つなごう!未来へ 島原半島世界ジオパーク66 島原半島ジオパーク協議会(65-5540) ●雲仙岳災害記念館「がまだすドーム」〜世界が認めたジオ・ミュージアム〜  毎月、島原半島内のジオサイトやその見どころを紹介するこのコーナー。  今回は島原半島世界ジオパークの拠点施設になっている「がまだすドーム」です。  平成2年11月17日に始まった雲仙・普賢岳の噴火。噴火はおよそ5年間継続し、多くの災害をもたらしました。  当時、数年に及ぶ長期災害はほとんど前例がなかったことから、この噴火災害は日本の社会に強いインパクトを与えました。  平成噴火の災害の脅威や教訓を風化させることなく後世に伝え、自然災害に対する防災意識を継承することや全国から頂いた温かいご支援への感謝の気持を表すこと。また、火山に関する 学習機能を担い、島原半島の自然や歴史などの地域情報を紹介することなどを目的として、平成14年7月1日に「がまだすドーム」がオープンしました。  がまだすドームが建っている場所は、平成噴火によって生じた土砂を用いて海を埋め立てて造った土地で、噴火が始まる前は海でした。  がまだすドームの有料展示ゾーンには、赤いランプが火砕流の流れる速度を示す「火砕流の道」や、火砕流の温度をボールや目覚まし時計などの身近なもので再現し た展示など、火山噴火で生じる現象を五感で体感できるアトラクションがたくさんあります。  その中でも、がまだすドームでぜひ見てほしいのは、火砕流や土石流が流れ下る様子をコンピューターグラフィックスや振動ステージ、温風などで再現した「大噴火シ アター」です。大噴火シアターを見ると、今は見ることのない雲仙・普賢岳の噴火や、当時の町の様子が疑似体験できます。  また、江戸時代に発生した大災害「島原大変」を立体紙芝居で再現した「島原大変劇場」も、ぜひとも体験したいアトラクションです。  これから夏休みが始まります。今年の夏はぜひ家族で「がまだすドーム」を見学してみませんか。展示を見たり、語り部さんの講話に耳を傾ければ、新たな発 見があるかもしれません。  次回は南島原市の「土石流被災家屋保存公園」を紹介します。 (写真)火砕流の速度が体感できる「火砕流の道」 (写真)被災した地域を再現した「焼き尽くされた風景」 ●「がまだすドーム」からのお知らせ ○夏の暑い日はがまだすドームにレッツゴー!  好きな色を選んで「花の壁かざり」を作りませんか。皆さんの来館をお待ちしています。 ▼期 間 7月20日(月)まで ▼場 所 がまだすドーム      工作コーナー ▼参加費 一人300円(有料ゾーン入館者250円) ○粗品をプレゼント  8月31日(月)までの期間、「広報しまばらを見た」と言えば、有料展示ゾーンへの入館者に粗品(数量限定・先着順)をプレゼントします。  ぜひ、がまだすドームにお越しください。 ▼問い合わせ先 がまだすドーム(65-5555)