ふるさと再発見 「島原城の外郭」  一般に島原城というと堀で囲まれた本丸(天守閣が建っている所)や二の丸(島原文化会館が建っている所)をイメージしますが、本当の島原城はもっと大きく広いのです。  お堀で囲まれた部分を内郭とすれば、その外側を外郭と呼ぶことができます。  外郭の石垣は、江戸時代の島原の様子を描いた絵図にも描かれており(写真内の黒い線)、今でも残っている所があります。  具体的に見ると、南側は裁判所(大手門跡)、図書館、法務局の南側の石垣です。  島原振興局はこの外郭石垣をまたいで建っています。九州電力島原営業所前の車道の段差もこの外郭線の名残です。  東側は、上の町の山側、八尾病院下の高石垣から北に延びる石垣で、これがだんだん低くなりながら北門まで続きます。  北側は、北門町交差点南側に石垣が残っています。  西側は、第一中学校前の北側に延びる道路の脇に名残があります。  それぞれ、高さに違いはありますが、石垣で城の内外を区画し、城への出入りは七つの門でしかできない仕組みになっていました。  島原の乱では、一揆勢が城内に突入するため、大手門や桜門(一中付近)で城方と戦っています。  この外郭の内側がいわゆる「城内」で、これらを含む周辺地域は「城内一丁目〜三丁目」という名称で親しまれています。 (写真)嶋原藩士屋敷図(松平文庫蔵) クローズアップ 「島原市交通指導員」  今回、紹介するのは、幼児・児童、高齢者などの安全を図ると共に、市民の交通事故防止を目的に活動する「島原市交通指導員」の皆さんです。  交通指導員の主な活動は、児童が安全に登下校できるための見守りや交通安全の啓発のほか、精霊流し、花火大会、初市などのイベント、平成新山島原学生駅伝、県下一周駅伝大会などのスポーツ大会の交通整理などで、現在37人が活動しています。  交通指導員の皆さん方にお話を伺うと「事故をゼロにしたいという気持ちで活動しています」、「子どもたちと笑顔で挨拶を交わし、自分自身も楽しく、やりがいを感じている」などという声がありました。  縁の下の力持ちとなって、地域の安全・安心なまちづくりの推進にあたる交通指導員の皆さん。  事故のないまちづくりを目指し、一緒に活動していただける人を、市では随時募集しています。興味がある人は市民安全課へご連絡ください。 (写真)児童の登校を見守る交通指導員 (写真)平成26年度 委嘱状交付式の様子 ◎交通指導員の募集 経験がない人や女性も大歓迎です。 ▼問い合わせ先 市民安全課安全安心班(63-1111 内線242)