つなごう!未来へ 島原半島世界ジオパーク 34 島原半島ジオパーク推進連絡協議会(65−5540)  今月は千々石断層と諏訪の池を紹介します。  「千々石断層」は、雲仙市千々石町にある島原半島最大の断層で、雲仙市小浜町の「諏訪の池」は断層を利用したため池です。 島原半島は南北に引っ張られている  島原半島は、雲仙火山を挟んで南北にそれぞれ引っ張られるように動いています。そのため、半島のあちこちで大地の亀裂(断層)ができています。  千々石断層は、約30万年もの間に最大450mも大地がずれてできた崖です。長さは14kmあり、島原半島を横切る形で島原市千本木付近まで伸びています。断層が作る落差を利用した展望所からは、橘湾の絶景が楽しめます。  諏訪の池は、諏訪の池断層が作る50mのずれを利用し、川をせき止めて江戸時代に造られた人工のため池で、周辺の畑に水を供給しています。  池の周辺にはキャンプ場やビジターセンターがあり、野鳥観察や天体観測などができる自然環境教育の拠点にもなっています。  次回は、「寛政の噴火」と「新焼(しんやけ)溶岩」をお届けします。 (写真)千々石断層(雲仙市千々石町) (写真)諏訪の池(雲仙市小浜町) 「市民誰もがジオガイドツアー」 参加者募集!  島原半島の、魅力的な景観ジオスポット(ジオサイト)をガイド中級講座受講生の案内により回るツアー「市民誰もがジオガイドツアー」を2回に分けて実施します。  なお、2回目の実施については、詳細が決まり次第お知らせします。 ・日  程 12月1日(土) 愛野公民館(9時集合 16時解散予定) ・募集人数 10人(先着順) ・参加費 無料(※昼食は各自で用意してください) ・行程 愛野公民館出発→山田城跡→大野原(おおのばる)遺跡→(昼食)→焼山(やけやま)→平成新山ネイチャーセンター→旧大野木場小学校→土石流被災家屋保存公園→愛野公民館(16時到着予定) ・申込期限 11月22日(木)まで ・申込方法 11月5日(月)8時30分以降に、電話で申し込んでください ・申し込み・問い合わせ先  島原半島ジオパーク推進連絡協議会(雲仙岳災害記念館内)  65-5540 FAX65-5542 E-mail:info@unzen-geopark.jp (イラスト)ジーナちゃん「私も行きたーい」、ジーオくん「島原半島は見どころ満載だよ」