つなごう!未来へ 島原半島世界ジオパーク37 島原半島ジオパーク推進連絡協議会(65−5540)  今月は、「平成新山(溶岩ドーム)」と「仁田峠」を紹介します。  「平成新山」は、平成噴火の際にできた溶岩ドームで、国の天然記念物に指定されています。 平成噴火  雲仙火山は、198年間の休止期を経て、平成2年11月17日に噴火を始めました。平成3年2月12日の噴火以降はマグマ水蒸気爆発が発生し、ふもとの島原市や南島原市深江町に降灰をもたらし、大量の降灰によって農業・観光・市民生活などに多大な被害を与えました。特に大量の降灰は雨によって土石流を頻発させました。同年5月20日には、普賢岳の地獄跡火口から溶岩ドームが出現し、地下からマグマが供給されて成長を続けました。溶岩ドームは、しばしばその一部が崩れ落ち、火砕流となって山肌を流れ下りました。平成7年2月にマグマの供給が停止するまでの溶岩の総噴出量は、2億4千万平米(東京ドーム約194個分)と見積もられています。  普賢岳の山頂近くに盛り上がった溶岩ドームは、平成8年に「平成新山」と命名され、雲仙の仁田峠にある2つの展望所からは、平成新山を間近に観察することができます。特に第2展望所からは、普賢岳だけでなく深江断層、布津断層がつくる崖が細い森になって海まで伸びている様子が観察できます。 (写真)仁田峠第2展望所から望む平成新山  次回は、「火砕流の被害…被災遺構(大野木場、上木場、千本木)」をお届けします。 島原半島ジオパークサポーター講座  島原半島の観光客と接する機会の多い店舗・事業所などを対象にジオパークの基礎知識を学べる講座を開催します。「ジオパークって何?」、「まだよく分からない・・・」という人、ぜひこの機会に参加し、島原半島ジオパークのPRにご協力ください。 受講者に「のぼり旗」と「認定証」をプレゼント! ▼とき 2月12日(火)15時から16時15分まで ▼ところ 有明公民館 ▼対象 島原半島内に店舗・事務所などを有する人または従業員 ▼講師 寺井邦久または大野希一(島原半島ジオパーク事務局専門員) ▼問い合わせ先 島原半島ジオパーク推進連絡協議会(65−5540) 国内唯一の火山学習施設 がまだすドーム(雲仙岳災害記念館)  がまだすドームは火山学習施設だけでなく、多目的ホール(入場無料)でさまざまなイベントを定期的に開催しています。ぜひ、ご家族でご来場ください。 ▼はばたけ!新春 凧大集合!  半島3市ほか県内を中心とした伝統的な凧やおもしろ凧を紹介します。 ・2月11日(月)まで (写真)迫力満点の凧 ▼神秘の地球 〜 オーロラ展 〜  オーロラをテーマに、地球の神秘的な美しさ、宇宙からもたらされる恵みを写真で紹介します。 ・2月15日(金)〜3月2日(土) (写真)神秘的なオーロラ ▼開館10周年記念 10周年を記念し、インフォメーションで割引券を提示することで、入場券が半額になります ・入場料(今なら半額) 通常 特別料金 大人 1000円 500円 中高生 700円 350円 小学生 500円 250円 ▼がまだすドーム特別入場割引券(5割引) ・有効期限 平成25年2月28日(木)まで ※本券を切り取って持参し、インフォメーションへ提示のうえ購入してください ※本券1枚で1団体までの利用となります ※他の割引との併用はできません ※清算後の払い戻しはできません ▼問い合わせ先 生きてる地球を体感!大地の鼓動に触れるジオ・ミュージアム「がまだすドーム(雲仙岳災害記念館)」 営業時間 9時〜18時(最終入館17時) 島原市平成町1−1(島原復興アリーナ隣)65-5555