島原市の上水道事業
島原市上水道事業は、昭和32(1957)年12月に創設認可を取得し、計画給水人口25,000人、計画一日最大給水量5,500m3/日で昭和35(1960)年9月から給水を開始しました。その後、需要や区域の拡大に対応するための施設拡張を行ってきており、これまでに計7回の変更認可を受けています。
平成26(2014)年4月に有明町簡易水道事業、平成29(2017)年4月には油掘・長貫簡易水道事業を統合しました。また、水道未普及地区であった礫石原地区を平成28(2016)年5月、広高野地区を平成29(2017)年3月、立野地区を平成30(2018)年4月に統合し、現在は、計画給水人口44,400人、計画一日最大給水量21,500 m3/日で事業を運営しています。
島原市の簡易水道事業
島原市の簡易水道事業は、中木場簡易水道事業の1事業があります。
◯中木場簡易水道事業
中木場簡易水道は、背後にそびえる眉山の豊富な湧水を水源として、昭和43(1968)年6月に創設認可を取得し、計画給水人口2,000人、計画一日最大給水量369m3/日で昭和44(1968)年6月から給水を開始しました。しかし、平成3(1991)年6月の大火砕流に伴い、水道施設としての機能を喪失しました。
その後、復興計画が進み、集団移転者用の仁田団地やスーパー治山ダムの整備とあわせ、平成5(1993)年4月に計画給水人口2,500人、計画一日最大給水量1,000m3/日の認可を取得し、水道機能を回復しました。また、平成15(2003)年には、原水水質、pH値(水素イオン濃度)の水質改善対策として曝気処理施設を整備し、現在に至っています。