平成25年度の国保財政状況  平成25年度決算状況については、前年度繰越金や国保財政調整基金の取り崩しで財政収支の均衡を図りました。  今後も医療費が増加していくことで国保財政はさらに厳しさを増していくことが推測されます。 ▼歳出総額    74億2048万円  保険給付費   49億8649万円(67.2%)  拠出金・納付金 22億5132万円(30.3%)  保健事業      7463万円( 1.0%)  その他      1億 804万円( 1.5%) ▼歳入総額    75億1650万円  補助金・交付金 54億1902万円(72.1%)  国民健康保険税 14億3220万円(19.1%)  一般会計繰入金  4億 366万円( 5.4%)  繰越金 1億4215万円( 1.9%)  その他 1947万円( 0.2%)  基金繰入金 1億円(1.3%) ■依然として厳しい国保の財政状況国民健康保険(国保)は、病気やけがのときに安心して医療が受けられるように、被保険者が保険税を出し合い、必要な医療費に充てて相互に助け合う医療保険の一つです。  近年、島原市の国保財政は厳しい状況が続いています。国民健康保険特別会計(国保会計)は、平成18年度から単年度収支は赤字が続いており、国民健康保険財政調整基金を取り崩して収支を図ったところです。こうした厳しい状況の中、医療問題や健康問題についてしっかりと考え、改善に向けて取り組んでいく必要があります。 ■増え続ける医療費  国保財政の悪化には、被保険者の高齢化や医療の高度化などによる医療費の増加が影響しています。  1人当たりの医療費は、平成21年度30万9千463円でしたが、平成25年度では36万898円になっています。  一方で、平成23年度に国保税率などの改定を行いましたが、景気の悪化を背景とした被保険者の収入の減少などにより、税収が伸び悩んでいることも原因の一つとなっています。 ▼国保加入者1人当たりの医療費の推移 年 度   1人当たりの国保税 平成21年度 7万4716円 平成22年度 7万3316円 平成23年度 8万5050円 平成24年度 8万4924円 平成25年度 8万7639円 ▼国保加入者1人当たりの保険税の推移 年 度 1人当たりの医療費 平成21年度 30万9463円 平成22年度 32万6731円 平成23年度 33万7398円 平成24年度 34万6551円 平成25年度 36万 898円 ▼健康づくりに努めましょう  国保の医療費を抑えるためには、私たち1人1人が健康な体を維持することが大切です。国民健康保険では、皆さんの健康を守り、安心して生活できるように、特定健康診査・特定保健指導の実施などを行い、病気の早期発見・早期治療、重症化を抑えるなどの健康づくりを進め ています。年に1度は必ず健診を受けるなど、健康づくりに努めましょう。 ▼「ジェネリック医薬品」を活用しましょう  ジェネリック医薬品とは、低価格でありながら、新薬と同等の安全性や効能・効果が認められた医薬品のことです。  窓口での負担も減りますので、「ジェネリック医薬品希望シール」を活用するなどして、かかりつけの医療機関や薬局に相談し、積極的に 活用しましょう。 ▼問い合わせ先 保険健康課国民健康保険班 (631111内線231)