つなごう!未来へ 島原半島世界ジオパーク49 島原半島ジオパーク推進連絡協議会(65-5540) ◎ジオパークであり続けるための取り組み 地域振興B  島原半島ジオパークでは、高校生や小学生といった若い人たちも、ジオパークを利用した地域振興に参加しています。今回はその一部を紹介します。 ▼高校生ジオパーク研究発表大会  島原半島ジオパーク事務局は、毎年9月中旬に「高校生ジオパーク研究発表大会」を開催しています。この研究発表大会で最優秀賞などに選ばれた高校には「日本ジオパーク大会」への招待や、他地域のジオパークへの研修旅行などを実施し、高校生がさらに自らの研究内容を深められるよう、地域研究のサポートを行っています。 (写真)霧島ジオパークを学ぶ島原高校生徒 ▼高校生のアイデア  島原農業高校や島原商業高校では、手延べそうめん、チャンポン、カステラ、カマボコといった地域の特産品を、高校生の視点でアレンジしたメニューを発案・開発しています。そのうちのいくつかは、地元の企業やお店によって商品化されています。高校生のアイディアを地元の企業が商品化している事例は極めて画期的で、他のジオパークではまだほとんど行われていません。 ▼若い人の力で地域を元気に  雲仙小学校の子どもたちは、地域の方々が作成した「島原半島ジオパークかるた」を用いて、楽しみながらジオパークの見所を学んでいます。この取り組みは、昨年7月に行われた世界ジオパークネットワークの再認定審査の際に、2人の審査員から高い評価を頂きました。  一昨年行われた「第5回ジオパーク国際ユネスコ会議」の際には、たくさんの元気な子どもたちが、世界のお客様をもてなしました。  このような、子どもたちを中心とした若い人の活動は、確実に地域を元気にします。若い人と共に、地域全体でジオパークという仕組みを活用していきましょう。 (写真)海外から来た人をもてなす北有馬小児童 (写真)島原半島ジオパークかるた 次回は、半島外の人を対象に実施している島原半島ジオパークの取り組みを紹介します。 国立公園「雲仙」指定80周年、島原半島世界ジオパーク認定5周年 キックオフイベント 島原半島を盛り上げよう! 80歳・5歳の参加者募集  国立公園「雲仙」は、昭和9年に日本で最初の国立公園指定を受け、平成26年3月16日で80周年を迎えます。また、島原半島ジオパークは、平成21年に日本で最初に世界ジオパークの認定を受け、平成26年で5周年を迎えます。これらを記念する事業の開始にあたり、国立公園指定日である3月16日に「キックオフイベント」を開催します。 ▼とき 3月16日(日)11時〜12時ごろ ▼ところ 仁田峠第1展望所(※雨天・濃霧時は雲仙メモリアルホール) ▼応募資格 ・島原半島内在住で、今年80歳または5歳になる人 ・会場まで各自集合できる人 ▼募集人数 ・80歳になる人…島原市内から3人(半島3市で計9人) ・5歳になる人…島原市内から7人(半島3市で計21人) ※参加者には記念品があります。応募者多数の場合は抽選  応募方法など詳しくは、「国立公園『雲仙』指定80周年及び島原半島世界ジオパーク認定5周年記念事業実行委員会」(62-0655)へ問い合わせてください。