) 氏(阿蘇地域振興デザインセンター事務長) ・楊家明(ようかめい) 氏(香港世界ジオパーク事務局長) ・草野有美子(くさの ゆみこ) 氏(伊勢屋旅館女将) ・コーディネーター ・中川和之(なかがわ かずゆき) 氏(日本ジオパーク委員会) A『ジオパークガイド・ワークショップ」 ・とき 5月13日(日) 10時30分から12時30分まで ・ところ 雲仙岳災害記念館(E会場) ・参加料 無料 ・参加制限 事前登録者(日本ジオパークのジオパークガイド) ※ワークショップの様子は見学することができます ・内容 日本各地のジオパーク(20カ所)のジオパークガイド経験者が集まり、ワークショップを通じてジオパークガイドの現状や課題を認識し、今後の様々な可能性を共有します。 ・アドバイザー ・パトリック・マッキーバー教授(世界ジオパークネットワーク事務局)  ・司会進行 ・梶原宏之(かじはら ひろゆき) 氏(阿蘇たびびと博物館館長) ・吉田照光(よしだ てるみつ) 氏(阿蘇ミュージアム副理事長) B『子どもフォーラム」 ・とき 5月13日(日) ・ところ 島原復興アリーナ(A会場) ・参加料 無料 ・参加制限 当日、参加を受け付けます(小・中学生優先) ・第1部 『子ども発表』 13時30分から15時まで ・内容 ジオパークを中心とした地質、地形に関して自分たちの学習成果を発表します。 ・発表者 ・深江小学校(島原半島世界ジオパーク) ・宇土高校(天草御所浦(あまさくごしょうら)ジオパーク) ・中松小学校(阿蘇ジオパーク) ・陵南(りょうなん)中学校(霧島ジオパーク) ・コーディネーター ・伊藤和明(いとう かずあき) 氏(全国火山系博物館連絡協議会会長) ・第2部 『子どもQ&A』 15時15分から17時まで ・内容 ジオパークに関しての疑問をQ&A形式で専門家に尋ね、理解を深めます。 ・質問者 島原半島内の小・中学生 ・回答者 ・伊藤和明(いとう かずあき) 氏(全国火山系博物館連絡協議会会長) ・清水洋(しみず ひろし) 教授(九州大学地震火山観測研究センター長) ・渡辺真人(わたなべ まひと) 氏(日本ジオパーク委員会事務局) ・マリールイズ・フレイ博士(世界遺産メッセルピット管理事務局) ・竹之内耕(たけのうち こう) 氏(糸魚川(いといがわ)ジオパーク事務局) C『ジオパークと防災」 ・とき 5月15日(火) 10時30分から12時30分 ・ところ 島原復興アリーナ(A会場) ・参加料 無料 ・参加制限 なし ・内容 「火山との共生」を目指すうえで、防災に向けた取り組みは不可欠といえます。ジオパークという存在は、自然災害に対する防災を見据えたうえでどのように役割を果たし得るか、各ジオパークおよび火山学者、国土交通省など各分野からそれぞれの視点に基づく意見を議論します。 ・パネリスト ・三松三郎(みまつ さぶろう) 氏(三松正夫(みまつ まさお)記念館長(昭和新山資料館)) ・萬コ昌昭(まんとく まさあき) 氏(国土交通省九州地方整備局雲仙復興事務所長) ・藤山秀章(ふじやま ひであき) 氏(内閣府政策統括官付参事官) ・坂之上浩幸(さかのうえ ひろゆき) 氏(霧島ジオパーク推進室室長) ・ニコラス・ゾロス教授(世界ジオパークネットワーク事務局) ・コーディネーター ・伊藤和明(いとう かずあき) 氏(全国火山系博物館連絡協議会会長) (イラスト)ジーオくん「多くの人の参加をお待ちしています」 会場案内図 ジオパークに住む私たち  20年前の「雲仙・普賢岳噴火災害」では多くの犠牲者や被害が発生しました。その一方で、雲仙火山を中心とした「島原半島世界ジオパーク」は農産物や湧水、温泉などの大地の恵みも分け与えてくれます。  火山との共生を求められる私たちは、地域の自然や過去の災害を知り、後世へ伝えて行くことが大切です。  今回の国際会議は、住みなれた故郷やこの地でしか味わえない火山がもたらしたジオの恵みをあらためて感じることができる絶好の機会です。  私たちは、誇りある素晴らしい場所に住んでいます。国際会議の開催により、その思いがもっと強くなり、島原半島の強い絆となることでしょう。会議期間中は国内外から多くの人が来島しますので、島原ならではの「おもてなし」の心でお出迎えをし、会議が成功するよう、皆さんのご協力をお願いします。 (写真)平成新山 (写真)九十九島(「島原大変」時、眉山が崩壊してできたものです) (写真)ジオの恵み(湧水)「四明荘」 (写真)ジオの恵み(農産物)