協議会活動報告
平成29年度協議会活動報告について

事業の実施状況

 民間事業者や農業高校と連携し、薬草料理や薬草菓子など、薬草製品の商品化に向けた取組みを行った。
 また、薬草と島原の資源である豊富な湧水や温泉などと組み合わせた企画として「JRウォーキング」「長崎・島原ヘルシービューティツアー」の実施や、更なる薬草の普及と情報を発信するため、旧島原藩薬園跡を核とした「しまばら薬草フェア」を開催し、薬草のおもてなしにより「薬草島原」の魅力をPRした。

(主な取組)
1.薬草商品の加工・商品化に向けた取組み
   ※平成29年度開発された新商品

 (1) 薬草・健康スイーツ(菓子)、料理
  ・手づくりつくだに 島原まぜまぜ   にぼし、かつお、ごま、コンブ (北田物産)
  ・しまばらドロップス タンポポ&柿種くろやき (島原薬草健合同会社)
  ・しまばらCandy MIX30               (島原薬草健合同会社)
  ・しまばらCandy ノブドウ 15            (島原薬草健合同会社)
  ・プレミアムパウダー 柿種くろやき入      (島原薬草健合同会社)
  ・大人の飲むゼリーSHIMABARAICHIGO シマバライチゴ(島原薬草健合同会社)
  ・大人の飲むゼリーSHIMABARA MENAMOMI メナモミ (島原薬草健合同会社)
  ・シマバライチゴ有機和紅茶                (島原百草の郷)
  ・サフラン有機和紅茶                    (島原百草の郷)
  ・まるごとカボチャパン                    (島原農業高校)


(手づくりつくだに 島原まぜまぜ)

(プレミアムパウダー 柿種くろやき入)


(大人の飲むゼリー)

(有機和紅茶)


 (2)薬草料理のホテル・レストラン等提供推進
  モニターツアー「長崎・島原ヘルシービューティツアー」参加者へ、リスト
  ランテ・アルレッキーノにおいて、舞岳山荘の農園で栽培している各種
  薬草を用いた季節の薬草料理が提供された。




  (3)薬草茶
   島原薬草健合同会社でノブドウ、タンポポを使用したブレンド茶が商
   品化されている。JRウォーキングや薬草フェア時において、商品化
   されている薬草茶の試飲を行い、薬草の効能の周知と併せ、商品の
   普及を図った。


(島原薬草健合同会社のブレンド茶)

(ノブドウ茶とヨモギクッキー)

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2.薬草商品販売普及・情報発信の取組み

 (1)JRウォーキングにおけるおもてなし
   健康志向に伴いウォーキングと観光を結び付けたイベントとしてJRウ
  ォーキングが開催されている。
   今回、ジオマルシェとの連携によるJRウォーキングにおいて、島原駅
  を起点として、島原外港をチェックポイントとすることで、県内外から訪
  れる
  方々に薬草茶や薬草飴等のおもてなしを行い、広く島原の薬草の魅力
  をPRした。

  ① 実施主体      JR九州
  ② 共催         しまばら観光おもてなし課、産業政策課、
                島原健康半島構想推進協議会
  ③ 開催日・会場    平成29年10月14日(土)
                島原外港公園(ジオマルシェと連携)
  ④ 来場者数      チェックポイント通過者 500名
   ・薬草(野葡萄)茶と薬草飴の無料提供
   ・スタート地点(島原駅)にて薬草健合同会社による薬草関連商品販売

(島原駅 スタート地点)

(外港公園 チェックポイント)

 (2)「しまばら薬草フェア」の開催 
   島原半島内の薬草関連商品や薬草料理の販売店、観光施設事業者
  と連携を図り、「旧島原藩薬草園跡」を核として、薬草島原の魅力を観
  光素材と併せ、市内外へ向け情報発信した。

  ① 実施主体  島原健康半島構想推進協議会
  ② 開催日    平成29年11月4日(土)~5日(日)9:00~15:00
  ③ 会場   旧島原藩薬園跡
  ④ イベント内容 【入場者:4日300名、5日500名 計800名】
    ・オープニングコンサート4日
     島原農高和太鼓、Rueさんハープ演奏
    ・薬園あるき講座4日 薬草タンポポ女子部        (20名)
    ・薬園あるき講座5日 長崎国際大学薬学部 正山教授 (30名)
    ・櫨ろうとヨモギの石鹸づくり体験         (両日とも80名)
    ・和ろうそくティーキャンドルづくり         (両日とも50名)
    ・薬草茶の無料提供                (両日とも300杯)
    ・秋の七草がゆ無料提供             (両日とも250食)
    ・農業高校薬草プロジェクト発表と試食および販売   (100名)
    ・薬草草木染(ハゼの木の木部染料)            (30名)
    ・らくらく健康体操 5日2回          (参加者2回で80名)
    ・薬草薬木を育てよう 5日                   (50名)
    ・同時開催:健康ウォーキング4日 ※保健センター共催 (80名)

(薬園あるき講座)

(薬草茶、粥を提供)


(らくらく健康体操)

(薬草石鹸づくり体験)


(農業高校 新商品発表)

(櫨の木染体験)

  ◆薬草マルシェ 
  SQ(スペシャルクオリティ)協会ほか、薬草関連商品販売店PR 7店舗
   ・めんの山一・山口屋染物店・明月堂・ふげん屋・一高本舗
   ・薬草健合同会社・島原農業高校家庭科学部

 

 

 (3)「長崎・島原ビューティツアー」の開催
   市内ホテル事業者、温泉施設事業者、観光施設事業者と連携を図
  り、「長崎・島原ヘルシービューティツアー」を実施した。

  ① 主催    アヴァンティ(広告代理店)
  ② 共催    島原健康半島構想推進協議会、しまばらブランド営業課
  ③ 開催日   平成29年11月4日(土)~5日(日)
  ④ 行程  
    4日(土) 普明庵(昼食) → 武家屋敷 → 島原城
         → 山﨑酒造本店 → 江東寺(ヨガ体験)
         → アルレッキーノ(夕食) → シーサイド島原(泊)
         → 天体観望満月お月見
    5日(日) シーサイド島原 → 四明荘・清流亭
         → 百草の郷(プチ美容セミナー) → フラワー公園・物産館
         → 漁人市場とっとっと(昼食) → 海産物センター島原きた田
          → 足湯「美人の湯」
  ⑤ 参加者   20人(福岡方面)  20代~60代の女性
  ⑥ 参加料   14,800円(一人あたり)


(薬草フェアで薬草商品の試食)

(宿泊ホテルの中庭で満月を観望)

(アルレッキーノのヘルシー料理コース)

(百草の郷 プチ美容セミナー)

 (4)メディア等による情報発信
   〇薬草フェアのチラシ、ポスターの作成
    ・新聞朝刊に折りこみ 約15,000世帯
    ・市広報11月号裏表紙にイベント告知掲載
    ・ポスター50か所以上に100枚掲示、チラシ5,000枚設置
    ・島原新聞、長崎新聞ほか事前掲載および開催後の掲載
   〇メディアによるPR
    ・アヴァンティ 10月号 e-avanti(イベント読者モニター告知)
    ・FMしまばら 告知リポート、当日生リポート
    ・ケーブルテレビ島原 とれまる島原放送
    ・市政記者室による告知、薬草会ほか出店参加企業やイベント講
     師等の個人のフェイスブックによる告知、情報発信
    ・防災行政無線放送

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3.薬草栽培育成の取組み
  栽培地において、需要が見込まれるような複数の薬草を育成するとと
 もに、薬膳料理への活用を図った。

  (1)シマバライチゴの育成管理
     スイーツや料理、サプリメント等への活用

  (2)薬用植物(ハーブ・草花)などの植栽、育成管理
     薬草フェア、ツアー時の料理に活用

(舞岳山荘ハーブ園 シマバライチゴの栽培地)

(舞岳山荘 桑の栽培地)