メールマガジンしまばら |
平成27年6月1日 第139号
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市長のコラム
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災害を忘れずに 6月3日「いのりの日」
島原市民にとって、決して忘れることができないあの忌まわしい雲仙・普賢岳噴火の大火砕流惨事からまもなく丸24年を迎えます。
大火砕流により尊い犠牲となられた44名の方々の無念の思いとご遺族の深い悲しみに思いをいたす時、耐え難い痛惜の念がこみ上げてまいります。ここに謹んで哀悼の誠を捧げます。
今年も、午前8時30分から午後6時まで、市内仁田町の仁田団地第一公園内に献花所を設けますので、多くの皆様の献花をお願いいたします。また、災害発生時刻の午後4時8分には、防災行政無線により全市内にサイレンを吹鳴いたしますので、黙とうをお願いいたします。
思い起こしますと、平成2年11月、198年ぶりの噴火に始まり、翌年6月3日に多くの死者・行方不明者を出す大火砕流惨事、私も当時消防団員として共に警戒に当たっており、同志であった消防団員12名の方々をはじめとする尊い人命を失った悲しみ、また、子供たちも含め多くの市民がこの先どうなるのか不安に怯えていた光景は、今も深く心に刻まれています。その後の相次ぐ土石流や火砕流、降灰により、多くの市民の皆様が長期にわたる避難生活を強いられ、社会的・経済的に甚大な被害を受けました。
5年にも及ぶ災害の連続と、終息から復興への長い道のりではありましたが、国・県をはじめ全国から多くの皆様の温かいご支援を支えに、市民皆様の「ふるさと島原を蘇らせたい」という強い思いが行政と一体となって、今日の復興を成し遂げることができました。
しかしながら、災害から24年が経過した今、災害の記憶も少しずつ薄らぎつつあるのも事実です。こうした時の流れを踏まえ、島原市では6月3日を「いのりの日」として位置付け、雲仙・普賢岳噴火災害により犠牲になられた方々を慰霊し、噴火災害を風化させることなく、災害教訓を後世に伝えていく決意を新たにする日としております。
当日、市内各小・中学校ではそれぞれ「いのりの日」の集会を開催し、当時の災害や復興の過程などを学ぶこととしております。
また、噴火災害と復興の貴重な経験を通して学んだ「生命・きずな・感謝の心」をこれからもずっと大切にしながら、「人と火山が共生する」島原半島の更なる飛躍に向け、島原半島世界ジオパークを核とした地域の活性化と災害に強いまちづくり、防災教育の充実などに取り組んでまいりたいと存じます。
引き続き皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。
島原市長 古川 隆三郎
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トピックス
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平成27年5月20日(水)
5月20日、台風や梅雨などの災害が起こりやすい時期の前に防災関係7機関とともに船津地区などの危険個所を視察しました。
この視察は、関係機関相互の共通認識を図ると共に、災害発生時の迅速な連携や対応に寄与することを目的として毎年行っているものです。
今回、実施した視察では、船津地区の高潮対策、溶岩ドーム崩落対策、眉山の治山対策などの説明を受けました。
災害時には関係機関が互いに連携し対応していくことが必要ですが、市民の皆さんには、まずは自分自身の安全は自分で守って頂き、また常日頃からご近所との絆を深めて頂きたいと思います。
そのような地域力が強い地域は、防災力も強い地域だと思います。
市としても防災関係の情報は的確・冷静に判断し、的確かつ迅速に情報伝達できるよう努めて参ります。

船津地区の視察
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水無川流域の視察

眉山渓谷の視察
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平成27年5月27日(水)
特定健診ラッピングバス
5月27日、特定健診ラッピングバスの披露式がありました。
これは、特定健診のPRを施したラッピングバスを市内の2路線を走らせ、その周知を行い特定健診の受診率向上を図るものです。
年に1度は「特定健診」を受けましょう!
そして、今年度から「いきいき健康ポイント」制度が始まりました。
特定健診のほか、様々な健診や日頃からの健康づくりの活動をポイントにして、島原の素晴らしい特産品が当たる制度です。
特産品だけでなく、健康も手に入れてもらえればと思います。
また、本日の披露式には、健康づくり推進員の皆様も出席していただきました。ありがとうございました。

特定健診ラッピングバス披露式
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健康づくり推進員の皆さんと記念撮影

特定健診ラッピングバスの車内でもPR
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主な行事案内
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平成27年6月前半の主な行事予定表
月 |
日 |
曜 |
時 |
分 |
内容 |
場所 |
担当課 |
6 |
2 |
火 |
13 |
00 |
行政相談 |
市民相談センター |
市民安全課 |
6 |
3 |
水 |
8 |
30 |
いのりの日(献花所設置) |
仁田団地第一公園 |
秘書人事課 |
6 |
3 |
水 |
13 |
00 |
行政相談 |
有明福祉センター |
市民安全課 |
6 |
4 |
木 |
10 |
00 |
特設人権相談 |
会場1:森岳公民館 会場2:有明福祉センター |
市民安全課 |
6 |
6 |
土 |
10 |
00 |
水道週間街頭キャンペーン |
ウィルビー(湊町)・エレナ(北門)・まるたか(有明町釘崎) |
水道課 |
6 |
7 |
日 |
8 |
00 |
市民清掃 |
市内全域 |
環境課 |
6 |
7 |
日 |
8 |
00 |
島原ふるさと特産市 |
有明の森フラワー公園 |
しまばらブランド営業課 |
6 |
7 |
日 |
10 |
00 |
全国龍馬社中九州ブロック大会 講演会 |
島原文化会館 |
社会教育課 |
6 |
7 |
日 |
10 |
00 |
お口の健康まつり |
島原市保健センター |
保険健康課 |
6 |
14 |
日 |
8 |
50 |
市中体連武道・球技大会 |
島原市内 |
学校教育課 |
6 |
15 |
月 |
13 |
00 |
不動産に関する相談 |
市民相談センター |
市民安全課 |
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お知らせ
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6月3日は「いのりの日」
多数の死者・行方不明者を出した「雲仙・普賢岳噴火災害」の大火砕流から6月3日で丸24年となります。
火砕流でお亡くなりになられた方々に哀悼の意を表するため、献花所の設置などを行います。
◎献花所の設置
献花用の菊を準備しますので、献花をお願いします
▼と き 6月3日(水)
▼ところ ・「雲仙普賢岳噴火災害犠牲者追悼之碑」前(仁田団地第一公園内)
※午前8時30分から午後6時まで
・「消防殉職者慰霊碑前」(島原復興アリーナ海岸側)
※午前8時から午後5時まで
◎市民黙祷
多数の犠牲者が出た火砕流の発生時刻、午後4時8分にサイレンを吹鳴しますので、市民皆さんの黙とうをお願いします
◎半 旗
国旗を掲げている事業所などは、半旗での掲揚をお願いします
◎自衛隊ヘリコプターおよび装甲車などの説明
▼と き 6月3日(水) 午前9時から午後4時30分まで
▼ところ 消防殉職者慰霊碑前(島原復興アリーナ横)
▼内 容 雲仙・普賢岳災害で活躍した陸上自衛隊ヘリコプターおよび装甲車について説明を行います
▼問い合わせ先 秘書人事課秘書広報班(電話63-1111 内線124)

献花所(雲仙普賢岳噴火災害犠牲者追悼之碑前)
◎「第9回いのりの灯」
雲仙岳災害記念館では、未来を担う子どもたちへ噴火災害の伝承を目的に「第9回いのりの灯」を開催します。
▼と き 6月3日(水)
午後5時20分~午後8時
▼ところ 雲仙岳災害記念館
▼内 容 キャンドル点灯式、コンサートなど
▼問い合わせ先 雲仙岳災害記念館(電話 65-5555)

「いきいき健康ポイント」制度が始まりました!
40歳以上の市民の皆様が日頃から取り組んでいる健康づくりでポイントを集め、島原市の特産品(スペシャルクオリティ商品)が当たる制度が始まりました。
▼応募資格など
・40歳以上の市民
・健康づくりを実践し50ポイント以上集めた方
・健診やがん検診などは1つ以上の受診が必須です
※応募は、1人1回
▼ポイントを貯める期間 6月1日(月)~11月30日(月)
▼応募期限 12月18日(金)まで
▼応募先 島原市保健センター、有明保健センター
▼抽 選 1月に実施する「健康しまばら21推進大会」で行います
▼問い合わせ先 島原市保健センター(電話 64-7713)

~「いきいき健康ポイント」対象~
6月1日から特定健診が始まります
▼対象者 ・40歳から74歳までの国民健康保険に加入している人
・30歳、または35歳の国民健康保険に加入している人(「節目検診」)
・後期高齢者医療保険に加入している人
▼健診期間
・集団健診 6月9日(火) ~ 7月17日(金)
・個別健診 6月1日(月) ~ 11月30日(月)
▼持参するもの ・受診券(対象者に送付)
・国民健康保険証、
または後期高齢者医療保険証
・介護保険の保険証(持っている人のみ)
▼問い合わせ先 有明保健センター( 電話 68-5335 )

「精霊流し行事」各種支援
精霊流し行事実施協議会では、本年度から伝統行事「精霊流し」の継続・活性化を図るため、次の支援を実施しています。
▼精霊船台車作製の支援(申込期限 6月19日(金)まで)
・助成の額 台車作製に要する経費の2分の1(5万円を上限)
▼精霊船の担ぎ手ボランティアの募集(申込期限 6月19日(金)まで)
・応募資格 4月1日時点で満18歳以上の人(高校生不可)
・募集人数 50人程度
・活動内容 精霊船の担ぎ手、切子灯ろうの飾り付けなど
▼精霊船の担ぎ手ボランティア派遣先の募集(申込期限 6月19日(金)まで)
精霊船の担ぎ手ボランティア派遣を希望される個人、自治会・町内会の募集
▼精霊船作製支援(申込期限 9月15日(火)まで)
・助成の額 精霊船の作製に要する経費(2万円を上限)
▼申し込み・問い合わせ先 精霊流し行事実施協議会 (しまばら観光おもてなし課内)
(電話63-1111 内線212)

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