つなごう!未来へ 島原半島世界ジオパーク46 島原半島ジオパーク推進連絡協議会(65-5540) ジオパークであり続けるための取り組み 教育活動A  9月9日、韓国済州島世界ジオパークの場において、島原半島地域が世界ジオパークに認定されました。  皆さんのおかげで、島原半島地域はこれから4年間、世界ジオパークを名乗ることが許されました。しかし、ジオパークであり続けるためには、地域の皆さんがジオパークという仕組みについての理解をさらに深めていかなければなりません。  ジオパークという仕組みを知るためには、教育活動が必要ですが、そのうち子供たちを対象とした学校教育の事例は、8月号で紹介しました。  そこで今回は、社会教育活動の中におけるジオパークの活用事例について紹介します。  ジオパークを活用した社会教育活動は、 @座学によるジオパークの取り組みの紹介 A野外におけるジオパークの見どころの見学 の2種類に分けられます。  公民館講座などで実施する座学では、「ジオパークってなんだろう?」という皆さんの疑問に対する解説や、地域のジオパーク的な楽しみ方を分かりやすく紹介しています。  また、野外における見学会では、バスなどを活用して島原半島内の見どころを巡りながら、自然災害や食・郷土の歴史といった、人々の営みと大地の営みとの関わりを体験します。  座学も野外見学会も、専門知識を持った島原半島ジオパーク事務局の専門職員や、「ジオパーク認定ガイド」が、おもしろおかしく島原半島の見どころを紹介しています。  平成21年のジオパークの認定から平成25年7月までの間で、公民館などで行われた座学は82回で、延べ5315人が参加しました。  またジオツアーは、ジオパークの関連施設の実施分も含めると、これまで311回・延べ7421人が参加しています(ともに島原半島ジオパーク事務局の把握分のみ)。  島原半島ジオパーク事務局が提供する講座や野外見学会などに参加した地域の皆さんがこれらの座学や野外見学会に参加して感じたことを、半島外からお見えになったお客様にお伝えすれば、観光客が島原半島をジオパーク的な視点で楽しめるようになります。  つまり、ジオパークという仕組みを利用して、地域を元気にすることができるのです。  次号は、ジオパークを活用した地域振興の事例を紹介します。 (写真)認定ガイドによるジオパークの紹介(仁田団地第一公園) 島原半島ジオパークサポーター(島原半島ジオパークPR協力店)講座  ジオパークの基礎に関する講座を開催します。  「ジオパークって何だろう?まだよく分からない・・・」という人はぜひご参加いただき、島原半島ジオパークのPRにご協力ください。 ▼日時 11月19日(火)19:00〜20:15 有明公民館 講義室 ▼内容 お客様をお迎えするにあたってのジオパークの基礎知識 ▼対象者 島原半島内に店舗・事業所などを有する人または従業員 ▼受講料 無料 ▼講師 島原半島ジオパーク事務局専門員(寺井邦久(てらい くにひさ)または大野希一(おおの まれかず)) ▼問い合わせ先 島原半島ジオパーク推進連絡協議会(65-5540)