メールマガジンしまばら
平成22年9月1日 第25号 
市長のコラム

長崎県・中国訪問に参加して―市場開拓と友好交流の可能性

島原市長 横田 修一郎 

北京市内の百貨店・波佐見焼ブースにて

 8月16日から20日まで、中村法道知事を団長とした「中国駐長崎総領事館開設25周年記念及び上海国際博覧会交流促進長崎県中国訪問団」の一員として、中国・上海市と北京市を訪問しました。私にとっては、上海に4年ぶり、北京に5年ぶりの訪問となりましたが、北京オリンピックや上海国際博覧会開催の多大な影響もあって、都市部の変貌ぶりにまず驚きました。
 総勢67名からなる訪問団は、上海市人民政府の表敬訪問に始まり、中国政府(習近平国家副主席)への表敬訪問、上海国際博覧会への視察、中国駐長崎総領事館開設25周年記念祝賀会への出席等々を精力的に行い、中国と長崎との深い交流の歴史や、今や全世界から注目を浴びる中国の経済や文化、観光や物流などに直接触れることができ、大変有意義な機会となりました。

習近平中国国家副主席を表敬訪問

 島原に因む話としては、初日に、全国人民代表大会の※学平常務委員会常務委員に表敬訪問を行いましたが、去る7月30日に市内の中学生15名が上海市静安区「育才初等中学校」を訪れて交流を行い「長崎県上海友好の館」を訪問したことのお礼を述べた際、常務委員の方から、来年からは同館に宿泊し、今後さらに交流を深めていくことを勧めていただきました。(※の字は、「龍」の下に「共」)また、上海市人民政府外事弁公室の呉金蘭副主任からは、島原市が希望すれば、上海市内及びその近郊の町との友好交流協定の締結などに尽力したい、というありがたいお話もいただきました。
 18日に、北京市内の大通りにある巨大な「新光天地百貨店」を訪問しましたが、ここでは2008年に長崎物産展が1ヵ月間開かれて好評を博し、今年は波佐見焼のショップがオープンして日本の2.8倍くらいの値段で売れて採算がとれているとのことでした。また、本市内の酒造場の清酒「まが玉」も本年、東京の商社を通じて北京市での販売ルートに乗り、現在、商品が輸送中との説明を長崎県の物産流通推進副本部長からお聞きしました。中国市場開拓の先鞭をつけた島原産物の朗報に胸が踊りました。


北京市内の百貨店で販売されている波佐見焼

 上海国際博覧会で日本館には3時間待ちの長蛇の列が続いているそうですが、館内では、日本の映像技術の粋を集めた3次元CGによって「トキ」を題材にした、日中の相互の取り組みによる自然保護の映写などが感動を与えてくれました。
 帰国日を含め、アッと言う間の5日間でしたが、今回の訪問を通じて、中国のすさまじい発展や、長崎県と中国との経済・文化交流もどんどん進展して来ていることを肌に感じ、島原の物産も中国市場に着実な第一歩を記そうとしていることを大変誇りに思うと同時に、そのような積極果敢なセールスの重要性も痛感しました。
 また、今回の訪問は、今夏の、島原市からの中学生の中国訪問を契機に上海市等との友好の輪が広まり、ひいては本市と関係自治体等との人的、物的な友好交流へ、さらには姉妹都市的交流へと繋がっていくきっかけにしたい、との思いを強くした、大変意義ある訪問でありました。
 今回の貴重な経験を、本市施策をグローバルな視点からも押し進めていくきっかけにしたいと考えております。
 
上海国際博覧会 日本館内
 
上海国際博覧会 中国館


上海国際博覧会 日本館内
 

上海の夜景



トピックス

平成22年8月18日(水)
国学院大学剣道部 来島

 国学院大学剣道部の皆さんが、8月18日から8月23日まで復興アリーナや市体育館で合宿を行うため来島し、地元のちびっ子剣士や父兄が出迎える中、歓迎セレモニーを行いました。
 林田光弘監督のお話によると「剣道部の中には島原高校出身者が7名います」とのことでした。
 暑い中、疲れるかもしれませんが、練習後は島原の美味しいものを食べ、島原温泉で疲れを癒した後は、北辰一刀流の坂本龍馬も歩いた島原の街並みを散策していただきたいと思います。
 2年後の「長崎がんばらんば国体」で、地元の代表者となれるよう頑張ってください。








平成22年8月21日(土)
世界ジオパーク認定1周年記念シンポ開催

 この8月、島原半島ジオパークの世界ジオパークネットワーク加盟1周年を記念して、雲仙市内のホテルで記念シンポジウムを開きました。半島内外から200名を越す皆様の参加をいただき会場も満杯となる中、私も雲仙市長、南島原市長らとともにパネリストとして参加しました。冒頭、国交省(九州)の観光まちづくりアドバイザー会議座長の片岡力先生の講演では、今の「団塊の世代」は知的で、各地を観光して様々な体験が豊富であり、従来の受け皿では通用しない。宿泊施設がしっかりしているか、案内が出来るか、といった受け入れ態勢の充実が大きな課題であることなどのアドバイスをいただきました。
 続くパネルディスカッションで、元・長崎県東京事務所副所長の板山照子先生からは、まず、東京のメディアは島原半島ジオの存在をほとんど知らないという現実の話があり、島原情報をメディアの力を借りてどんどん発信してほしいこと、半島内観光案内機能の一本化をぜひ進めてほしいことなどを力説されました。
 アッと言う間の約2時間半でしたが、先生方から多くのアドバイスや叱咤激励をいただき、また、3市のさらなる連携の必要性も痛感しつつ、当面、平成24年5月に開催予定の「ジオパーク国際ユネスコ会議島原大会」の成功に向け全力を挙げていく決意を新たにしました。















平成22年8月24日(火)
島原農業高校、観光甲子園へ

 島原農業高校から全国高校生「観光甲子園」観光プランコンテストと学校農業クラブ全国大会の出場報告にいらっしゃいました。
 観光プランコンテストとは高校生が主役となって地域をアピールする「地域観光プラン」を募集するコンテストです。
 島原農業高校のプランは、島原半島ジオパークをメインの題材に、自然を知らない都会の子どもたちが修学旅行などで農業や食品製造を農業高校生と共に取り組む内容で、書類選考を勝ち抜き、九州で1校のみ8月29日の本選出場だそうです。
 また、学校農業クラブ全国大会プロジェクト発表は、一般企業と共同で開発した「スープ生姜めん」の発表で、九州大会で最優秀賞を受けて10月の全国大会に出場します。
 島原農業高校は今までも「ろくべえカステラ」など評価の良いお菓子を作成していますので、自信を持って発表してもらいたいと思います。また、この機会に島原を全国にPRしていただきたいと思います。

※島原農業高校は、8月29日に兵庫県で行われた観光甲子園本選の結果、優秀作品賞・西宮市長賞を受賞しました。おめでとうございます。







主な行事案内
平成22年9月前半の主な行事予定表

※この表は、8月27日現在の予定です
内容 場所 担当課
9 2 9 00 ねんきん定期便等相談所 市民窓口Gロビー 市民窓口G
9 4 9 30 島原半島ジオパークガイド養成講座(中級)第1回 雲仙やまびこ会館 観光ジオパークG
9 5 8 00 市民清掃 旧島原市地域 環境G
9 5 10 30 第1回島原市民親睦ソフトバレーボール大会 市体育館 文化スポーツ振興G
9 7 13 00 行政相談 市民相談センター 市民相談センター
9 9 9 00 ねんきん定期便等相談所 市民窓口Gロビー 市民窓口G
9 11 9 30 島原半島ジオパークガイド養成講座(中級)第2回 雲仙やまびこ会館 観光ジオパークG
9 11 10 00 島商ップオープン 一番街重松花屋横 産業政策G
9 11 10 00 小・中学校合同科学作品展(至12日) 島原文化会館 学校教育G
9 11 13 00 市介護予防推進フォーラム 島原文化会館 保険・健康増進G
9 12 10 00 敬老祝賀会(杉谷地区) 杉谷公民館 福祉保健総務G
9 12 11 00 ジオパークミニ講座(小・中学校合同科学作品展内、2回目13:30〜) 島原文化会館 観光ジオパークG
9 14 13 00 行政相談 市民相談センター 市民相談センター
G = グループ



 お知らせ
第31回 しまばら温泉不知火まつり 参加者募集

 今年で31回目を迎える「しまばら温泉不知火まつり」が、10月16日(土)・17日(日)に開催されます。
 「しまばら温泉不知火まつり」では、参加者・来場者に楽しんでいただけるような様々なイベントを行い、まつりを盛り上げて参ります。
 また、本年の市中パレードのコースとして、昨年まで開催しておりました島原城堀端コースを、島原城をスタートし白土湖をゴールとするコースへと変更いたしました。
 そんな元気いっぱいな参加者を下記のとおり大募集いたしますので奮ってご参加ください。

10月16日(土) 前夜祭
●日 程 平成22年10月16日(土) 18時〜
●会 場 島原文化会館
●応募条件 島原半島内の各種団体
※応募多数の場合は、主催者で出演団体を決定します。
●応募期限 平成22年9月10日(金)
●応募方法 申込書に必要事項を記入のうえFAX・郵送で申し込みください。
●応募用紙 前夜祭応募用紙
 
10月17日(日) 市中パレード
●日 程 平成22年10月17日(日) こども隊13時〜  本隊13時30分〜
●コース 【こども隊】 県酒販売→白土湖前
【本  隊】 島原城→図書館前→県酒販前→白土湖前
●出演区分 こども隊、島原音頭、踊りパレード、山車競演
●応募期限 平成22年9月10日(金)
●応募方法 申込書に必要事項を記入のうえFAX・郵送で申し込みください。
●応募用紙 市中パレード応募用紙
 
10月17日(日) キリシタン行列
●日 程 平成22年10月17日(日)  本隊13時30分〜
●コース 島原城→図書館前→県酒販前→白土湖前
●行列配役 天草四郎、参謀、侍大将、農民、娘子軍
遣欧使節、キリシタン大名、宣教師、護衛、重臣
 ※天草四郎のみ馬に乗って参加します。
●応募条件 パレードに参加出来る健康な人
●応募期限 平成22年9月10日(金)
●応募方法 申込書に必要事項を記入のうえFAX・郵送で申し込みください。
●応募用紙 キリシタン行列応募用紙
 
10月17日(日) 島原城フリーマーケット
●日 程 平成22年10月17日(日)  10時〜15時
●会 場 島原城
●出店条件 1人1枠のみ(2m×2m)
業者の出店は不可
●出店料・募集枠 無 料/先着30枠
●応募方法 申込書に必要事項を記入のうえFAX・郵送で申し込みください。
●応募用紙 フリーマーケット応募用紙
 
10月17日(日) 島原城物産市
●日 程 平成22年10月17日(日)  10時〜15時
●会 場 島原城
●出店条件 島原市内にお店がある。または、地元団体の出店に限る。
1店1枠のみ(3m×3m)
スペースを空けておくだけですので、テントなどは各自で準備してください。
●出店料・募集枠 無 料/先着30枠
●応募方法 申込書に必要事項を記入のうえFAX・郵送で申し込みください。
●応募用紙 物産市応募用紙
 
ミス島原
●応募資格 満18歳以上の未婚女性で島原半島に在住している方
●応募方法 推薦または自薦
応募用紙に必要事項を記入し、最近5カ月以内の写真を添付し応募してください。
●応募締切 平成22年9月24日(金) ※当日の消印まで有効
●お申込み先 島原商工会議所
 島原市高島二丁目7217 TEL0957-62-2101
島原市観光・ジオパークグループ
 島原市上の町537 TEL0957-63-1111(内線212)
島原新聞社
 島原市中町865 TEL0957-62-5141
●審査 申込者全員に各界の代表による面接を行い厳正に決定します。
●選彰式・パレード ミス島原2名は10月16日(土)の前夜祭で選彰し、翌17日(日)まつりパレードに参加していただきます。
●賞金等 1.賞金 15万円(ほかに賞状・トロフィー)
2.協賛商社から盛りだくさんの副賞
3.推薦者賞として推薦者に3万円と副賞
●応募用紙 ミス島原応募用紙

【本件に関する問い合わせ】
 
島原市役所 観光・ジオパークグループ
 〒855-8555 島原市上の町537番地
 TEL 0957-63-1111 (内線214)
 FAX 0957-62-8006
 メールアドレスkanko@city.shimabara.lg.jp




子育て支援講座を開催します
 あなたらしい「子育て」を見つけてみませんか?

 この講座は「ノーバディーズ パーフェクト プログラム」に基づき、親が持つ子育ての力を強め、子どもが健康に育つように考えられたもので、お互いの体験や不安を話し合いながら進めていきます。
 子育てに疲れている人やもっと子育てを楽しみたい人、自信をもって子育てしたい人など、自分流の子育てについて考えてみませんか?


◆とき・ところ
コース名 と   き ところ 担当保育所など
Aコース
(毎週金曜日)
10月1日・8日・22日・29日、
11月5日・12日・19日・26日
森岳公民館 春陽保育園
Bコース
(毎週火曜日)
10月5日・12日・19日・26日、
11月2日・9日・16日・30日
児童館 子育て支援室
Cコース
(毎週水曜日)
10月6日・13日・20日・27日、
11月4日(木)・10日・17日・24日
森岳公民館 ひかわ第一幼稚園
Dコース
(毎週水曜日)
10月6日・13日・20日・27日、
11月4日(木)・10日・17日・24日
有明公民館 清華保育園
こども支援グループ
Eコース
(毎週木曜日)
10月7日・14日・21日・28日、
11月4日・11日・18日・25日
児童館 白山保育園
児童館
Fコース
(毎週金曜日)
10月22日・29日、
11月5日・12日・19日・26日、
12月3日・10日
安中公民館 こども支援グループ
 ※各コースとも参加者の希望内容でテーマが決まります
 ※コースは一つだけ選択できます
◆時間 全コース10時から12時まで
◆募集人数 各コース14人(申し込み多数の場合は抽選)
◆対象者 0歳から小学校就学前までの乳幼児の親で、原則として全日程(8回)参加できる人
※事前に申し込むと無料で託児ができます
◆参加料 無料
◆申込期限 9月17日(金)まで
◆申し込み・問い合わせ先
 ・Aコース 春陽保育園(62-5556)
 ・Bコース 子育て支援室(62-4015)
 ・Cコース ひかわ第一幼稚園(62-4420)
 ・Dコース 清華保育園(68-1163)
 ・Eコース 白山保育園(62-2401)
 ・Fコース、各コース共通 こども支援グループこども福祉班(63-1111 内線276)
 


【本件に関する問い合わせ】
 島原市役所 こども支援グループ こども福祉班
 〒855-8555 島原市上の町537番地
 TEL 0957-63-1111(内線276)
 メールアドレスkodomo@city.shimabara.lg.jp





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