しまばら子育て情報 〜 君がはじめて絵本にであうとき 〜 ブックスタートってなあに?  「ブックスタート」は、赤ちゃんと保護者に絵本を開く楽しい体験をしてもらおうと、絵本を手渡し、心ふれあうひとときを持つきっかけをつくる活動です。  毎月、市保健センターの3カ月児健診時に、ボランティアや図書館職員、子育て支援室の職員などが親子に読み聞かせを行っており、今年度は、「あけてごらん」の絵本の手渡しを行っています。 赤ちゃんに、やさしいまなざしが注がれるまちづくりが始まっています (写真)赤ちゃんに絵本の読み語りを行うボランティア 参加者の声 「最初の一冊はどれを選んでよいのか迷ってしまうので助かりました。この読み聞かせは、以前から楽しみにしていました。同じ月齢のお子さんがたくさんいてとても楽しかったです。」 「あけてごらん」 絵:ディック・ブルーナ 文:村田さち子 ドアの中から動物や食べ物、乗り物など…はっきりとした色と形は、赤ちゃんがひきつけられるかわいい絵本です。 「絵本を配って、それで終わりではありません」ブックスタートボランティア 本田光子(ほんだ みつこ)さん  私たちボランティアスタッフは、平成16年7月から活動をはじめ、市保健センターで行われる3カ月児健診に来た親子を対象に、絵本の読み語りを通じ、絵本を介した赤ちゃんへの愛情、大切に思う気持ち、赤ちゃんの幸せを願い活動を行っています。  3カ月児健診に来たすべての親子を対象に、待ち時間の間に1組ずつ順に読み語りをし、赤ちゃんの笑顔に出会うたびに、『ブックスタートの意味の大切さ』を私達ボランティアは実感させられます。  また、毎回、赤ちゃんへの読み語りは喜びでもあり、私たちの生きがいと励みになっています。ブックスタート事業は、「親子のふれあい」のきっかけづくりの一つとして絵本を介し、絵本での「絆つくり」「読書の基礎づくり」はもちろんのこと「言葉の発達」などのほか、読み語りにより新しい世界も広がり赤ちゃんの育ちの「心の栄養」となっており、とても素晴らしい事業だと思います。  ブックスタートの読み語りは、親子の笑顔パワーが地域の人との関係につながる大事で大切なすばらしい事業です。「絵本の手渡し」はただ単に「物」の手渡しではなく、愛情ある温かい「心の手渡し」だと思っています。  赤ちゃんと一緒に絵本を楽しむことの大切さを伝えるブックスタート事業が今後もずっと続き、地域に生まれた赤ちゃんの「心豊かな成長と親子の幸せを共有できる地域の絆」を深められるような地域住民読み語りボランティアとして協力できればと思っています。あなたもぜひ始めてみませんか。 (写真)「全力で子育てのサポートをします」ブックスタートボランティアの皆さん