つなごう!未来へ 島原半島世界ジオパーク42 島原半島ジオパーク推進連絡協議会(65−5540) ▼ジオパークであり続けるための取り組み ◎世界認定再審査に向けて  平成21年8月22日に、島原半島が国内で初めての世界ジオパークに認定されてから4年が経ちました。  今年は、世界ジオパークの再認定審査の年です。今月9日から11日にかけて、ユネスコが支援する組織「世界ジオパークネットワーク」から審査員2人が来島し、島原半島内を巡りながら世界ジオパークの再審査が行われます。世界認定時に指摘を受けた事柄が改善されているか、またジオパークの世界認定によって地域にどのような変化が起こったのかが、再審査の内容です。そこで今月は、この4年間で行われたジオパークの主な取り組みを振り返ってみます。 ◎看板類の設置  観光客がジオパークに来たことが分かるような歓迎看板や、案内者がいなくても島原半島ジオパークの魅力が伝わるような多国語の解説板の設置を推進しました。また、観光案内板をジオパークの看板に張り替えるなどの作業を行いました。 (写真)看板の設置 ◎講演会やジオツアーの開催  ジオパークという「仕組み」とジオパークの認定地域が行うべき事柄を知るための講演会や、島原半島ジオパークの魅力を体感するジオツアーを、この4年間数多く開催しました。その中でも、昨年度から事業所職員を主な対象に開催している「ジオパークサポーター講座」が好評を得ています。 ◎教育活動の充実  島原半島内の学校に通う児童・生徒を対象に、ジオパークという仕組みを活用し、噴火災害や島原半島の成り立ちを学ぶ活動を行いました。その他にも、「島原半島ジオパーク検定」を行いました。 (写真)教育活動の様子 ◎イベントの開催  島原半島は海の幸・山の幸が豊富です。これらの産物を「大地(ジオ)の恵み」と位置付けたイベントを実施し、「ジオ・マルシェ」(毎月最終日曜日)のように定期的に開催するものも生まれました。 (写真)ジオ・マルシェの世数 ◎国際会議の開催  平成24年5月、島原半島でジオパーク国際ユネスコ会議が開催されました。この会議には、過去最大となる31の国と地域から593人が参加登録を行いました。会議期間中、参加者をもてなそうと、子供たちなど半島全体で2600人を超える人が、さまざま活動を通しておもてなしを行いました。 (写真)参加者へのおもてなしの様子 (写真)参加者を出迎える人たち  世界ジオパークネットワークによる再認定審査の結果は、9月7日〜13日に、韓国の済州島世界ジオパークにて行われる「太平洋アジアジオパークネットワーク国際シンポジウム」の場において発表される見込みです。 ジーオくん「これからも「島原半島世界ジオパーク」を一緒に盛り上げていこうね!」