市長を囲む地域懇談会を開催 〜市民の声をまちづくりへ〜  より良いまちづくりについて市民と行政が一体となり話し合う「市長を囲む地域懇談会」を6月11日から6月25日にかけ、市内7地区で開催しました。  懇談会には延べ約400人の参加があり、市から「市政の取り組みと今後の課題について」および「市庁舎建設基本構想(案)」の説明を行ったほか、参加者から道路の安全確保や雇用対策など生活に身近な問題をはじめ市政全般にわたり、さまざまな意見や提案が出されました。主なものを抜粋して紹介します。 (写真)市民の意見に対し、答える横田市長 清掃奉仕用ごみ袋 質問…市民清掃時に清掃奉仕用ごみ袋を配布してほしい。 回答…ボランティア清掃時に使用する清掃奉仕用ごみ袋を、現在、環境グループおよび有明支所でのみ配布しているが、今後は地区公民館や三会出張所で配布できるようにしたい。 湧水の利活用 質問…島原は水の都、水がたくさんある。これを何とか売り込んではどうか。 回答…成分分析などを行い、商品化できないか今後、研究していきたい。 長池三会線(ながいけみえせん) 質問…今年2月に離合個所を設置してもらったが、今後の着工見込はどのようになっているのか。 回答…必要な道路と考えており、将来的には霊南山ノ神線(れいなんやまのかみせん)と接続するよう早期着手を今後も県へ要望していく。 新町の土地購入 質問…新町に購入した土地はどういった利用を考えているのか。 回答…購入した土地は、観光に活かし、商店街の活性化につなげたいと考えており、計画がまとまり次第、近く皆さんにお示ししたい。 三小通学路 質問…栄町交差点から三小入口までの道路は狭いうえに通行量が多く、児童が危険である。何らかの対策が必要なのでは。 回答…南側が川となっており道路拡幅を行うには課題が多いため、カラー舗装などを行い、歩行者の安全確保に努めていきたい。 道路の安全確保 質問…三中から魚見団地入口は通行量やスピードを出す車両が多いため、「スピード落とせ」などの看板設置はできないか。 回答…地域の人と相談し、看板を設置したい。 道路の白線引き直し 質問…学校周辺だけでなく、市内全域で行ってほしい。 回答…学校関係者、警察、市、教育委員会で学校周辺の白線について緊急合同点検を行った。点検結果をもとに協議を行い、白線の引き直しを行っていきたい。また、幹線道路の引き直しについては、計画的に行っていきたい。 眉山崩壊時の土砂 質問…大地震などで眉山が崩壊した場合、どの位置まで土砂が流れ込んでくるのか。 回答…詳しいシュミレーションは行われていないが、今後、大学・研究所など関係機関と情報の共有化を図っていきたい。 町内会・自治会補助金 質問…地域活動活性化のため、町内会・自治会運営費補助金の再考をお願いしたい。 回答…町内会・自治会運営費補助金は、合併協議会において6年間の調整期間を設けて補助額を統一するよう決定された。厳しい財政状況の中で、増額は難しい状況である。活動支援として昨年度から「がまだす地域づくり補助金・交付金」制度を設けたので、そちらを利用し地域コミュニティ活動の活性化に役立てていただきたい。 空き家対策 質問…市内でも空き家が多くなっており、崩れたりして事故につながりかねない。空き家対策について、どのように考えているのか。 回答…実態調査を行い、危険なものについては、所有者に対し適切管理をするよう指導したい。また、他市の先進事例などを研 究していきたい。 文化財の活用 質問…有明文化会館にある遺跡をはじめ、市内にある遺跡は大変貴重なものだが、あまり有効利用されていないと思われる。 回答…市内にある遺跡はどれも大変貴重なものと考えており、ジオパーク関係者に見学いただくなど島原の歴史を知っていただくものとして活用している。今後も文化財の重要性を認識し、活用・保全に努めていきたい。 雇用対策 質問…景気低迷による求人の低迷が続いている。何らかの対策は考えているのか。 回答…市でも緊急雇用対策として約600人を雇用したところ。今後も関係機関と協力し、雇用対策に努めていきたい。 市役所の窓口時間 質問…市役所の窓口開庁時間を延ばすことはできないか。 回答…時間延長は現在予定していないが、平日来庁できない人のために、土曜・日曜午前中に窓口業務を行っているので、そちらを利用していただきたい。 要約筆記 質問…聴覚に障がいがあったり、耳が遠い人のための要約筆記が活用される会議などがあれば、周知してほしい。 回答…情報提供が可能なものについては、周知していきたい。 (写真)市長を囲む地域懇談会でも要約筆記が行われました 有明総合文化会館駐車場 質問…有明総合文化会館裏側の駐車場の存在があまり知られておらず、駐車できずにいる人がいる。案内の工夫をすべきではないか。 回答…現在、裏側駐車場については行事のチラシで案内するほか、係員を配置して誘導を行っている。今後は、これらに加え、可動式看板を製作し、配置することで更なる周知を図っていきたい。 皆さんの声をまちづくりへ  市長を囲む地域懇談会で皆さんから出された意見・要望などは市議会や関係機関などと連携し、より良いまちづくりに反映させていきます。また、道路など生活に密着した意見・要望などは、随時受け付けていますので、担当グループへその都度ご相談ください。 (写真)意見・要望を発言する参加者